装いも新たに

中公文庫で『論語』が出ました。貝塚茂樹訳です。

「あれっ、これって前にも出ていたはず……」と思って、わが家の書架を眺めてみたら、やはりありました。同じく中公文庫の『論語』です。

架蔵しているのは1973年7月10日初版で1990年11月30日の第22刷でした。一年に一階以上半を重ねているロングセラーですね。その後何刷まで行ったのか知りませんが。

そして今回のものは2020年3月25日発行の改版で、倉橋由美子のエッセイと索引が巻末についているのが旧版との違いでしょうか? 文字も少し大きくなっているようで、ページ数も少し増えています。厚みはそれほど変わらないので、紙が薄くなっているのでしょう。

あと、旧版は天がアンカットでしたけど、現在の中公文庫はきれいに研磨されているのですね。そんな違いもありました。

2020年4月4日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

母と子の絆?

少し前に、市の健康センターからDMが届き、風疹の無料診断をやってくれるとありました。本当に無料なのか、よくわからなかったので、近所の掛かりつけの医院へ行った折に、そのDMを持っていって聞いてみました。

聞くところによると、東京オリンピックが始まる前に、風疹の蔓延があるとマズいので、急いで出来る限り予防接種(?)を受けさせようという政策の反映なんだそうです。そういうことかと思って話を聞いていたのですが、果たしてあたしは過去に風疹の予防接種をしていたでしょうか?

そんなこんなは母子手帳を見ればわかるのか、医院で「母子手帳、持っていたら持ってきて」と言われ、もちろんそんなもの普段から持ち歩いているわけはないので、帰宅後母に聞いてみました。

いや、あたし、自分の母子手帳なんて見たことないんですけど(汗)。それに、あたしの時代って、母子手帳なんてあったのでしょうか、という根本的な疑問も持っていたのですが、母に言わせると、押し入れか箪笥のどこかに閉まってあるはず、というではないですか。

あたしが仕事へ行っている間に、半日がかりで母が探し出したのがご覧の母子手帳です。

発行は昭和42年の4月21日。あたしが生まれたのが6月24日ですから、2か月前になります。今でも、だいたいこれくらいなのでしょうか?

ページをめくると面白いことがわかりました。

あたしは上述のように6月24日生まれですが、出産予定日は6月20日だったのですね。そう書いてありました。だとすると、あたしはかに座ではなくふたこ座になっていたわけです。このあたりが占い師に言わせると運命の分かれ道なのかも知れません(笑)。

出生時の体重は3000グラム、身長48cm、胸囲が32cm、頭囲33cmで、特に所見もないようなので極めて平均的、健康な赤ん坊だったのだと思われます。ちなみに、朝早い時間だったと聞かされていた出生時刻は、1時35分、道理であたしって朝が早いわけです。

朝桜

夜桜という言葉があります。

コロナウイルスなどなければ今宵など都内のあちこちの桜の名所では、ブルーシートを敷いて花見、いや宴会がたけなわだったはずです。そんなときの桜が夜桜だと思います。

一枚目の写真は、わが家の近所の桜です。

朝、あたしが出勤する時に撮ったものです。午前4時半ころです。ようやく東の空が白んできつつありますが、ほぼ真っ暗なわが家の近所です。

でも、桜のそばに街灯があって、それがちょっと風情よくて、なかなか素敵な構図になっているように感じられました。

とはいえ、やはりこのままでは桜なのか何なのか、よくわかりませんね。

というわけで、時短勤務で早上がりの帰路、こんどは午後2時すぎの桜を撮ってみました。ほぼ同じ場所で撮ったつもりなのですが……(汗)

こんな感じの枝振りの桜だったのです。いかがでしょう?

早朝はともかく、この時間帯でも歩いている人は少ないです。だからこんな無人の写真が撮れました。

それはそうと、わが家の近所の桜はかなり葉桜になってきました。見上げる桜もきれいですが、風が吹いて桜吹雪が舞う桜の木の下もよいものです。いえ、むしろ散り際の方が美しいです。

増刷が決まりました

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感染/パンデミック

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本屋の可能性と言うよりも本の親和性かも知れない?

今朝の朝日新聞の声欄です。中学生の投書が載っていました。

町の書店に頑張ってもらいたいとエールを送っている投書です。こういう中学生、もっと増えてくれると嬉しいです。

この投書では、書店が本だけでなくカフェを併設するなど工夫して頑張っている、決して拱手傍観しているわけではないことが書かれていますが、逆に言うと、もう本屋は本だけ売っていてもダメだと言われている気もして、出版社としては忸怩たる思いがあります。

本だけでは力不足なのかしら? と思ってしまいます。

しかし、考えてみますと、昔から文具を置いている本屋は普通にありましたし、カフェなどとコラボできるのは本の持つ多ジャンルのとの親和性、融通無碍ぶりということもできると思います。

本だけでは力不足なのではなく、本があるからこそやれる、という部分をもっと伸ばしていくべきなのかも知れないと朝から思った次第です。

早々と帰宅!

本日より、あたしの勤務先も原則として在宅勤務となりました。書店営業回りも原則として自粛です。

あたしから書店営業を取ったら、いったい何が残るのでしょうか? とても不安です。

そして、在宅勤務ではなく出社する場合も5時間までというお達しが来ています。時差出勤も組み合わせているので、9時に来た人は午後2時まで、10時なら3時まで。逆に7時に来れば12時までとなります。

あたしなど、このところ6時に出社しているので、これに従えば11時で帰宅できることになりますが、さすがに昼間では勤務先にいますけど、書店営業もなくなると、会社でやることもなくなってきます。適宜、在宅勤務を交えていこうと考えています。今日は12時半過ぎに退社しました。

この騒動以前は、7時に出社していたのですが、中央線はそれほど空いているわけではありません。そこへ今回の時差出勤で、時間を早くしたサラリーマンがそれなりにいまして、さらに混むようになってしまいました。

なので、あたしはさらに出社時間を繰り上げたという次第。

それにしても、こんな状況、いつまで続くのでしょう?

ゴルビーと来ればレーガン?

朝日新聞夕刊のゴルバチョフの記事です。昨日は第二回が掲載されていました。

レーガンとの核軍縮の話題が語られていましたので、そうなると『死神の報復(上)』『死神の報復(下)』です。なにせ同書の副題は「レーガンとゴルバチョフの軍拡競争」ですから!

そして「軍拡競争」という副題とは裏腹に、お互いに何とかこの競争に終止符を打とうとしていたというノンフィクション、ピュリツァー賞受賞作品です。

不可解な検索結果

何気なく、楽天ブックスで勤務先の書籍を検索してみました。その結果がこの図版です。

特に何か決まったキーワードを入れたわけではなく、勤務先の名称をそのまま入力しただけなんです。たぶん新着順か人気順に表示されるだろうから、どんなものが上位に来るのか興味があっただけです。

実際の検索結果、どんな本がヒットしたかは、今日のダイアリーの主題ではありません。画面の左側にご注目いただきたいのです。

「ジャンル」で本家本元の「本」が7000件以上あり、このご時世ですから「電子書籍」が260件というのもわかります。「雑誌」は『ふらんす』という月刊誌を出しているのでそれがヒットしています。その下にある「CD」というのは「語学書の別売りCDのことかしら?」と思いましたが、勤務先とはまるで無関係の商品がヒットしています。謎です。

そして最大の謎がさらにその下の「アダルト」26件です。

断わっておきますが、あたしの勤務先はアダルト作品など出していません。いったい何がヒットしてしまったのか、それは是非ご自身でお確かめください。