本日が見本出しの《エクス・リブリス》の新刊『よそ者たちの愛』はこんな装丁です。クレジットを見ますと、エゴン・シーレの絵だそうです。
本書の著者はハンガリーの方だそうですが、ドイツ語家庭で育ったそうです。ヨーロッパではこのような境遇の人って多いですよね。自分のアイデンティティーを巡る葛藤が作品にも反映されているのだと思います。
帯の惹句を見ると、世間に馴染めない人たちの物語みたいで、それだけで十二分にシンパシーを感じてしまいます。今から読むのが楽しみです。
訳者は、ゼーバルトの『アウステルリッツ』でお馴染みの鈴木仁子さんです。