本に関する小さな記事

朝日新聞の朝刊にこんな記事が載っていました。

業界全体で久々に販売金額がプラスに転じたようです。出版業界で「プラス」なんて言葉を聞いたり目にしたりするのは本当に久しぶりのことです。なにせずーっと右肩下がりの業界ですので。

とはいえ、電子書籍が伸びたので辛うじてプラスになっただけのようで、紙の書籍は相変わらずマイナスのようです。その電子書籍もコミックがほとんどで、コミックが伸びたのも海賊版サイトが閉鎖されたからだという分析を読むと、うーん、紙の書籍の未来は非常に悩ましく感じます。なにか効果的な対策はないものでしょうか?

そんな中、書店は頑張っているみたいですね。東京の二子玉川で全国の個性派本屋が集まったイベントが行なわれるようです。

その地域で、そこにあった個性でやっているからこそよいのであって、それが東京のおしゃれな街に集まった場合、個性を発揮できるのでしょうか? あたしは若干の疑問というか心配も感じてしまいます。

むしろ出店した書店同士の交流やアイデアの交感から生まれるインスピレーションとか、そういう今後へ繋がる波及効果は期待できるのかな、とも思います。そして二子玉川は個性派書店のガリバーのような蔦屋家電のお膝元でもありますし。

とはいえ、本当に苦しいのは、おじちゃんおばちゃんで細々とやっている、昔らかある町の本屋さんだと思います。個性を出すにもおじちゃんおばちゃんにそんなアイデアを出せというのも難しいでしょう。個性派書店のオーナーからすれば「何の工夫もせずに同じやり方で何十年も来てしまったのがいけない。自業自得だ」と言われてしまうのかも知れませんが……

カイロの持続時間

たぶん、「ホカロン」という商品名が有名なので、どれもそう呼ばれていそうなカイロの数々。小さいのとか大きめの、靴に入れるものとか、貼れるものとか、一番最初に発売されたころに比べると格段に進化したと思います。

その進化の中でも、恐らくメーカーが一番力を入れているのは温度の持続時間と最高温度ではないでしょうか? 特に持続時間に関しては、あたしの記憶が正しければ、最初に売り出された商品はせいぜい4時間程度しか持たなかったような気がします。それが今では8時間程度持つものがざらにあります。と言うよりも、それくらい持つものしか売っていないような気がします。

長く持っていいじゃないか、と言われそうですが、あたしは逆です。持続時間は4時間程度で構わないと思っています。

あたしは決して寒がりではありません。むしろ年を重ねて暑がりになったと思います。ですから、カイロを使うのは朝の出勤時のみで十分なのです。それだって毎日使うわけではありません。あたしはしばしばお腹が痛くなるので、そういう日にお腹にカイロを入れて出社するのです。なんとなくお腹を温めていると腹痛も治まる気がしませんか?

で、会社へ着いて午前中が暖かければ十分なのです。午後からの外回りは、移動の電車の中とか書店の中とか、むしろ暑いところが多いです。それなのに相変わらずお腹にアツアツのホカロンを入れているなんて、熱くて暑くてたまりません。

なので、あたしとしては4時間程度だけ持てばよいホカロンがあればいいなあ、と思うのですが、そういう商品って売っているのでしょうか?