NHKのBS1で……

昨日の朝、NHKのBS1で放送されていた「キャッチ!世界のトップニュース」という番組に『銃弾とアヘン 「六四天安門」生と死の記憶』の著者・廖亦武さんが登場していました。

時間にしてはほんの5分弱ではありましたが、それなりの印象を残したのではないでしょうか?

番組では、今年が六四天安門事件からちょうど30年、中国の民主化に人生を捧げた劉暁波氏の死から2年ということで、そのタイミングもあって本書の邦訳出版もあったわけですが、そのあたりのことを中心に構成されていました。

残念ながら、『銃弾とアヘン』の書名が出たり、書影が映るといったことはありませんでしたが、字幕にも出た「記録」というものの一つに本書が含まれることは確かなのではないでしょうか?

書影が映らなかったので、テレビの前に同書を置いて写真を撮ってみましたので、興味を持たれた方は書店でお求めくださいませ。

撮り放題とはいえ

華の金曜日という言葉ももう死語でしょうか?

それはともかく、昨夕、書店回りの後、やって来たのがこちら、トーハク、東京国立博物館です。

相変わらず観光客が多い本館前ですが、皆さん熱心に写真を撮っていますね。でも、トーハクって確かに本館も堂々として立派な建物だと思いますが、シンボルはその前に立つユリノキではないでしょうか? せっかくならば、ユリノキと本館を一緒に写真に収めた方がよいのではないかと思うのですが……

閑話休題。

なんで東京国立は靴館に来たかと言いますと、こちら、現在開催中の三国志展を見るためです。

もっと混んでいるかなと予想していましたけど、それほどの混雑ではありませんでした。もちろんガラガラというほどではなかく、会場内にはそれなりの人は来ていました。

そして、こちら。

同展のポスタービジュアルにも使われていた関羽像です。

えっ、写真撮ってもよいのかって?

はい、今回の展覧会、フラッシュを焚かなければ展示品の撮影はOKでした。もちろん、一部撮影不可のものもあるようですが、だいたいのものはOKでした。

なので、あたしもミーハー気分で撮ってみました。

が、関羽って美髯公と呼ばれる人物ですが、この髭、ちょっと貧弱ではないでしょうか? どうしても横山光輝のマンガ「三国志」に出てくる関羽のイメージが強いのか、もっとすごい髭をイメージしがちです(汗)。

参観者の中には、ほぼすべての展示品を撮っている方もいましたが、写真に撮る暇があればもっと展示品を肉眼でしっかり見るべきではないかと、あたしなどは思いますが余計なお世話ですね。でも、見ていると、展示品を見ることよりも写真を撮ることがメインであるかのような人もいたような……

そして、曹操の墓が様子が復元されていたコーナーに置いてあったこちら、展示品番号130の白磁。

ミステリーだそうです。しかし、美しい作品でした。

曹操の墓から出土したそうですが、さらなる調査が待たれます。後から誰かが埋めたなんてことないですよね。

そして、個人的に嬉しかったのはこちらの「熹平石経」です。

学生時代に名称だけは何度も見ていましたが、その現物です。

収蔵している博物館はいくつかありますが、こうして意識して見たのは恥ずかしながら初めてでした。

なので、石だけを拡大して撮影するのではなく、「熹平石経」という説明パネルも収まるように撮ってみました。この写真でわかりますでしょうか?

2019年7月13日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

こんな雨の日に……

今年の梅雨は、少なくとも関東では、雨がよく降るなあという印象です。特にこの数日は肌寒いくらいの気温で、農作物の生育が心配になるほどです。

そんな雨の日にうってつけの一冊、『そんな日の雨傘に』はいかがでしょうか?

内容は「靴の試し履きの仕事で、街を歩いて観察する中年男の独り言。関係した女性たち、子ども時代の光景……居心地の悪さと恥ずかしさ、滑稽で哀切に満ちた人生を描く」といったもの。ダメ男好きにはたまらない一冊ですので、外出するのも面倒臭い雨の夜の読書にふさわしいと思います。装丁も、いかにもこの季節にぴったりではありませんか?

逆に、暑い夏が待ち遠しいという方にお薦めなのは『魔法の夜』です。

ミルハウザーの短篇で、アメリカのとある田舎町、夏の暑くて寝苦しい一晩の物語です。暑さで眠れなかったり、他の理由で起きている人々の夜の活動を克明に追った作品で、ほのぼのとしたファンタジーあふれる作品になっています。

こちらもまた装丁が秀逸です。プレゼントに如何でしょうか? また分量としても比較的薄い本ですので、夏休みの読書感想文にもピッタリです。

最後にご紹介するのはこちら。

寝苦しい夜なんて生ぬるい、暑さが行き着くところまで行ってしまった作品『年月日』です。

こちらの内容は「千年に一度の大日照りの年。一本のトウモロコシの苗を守るため、村に残った老人と盲目の犬は、わずかな食料をネズミと奪い合い、水を求めてオオカミに立ち向かう。命をつなぐため、老人が選んだ驚くべき最後の手段とは?」となっています。

犬好きには涙なしでは読めない感動作品です。

重版決定!

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男と女の違いなのか……

ジャニー喜多川の訃報を受けて改めて思ったことが……

ジャニーズのタレントを見ていると、光GENJIとかSMAPとか嵐とか、だいたい4名くらいから多くでも10名程度のグループをどんどん作っていますよね。それぞれに個性があると、ファンならしっかり認識しているのでしょうし、ある程度は年代ごとにグループを作っているというイメージです。

それに対してモー娘。とかAKB48などは、確かに姉妹グループはあるものの、基本は一期生、二期生、三期生と定期的にメンバーを加入して、先輩がなんとなく卒業していく、というパターンが多いです。

この違いって、男性アイドルと女性アイドルの違いなのでしょうか? あるいはタレント側ではなくファンの側の嗜好の問題なのでしょうか?

確かに、SMAPのファンや少年隊のファンは、新気の若いファンもいますが、主要なところはメンバーとともに年を重ねていった、それなりの年齢の女性ではないでしょうか? 他のグループでもそんな気がします。中高生に聞くとSMAPや嵐はもうオッサンだから興味ないという意見もあるそうです。

一方の女性タレントの場合、圧倒的に若い方が人気があり、どんな人気メンバーでもある程度の年齢に達すると「いつまでアイドルやっているんだ、更新に譲れよ、見苦しいなあ」などと口さがない連中に言われてしまいがちです。

つまり、全員が全員そうだと言うつもりはありませんが、男性タレントを追いかける女性ファンはそのタレントともに年を重ね、タレントが年をとっても離れたりはしないのに対し、女性タレントを追いかける男性ファンは、そのタレントの年齢が高くなるとより若いタレントに移ってしまうという傾向が一般的に見られるのでしょうね。

でも、それならそれで、女性タレントだって、AKB48似メンバーを追加するのではなく、もう少し若い世代で別のグループを作ってしまえばよいだけの話だと思うのですが、なぜそれをしないのでしょう? そこが不思議です。

たとえば、嵐とかV6などが二期生募集となったら、応募する男子がどれくらいいるのでしょうか? いや、そもそもジャニーズの場合、ジュニアとしてどのグループにも属していない子供のような男のたちがいっぱいいるので、そこから二期生や三期生を補充していってもよさそうなものですが、そういう話って聞きませんよね。なぜなのでしょう?

ぜひ併売を!

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今年で50年

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増補改訂版です

まもなく『イタリア語文法3段階式徹底ドリル[増補改訂版]』が配本になります。

タイトルにもあるように、今回刊行されるのは「増補改訂版」です。「改訂版」というのはしばしばありますが、「増補版」となるとグッと少なくなるものです。

写真の左がこれまでのもの、そして右が今回の増補改訂版です。デザインは踏襲し、色を少し変えました。今回の増補改訂版も是非ご愛顧ください。