台湾社会の暗部を描いている?

台湾新聞の271号で『房思琪の初恋の楽園』が紹介されました。

まあ、本書は台湾の小説の邦訳なので、台湾新聞で紹介されるのは当たり前と言えば当たり前。ただ今後の日本で台湾作品の紹介が増えてくれば、必ず紹介してもらえるとは限りませんね。台湾作品の邦訳が数多く紹介されるのは個人的には嬉しいことですが、ちょっと悩ましくもあります。


アニメも好調なようで……

明日配本予定の新刊『ヴァイキングの暮らしと文化[新装版]』です。

この手の類書、実はまとまったもの、定評のあるものはほとんどなく、専門家からも評価の高い一冊です。しばらく切れていましたが、このたび久々の復活です。

なんでこのタイミングで復刊になったかと言いますと帯をご覧ください!

お気づきになりましたでしょうか?

人気アニメ『ヴィンランド・サガ』です。

その著者・幸村誠さんが本書を推薦してくれているのです。

この十数年、こういった人文書がアニメやコミック発で売れることがしばしばあります。特にきちんとしたもの、しっかりしたものであればあるほどファンの信頼も高く、そこそこの値段でもマニアは買い求めると聞き及んでいます。

まあ、そこまで虫のよいことは考えていませんが、この帯は心強い味方です。店頭に並ぶのを是非お楽しみに!

歴史に学ぶ

今回の台風では多くの被害が出ました。

特に河川の氾濫は、堤防にしろ、川の浚渫にしろ、かつてよりははるかに対策が進んでいるものと思っていたので個人的にもショックでした。幸いにも、あたしの知り合いには被害を受けた人はいませんが、幼いころ、まだ杉並区の高井戸に住んでいたとき、大雨が降ると神田川や善福寺川が氾濫し、井の頭線の高井戸駅の高架下を走る環状八号線は水没して通行止めになる、なんてことはしばしばだったのを思い出します。

こんな状況で本を薦めるのは申し訳ないですが、歴史に学ぶという意味では本書も裨益するところがあるのではないかと思います。『パリが沈んだ日』です。副題が「セーヌ川の洪水史」です。

かつてのパリはたびたびセーヌ川の氾濫に悩まされていたそうです。本書の内容紹介にも

1910年1月、花の都パリは巨大な湖と化した。セーヌ川のほとりに生まれ、大きくなっていったパリの町。パリ市の紋章にはラテン語で「たゆたえども沈まず」と書かれているが、紀元前以来、パリは頻繁に洪水にみまわれている。地震や津波、噴火の驚異にさらされることのないパリの人々にとって唯一ともいえる自然災害が、セーヌ川の洪水であった。本書はこの洪水をテーマとするユニークなパリ史である。

とあります。この機会に改めて繙いてみては如何でしょう?


重版が続きます

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朝刊の一面に!

今朝の朝日新聞、お気づきになりましたでしょうか?

一面の「折々のことば」に『エセー』第3巻が取り上げられていました。もちろん宮下志朗訳の『エセー』です。

この機会に全巻読んでみるのは如何でしょう?

そして誰も来なくなった?

わが家の玄関のインターホン、押しても鳴らなくなりました。

この半年くらいでしょうか、宅配便の不在通知がポストに入っていることがあって、家にいたのにインターホンが鳴らなかったわけです。最初のうちは、宅配業者が面倒くさがって押さずに持ち帰ったのではないか、とも思いましたが、わざわざ玄関前まで持ってきたものを持ち帰る方が面倒なはずです。

また、室内側の受話器が少し外れていたりして、そのために鳴らなかったということもありました。もう20年以上、否、30年近く使っていますし、インターホンですから屋外にあり、風雪に曝され幾星霜を経て、たぶん機械の中が錆付いているのではないかと思われます。

そして、この三連休、とうとう鳴らなくなりました。これまでは押し方次第では鳴っていたのですが、とうとうダメになりました。ウンともスンとも言いません。このままでは宅配業者や近所の回覧板も回ってこなくなるので、ひとまずインターホンに「故障中」の貼り紙をしました。

さて、どうしましょう? 一度中を掃除してみましょうか? 新しいのに取り替えないとダメなのでしょうか? 別にカメラなんて必要ないので、単純な「ピンポーン」と鳴ればよいのですが、素人でも付け替えることはできるのでしょうかね?

DVD-R、50枚組とか

妹に頼まれて、WOWOWとかスカパー!などの番組を録画してあげることが時々あります。その他にも姪っ子や甥っ子向けによさそうな番組が放送されていると録画しています。

その録画した番組をDVDにダビングして妹家族に送ってあげるのですが、DVDがしばしばエラーを起こします。レコーダーに入れて初期化するときに「読み込めません」といったメッセージが出てしまうことが多く、そうなると庭でスズメやカラス除けに吊るすしかありません(笑)。

このところずっと同じメーカーのDVD-Rを買っていましたが、割安になるので50枚組を買いますが、今回買って使っているものは特にエラーが頻出します、これまではエラーなど出なかったり、出ても一枚くらいだったのが、今回は既に4枚か5枚はダメにしています。

単純にデッキ(レコーダー)との相性の問題なのでしょうか? そう言えば、人生を振り返ってみますと、カセットデッキ(ラジカセ?)とカセットテープの相性問題もありました。相性が悪いとカセットテープがラジカセに絡まってしまい、あたしは経験ありませんが、最悪の場合にはラジカセが使えなくなることもあったようです。同じことはビデオテープとビデオデッキでも置きました。カセットテープと同様、絡んでしまうことがありました。カセットと違ってビデオは絡んでしまうと強引に取り出すことも難しい構造なのでより厄介でしたが……

カセットもビデオも物理的にそこそこの体積があるので何十本もまとめて買うことはありませんでしたが、DVD-Rは薄っぺらな円盤なので、20枚や50枚、多いものだと100枚単位でも売っていたりします。さすがに100枚は買うことはなく、ふだんは50枚を買っていたのですが、こうなるとそろそろ別のメーカーか別のブランドのDVD-Rを探さないとなりませんね。

ブルーレイにしないのかって? 妹の家にはブルーレイのレコーダーなりプレーヤーがないので、こちらはブルーレイにダビングすることが可能なのですが、あちらで見られないので、今のところはDVD-Rが大活躍です。