さらなる拡販を狙って!

続けざまに筑摩書房の話題です。

同じく書店店頭で見つけた小冊子、なんと32ページに及ぶ立派なもの。これを無料で配布してしまっていいのですか、という出来映え、水準です。

これをいただいた書店の方が、まだ読んでいなかったけど、この冊子を読んだら読みたくなった、と言っていましたので、小冊子のこう語るや恐るべしです。

ここまで売れると、雪だるま式に読者も増えるでしょうし、売り上げも伸びるのでしょうね。ここへ来ての小冊子作成は「年末年始に何か本でも読もうかな」と考えている読者に、「そうだ、今年話題になっていたあの本を」とてを伸ばさせるためのツールなのだと思います。

先手先手を打った営業に同業者として頭が下がります、もっと見倣わなければ!

そしてもう一つ、こちらは二つ折りのチラシといった感じのものですが、早川書房のものです。

自社の書籍からフェミニズムなどをキーワードに書籍を選び、〈彼女はあなたかもしれない-勇気をくれる女性たちのブックガイド〉としてフェアを展開中のようです。

こういうテーマのフェアが企画されたのも、このチラシによりますと筑摩書房の『キム・ジヨン』が影響しているそうです。やはり、キム・ジヨンの影響力、スゴいですね。

神奈川県限定?

ちくま文庫の新刊、獅子文六の『やっさもっさ』です。

「それがどうしたの?」と問われそうですね。はい、あたし別に獅子文六が好きというわけでもありませんし、これまでも読んだことはありません。と、偉そうに言えることではありませんが……(汗)

この本に注目するのは装丁のためです。

こちらをご覧ください。

神奈川県民ならば、そして東京都民でも一部の人ならすぐにわかると思いますが、崎陽軒のシウマイの包装紙の柄です。

で、よーくご覧いただくと、これもちくま文庫の『やっさもっさ』だということがおわかりいただけると思います。つまり、カバーと言いますか、帯が崎陽軒なのです。神奈川県の書店を回っていたらこの装丁が目に飛び込んできてつい手に取って買ってしまったというわけです。

書店の方に聞いたところ、神奈川県限定のカバーというか帯だそうです。

そりゃそうですよね。好きな方は知っているかもしれませんが、北海道や九州、あるいは関西などでこのカバーを付けても多くの人は何のことやらサッパリでしょうから。

しかし、マニアだとこのカバーならぬ帯の『やっさもっさ』を手に入れたいと思い、神奈川県まで足を運んだりするのでしょうか?

異常気象のせいなのでしょうね?

昨日の朝日新聞の夕刊です。

ブルゴーニュワインの産地で異変が起きているそうです。

ブルゴーニュと言えばワインですが、ブルゴーニュワインに関する本、あたしの勤務先でも出しています。『ブルゴーニュワイン大全』『ブルゴーニュのグラン・クリュ』『ブルゴーニュワイン100年のヴィンテージ 1900-2005』と、写真には写っていませんが『ブルゴーニュワインがわかる』などです。

この機会に記事と併せて如何でしょうか?

年末年始の備えとして

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