朝日新聞から……

数日前の朝日新聞の「声」欄です。若い方の投書です。

本が好きなんですね。長い通学時間、スマホをいじっている人が多い中、この方は熱心に本を読んでいるそうです。これは嬉しいエピソードです。

電子書籍でもよいとは書いていますが、それでもやはりページをめくるのが好きな方のようで、出版社に勤める者としては泣きたくなるような話です。

考えてみますと、あたしが高校時代、学区外から越境で通学していたクラスメートもやはり電車の中で本を読んでいると言っていました、文庫本なら往復で一冊読み終わると。当時はまだカセットテープのウォークマンが全盛期、スマホはおろかケータイすらない時代、否、まだCDも登場前だったと思います。

レコードのレンタルショップで借りて自宅でカセットテープにダビングしたものをウォークマンに入れて聴くのが電車の中の風景でした。長い時間乗る場合にはカセットテープを何本も持っていないと飽きてしまうような頃です。車内の多くは新聞を読むか、週刊誌、マンガ誌、本を読んでいる人ばかりという時代でした。今から思うと牧歌的な時代です。

さて本日、朝日新聞の読書欄に予告どおり『エリ・ヴィーゼルの教室から』が掲載されました。

紹介が出ますので

朝日新聞の読書欄で、新刊『エリ・ヴィーゼルの教室から 世界と本と自分の読み方を学ぶ』が紹介されると予告されていましたのでご案内です。

エリ・ヴィーゼルと言えば『』ですよね。本書はそのエリ・ヴィーゼルの下で学んだ著者が、エリ・ヴィーゼルの講義録や対話などをまとめたものです。

どうぞ、本書を通じてエリ・ヴィーゼルの謦咳に接してみてください。