連載「折々のことば」で『アラン 人間論』が取り上げられています。
アランと言えば『幸福論』が有名ですが、こちらもどうぞお忘れなきよう。
昨日のリサガスネクタイはブルー系でしたが、本日は臙脂系です。
ブルーのネクタイは濃いブルーと薄いブルーでしたので、どちらをメイン締めるかでずいぶんと印象が変わりそうな一本だったのですが、臙脂のネクタイは全体が同じ色でちょっとつまらないです。
写真を見ても、後ろから覗いているのがわかりづらいですよね。こういう言い方はしたくないですが、なんか手抜き感があるような……
で、模様、図柄はこんな感じです。
ブルー系と同じです。半分はネクタイの柄にありがちな斜めのストライプ、もう半分はご覧の通りです。
これ、昨日締めていたブルーのネクタイと同じでしょうか? 同じですよね?
となると、これもリサなのか、ガスパールなのか……
もしかして、ブルーの方がリサ、臙脂の方がガスパールなのでしょうか? あるいはその逆とか?
どなたか詳しい方、見分け方を教えてください!
中公新書の新刊『ヒトラーの時代 ドイツ国民はなぜ独裁者に熱狂したのか』は、何度も取り上げられているテーマですね。池内紀さんがそれをどう料理しているのか興味深いです。
中央公論新社のウェブサイトによる同書の内容紹介には
泡沫政党だったナチスの党首アドルフ・ヒトラーは、圧倒的人気を獲得し、権力の座へ駆け上がった。独裁制はなぜかくも急速に実現したのか。ドイツ国民がそれを支持した理由は何か。アウトバーン建設、フォルクスワーゲン(国民車)の生産、労働環境の改善、社会福祉の拡充といった巧みな施策、そしてゲッベルス主導のプロパガンダ、ゲシュタポによる弾圧――。さまざまな角度から、ヒトラーを独裁者に押し上げた「時代」を描く。
とあります。
こんな内容紹介を読んで思い出されるのが『独裁者は30日で生まれた ヒトラー政権誕生の真相』です。
本書も同じようなテーマを扱っている本で、そのキャッチには「なぜヒトラーは首相になれたのか? 米独歴史学界で大論争を巻き起こした碩学が辿りついた結論」とあります。
やはり海外でも論争の的なのですね。日本でも政治家が「ヒトラーは合法的に政権についた」といったことを言う人がいましたが、そのあたり本書を読めば正しいのか間違っているのか、わかると思います。
さて、ウェブサイトの内容紹介を見ますと、
1933年1月30日、ワイマール共和国大統領パウル・フォン・ヒンデンブルクはアドルフ・ヒトラーを首相に任命した。後から振り返ると決定的なこの出来事は、果たして避けがたい必然だったのか? それとも避け得る過失だったのか? 本書はこの近代史最大の〈謎〉に挑んでいる。
著者ターナーは、大資本がヒトラーの権力掌握を準備したという当時支配的だったマルクス主義的見解に挑戦して、大論争を巻き起こした人物として知られる。本書では、そうした観点に立ち、ヒトラーの権力掌握を具体的な出来事に位置付けていく。
相次ぐ選挙での敗北、枯渇する党資金、突撃隊の叛乱など、このときヒトラーはまさにどん底にあった。側近のゲッベルスが暗い気持ちで「1932年は長い不運の連続だった」と日記に書き記したほどである。
それではなぜヒトラーは権力を掌握できたのか? 鍵となるのはごく少数の政治家の動静である。歴史を安易に「非人間的諸力」に還元するのではなく、一日一日を丹念に検証していった先に見えてくるものは何か? 古典として知られる名著の本邦初訳。
とあります。
さあ、二冊一緒にどうぞ!
店頭に並んでいる本を見ていると、「あたしの勤務先のあれも一緒に並べられないかなあ」と思うことがしばしばあります。もちろん、その意見を書店員さんに伝えることもありますが、ほとんどは「並べる場所がないから……」と言われてしまいます。それに、その両書に関連性を感じているのがあたしだけ、という場合も多々あるので、あたしの感性がおかしいのか、他人と外れているのかと思われます。
とりあえず、そんな懸念もありますが、あたしの感性を信じて披瀝させていただきますと、まずは河出書房新社の『とてつもない失敗の世界史』に並べるのは『バンヴァードの阿房宮 世界を変えなかった十三人
』です。うまくいかなかったことからこそ学ぶべきものがあるはずです。
続きましては、ちょっと古い本ですが新曜社、J・ダイヤモンド『人間はどこまでチンパンジーか? 人類進化の栄光と翳り』と『私たちが姉妹だったころ
』です。
続いては岩波新書の『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』と『クルスクの戦い1943 独ソ「史上最大の戦車戦」の実相
』です。新書と単行本では並べにくいのは承知ですが……
最後にもう一つ岩波新書から『モンテーニュ 人生を旅するための7章』と『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門
』です。なお、あたしの勤務先からは『モンテーニュの言葉 人生を豊かにする365の名言
』という新刊が8月に刊行予定です。こちらもぜひご一緒に!
新宿の丸井で、リサとガスパールのフェアが開催中です。
今年と来年は、リサとガスパールのアニバーサリーイヤーでして、各地でこのようなイベント、フェアが開催されます。その会場では少し前に刊行した『「リサとガスパール」と一緒にひとことフランス語』も売っています。
書店回りの途次、どんな感じなのか覗いてきました。
そして、その会場ではリサガスのグッズがいろいろと売っていたのですが、なんとネクタイがありました。
こういうキャラクターグッズでネクタイって滅多にないんですよね。たいていはタオルとかTシャツとかが多くて、今回ももちろん売られていましたが、ネクタイが売っているなんて嬉しいじゃありませんか!
図柄としては地味でしたが、青と赤、2種類が売られていまして、ついつい両方とも買ってしまったので、ひとまず青い方を締めてみました。
1枚目は、ついつい本がメインになってしまい、どんなネクタイかまるでわからないので、もう一枚撮ったのが2枚目です。如何でしょう?
図柄については、2枚目と3枚目の写真をご覧ください。リバーシブルネクタイで、片一方が太くもう一方が細いのではありません。どちらをメインにしても締めることができるのですが、もう一端は紺のストライプでまるでリサガス感がありません。あえてリサガスを正面から見せず、ちょっとずらすとチラチラ見えるというのがおしゃれなのでしょうか?
それはともかく、この図柄、リサなのでしょうか? それともガスパールなのでしょうか?
週末などの自宅での晩酌には、このところ「ほろよい」を飲むことが多いです。いろいろな味があり、季節によって限定のものもあったり、お酒好きの人に言わせれば「あれはジュースだ」と言われそうな味ですが、ちょこっとだけ飲むにはちょうどよいと思っています。
が、個人的に好きなのは日本酒です。なので、この夏用の日本酒を6種類ほど仕入れました。すべて冷酒用です。
ちなみにあたしは、冬でもお燗より冷酒の方が好きです。お燗した日本酒は実はあまり好きではなかったりします(汗)。
閑話休題。
今回の6本は、左から「鶴齢 純米超辛口」「鶴齢 純米吟醸 無濾過生原酒」「鮎正宗 発泡性SweetFish」「久比岐 和希水 雪室熟成 純米生酒」「鶴齢 特別純米 爽醇」「雪中熟成 純米吟醸 深雪の里」です。
まず最初に賞味したのは、発泡酒である「鮎正宗 発泡性SweetFish」です。
いやー、これは日本酒と言うよりもシャンパンですね。シュワシュワが美味しく、フルーティーでした。ただし、コルクの栓を開けたときに少しこぼしてしまったのが、返す返すもったいなかったと後悔しています。
昨日から公開された映画「天気の子」のワンシーン。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』がカップうどんの蓋の重しとして使われているということを既に書きました。
最初の画像は、そのワンシーンですが、それを真似してみたのが2枚目の画像です。
ここで気づいたのですが、どん兵衛の蓋と器の模様というのは決められているものではないようで、映画のワンシーンのような向きで置いたときに、器側面の模様が同じようになっているどん兵衛はなかなか無いのです。
蓋の図柄と器の図柄の位置関係や向きが、映画のシーンと同じものを捜し出すのはなかなか至難の業かもしれません。
3枚目の写真は、おや、本がずいぶんと大きいですね。これではどん兵衛がまるっきり隠れてしまいます。映画のワンシーンのようにはいきません。
って、これは「単行本」でした(笑)。しかし、どん兵衛の蓋をしっかり閉める重しとしては新書判よりも単行本の方が優れているとわかりました。
こちらは長年親しまれてきた『ライ麦畑でつかまえて』です。「ライ麦」といったらこちら、という方も多いと思いますが、映画の中で使われたのはこれではなかったですね。新海誠監督的には村上春樹訳なのでしょうか。
最後に、おまけで『小説 天気の子
』を載せてみました。
やはりどん兵衛の蓋の重しには、少なくとも新書サイズは必要だと改めて実感しました。
さあ、あなたならどれを選びますか?
カップうどんのどん兵衛の上に、蓋が開かないように本を載せているという、何の変哲もない写真です。これが何だと言われたら、普段であれば返す言葉もないのですが、今回だけは違います。ちゃんと返せる言葉があります。
とりあえず、まずはヒントとして「weathering with you」とだけ言っておきます。これで何だかわかりましたでしょうか?
ではこちらの動画をご覧ください。
もうおわかりのように「天気の子」です。「この動画がどうしたの?」と思われる方も多いと思いますが、とにかくじっくりご覧ください。
おわかりになりましたでしょうか? この予告動画の3分12秒あたりにご注目です。
最初の写真と同じような構図が出てくるのです。その証拠と言うほどでもありませんが、予告編と実際に再現したものを同時に収めたのが二枚目の写真です。
再現度は如何でしょうか?