名著だらけ(?)の岩波文庫

書店店頭で配布されていました。今年の岩波文庫フェアの小冊子です。

「名著・名作再発見!」とあります。

こうやって堂々と言い切れるのは、さすが、岩波文庫、という感じです。確かに、名著が綺羅星のごとく並んでいる、そんなイメージが岩波文庫にはあります。

あたしの専門とする中国学についても、いまでこそ品切れになってしまっているものがたくさんありますが、「えっ、こんなものまで岩波文庫で出ていたの?」と驚かされるようなものが、かつては数多くラインナップされていました。

そんな岩波文庫の名著の列に間違いなく並ぶであろう古典の一つが完結しました。『文選』です。

全6巻がこのほど完結したのですが、これは『文選』の「詩」の全訳です。文選と言えば「賦」も大きな柱ですから、訳者の方々には引き続きよろしくお願いします、とエールを送りたいところです。

欲を言わせていただくなら、『文心雕龍』なんかも岩波文庫で出して欲しいですね!

2019年6月20日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

あたしを作った一冊?

昨日の朝日新聞夕刊の記事です。

定期的に連載されているので、目に留まったときは読んでいますが、今回はなんと『オレンジだけが果物じゃない』が取り上げられていました。ありがとうございます。

自分を作った本というコーナーですが、振り返ってあたしにとっての一冊と言ったら何になるでしょうか?

やはり『韓非子』でしょうね。あたしを作ったと言うよりも、その後の人生を決定づけたと言ってよい一冊です。出会ったのは中学三年生の時です。

ある意味、あたしの人生はその時に決まったと言ってよいのかもしれません。

韓国文学は売れる!

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第二弾とか改訂版とか

過日ご案内した『フラ語問題集、なんか楽しいかも!』の改訂版に続いてというわけではありませんが、またまた改訂版です。

解説がくわしいスペイン語の作文』です。写真の左が旧版、右がこのたび刊行になった改訂版です。ずいぶんとイメージが一新されました。

店頭に並び始めていますので、見かけましたら、是非手に取ってみてください。

さて、こちら改訂版ではなく、第二弾です。

スタート!ドイツ語A1』に続いて、その続きにあたる『スタート! ドイツ語A2』が刊行になりました。

この手の語学参考書は、得てして第二弾が出ると第一弾の売り上げが伸びるという効果が見られます。本書においても『A1』の売り上げがここへ来てまた盛り上がっています。

既刊なので、既に棚から在庫が消えているようでしたら、揃えて並べてみてください。