3月 2019のアーカイブ
「翻訳」三姉妹?
新刊『翻訳 訳すことのストラテジー
』が店頭に並び始めたところだと思います。で、翻訳に関する書籍って他にもあったのでご紹介します。
まずは文庫クセジュの『翻訳 その歴史・理論・展望』、もう一点は単行本ですが、『翻訳のダイナミズム 時代と文化を貫く知の運動
』です。
翻訳という仕事に携わる人だけでなく、外国語に興味がある方にもお勧めの三冊です。
代わりにどうぞ!
引用元は平凡社の『フェリーニ』のようですが、残念ながら品切れのようです。読みたいなあと思った方は古本屋を探すしかないのかも知れません。
引用された言葉ではなく、フェリーニについて読んでみたいというのであれば、あたしの勤務先から『フェリーニ 映画と人生』という一冊が出ていますので、こちらを是非どうぞ!
なんだか面白そうなイベント!
新刊が出るので……
今日の配本(19/03/13)
新聞から三つほど
大学出版会の刊行物が柔らかくなっている、ということでしょうか?
柔らかいというのは語弊があるかもしれませんが、確かにこの数年、学者・研究者を対象とした書籍と言うよりはもう少し一般的な読者も視野に入れたような本が目に付くようになったと感じていました。悪い言い方をすれば、大学出版会もきちんと利益を出さなければ行けなくなったということなのでしょうか? だとすると、大学が独立法人になったことと関係しているのでしょうか? そんなことを考えてしまいます。
しかし、私立はともかく、国公立の大学は、その学問の蓄積を国民に還元するのは当たり前のことで、大学出版会がその一翼を担うというのも当然のことなのかもしれません。
さて、次の記事は先日プリツカー賞を受賞した建築家・磯崎新さんの記事です。
磯崎新さんの名前は多くの人が知っていると思いますが、どんなものを設計したのか、どんな建物を作ってきたのか、実は知らない人が多いのではないでしょうか? かくいうあたしもその一人です。
受賞をきっかけに、磯崎さんの業績がこのようなまとめてもらえると門外漢にはとてもありがたいです。
そして最後に紹介する記事は、問題山積の出版界において焦眉の急ともいえる流通に関する話題です。
少し前に取次から言われていましたので、業界人は知っていたと思いますが、雑誌や書籍の到着が遅くなる、ということです。これまでも沖縄や北海道は週刊誌の発売が東京などより遅いと言うことはよく知られていたと思いますが、それが書籍も含め、そして九州と中国地方でもそうなるということです。
素人目には、中国よりも四国じゃないの、というツッコミを入れたくなりますが……。それにしても、これで少しは流通末端の負担が軽減されるのでしょうか。
あたしの勤務先の場合、書籍にしても雑誌にしても発売日指定をしているわけではないので、大きな影響が受けるとは思いませんが、お客様からすれば頼んだ商品の到着が遅くなるというのは嫌なことですよね? もちろん、いまだってお取り寄せグルメなど、全国の地区によって到着に要する日数に差がありましたから、意外とお客様も気にしないのかもしれませんが。
例文で覚えてください!
『例文で覚える フランス基本単語2600
』が本日、見本出しです。
既に『例文で覚えるフランス語熟語集』を刊行していますので、これで単語と熟語が揃ったことになります。
別に姉妹篇を意識したわけではありませんので、装丁は揃えたりしていませんが、できることなら2冊セットでご愛顧いただければ幸いです。
関東編3巻、関西編2巻!
本日見本出しの『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西2
』で、このシリーズもひとまず完結です。
関東編が3冊、関西編が2冊です。
読者からは当然のことながら、「他の地域も出して!」という声があるのは承知しています。名古屋の名鉄や福岡の西鉄なども大きな私鉄ですし、地方ごとにそれぞれ特色や風情のある、地元で愛されている鉄道があるのも知っています。
いつかまた、そのあたりをまとめて出せる日が来ることを信じて……