祝、受賞、ということで……

漫画家の高橋留美子さんが、フランスで開かれている第46回アングレーム国際漫画祭でグランプリを取ったそうです。

フランスでマンガ? と驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、このところ日本でもフランスのマンガについては取り上げられることが増えてきています。

2016年には、ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」という展覧会が、東京の森アーツセンターギャラリーで開かれたりもしましたし、書店店頭では昨年発売された『バンド・デシネ 異邦人』という書籍が話題になったりもしました。

で、実は、『雑誌ふらんす』の1月号がフランスのマンガ特集だったのです。

ズバリ、「特集:漫画! マンガ! MANGA!」です。《フランスから来た30、40代の人と話をすると、彼らがどれほど漫画に親しんでいるかにいつも驚かされます。日本が世界に誇る漫画文化を、フランスの若者たちはどのように発見し、また今日接しているのでしょうか》がテーマです。

記事としては「フランスにおける漫画翻訳小史」「クリスさんに聞く ゴルドラックとドラゴンボール ’70~80年代生まれのフランス人」「10周年を迎えたユーロマンガ」「フランス発少年漫画『ラディアン』、作者来日」が掲載されております。

月刊誌で、ちょうど2月号が発売になったタイミングですので、1月号は既に店頭から消えているかも知れません。しかし、ご注文いただければ在庫はございますので、ご興味がある方は是非どうぞ。

流行っていますのでお気をつけください!

例年以上に猛威を振るっているインフルエンザ。

一昨年末は、あたしの勤務先でも連鎖的にインフルエンザに罹った人が出てしまって、一時は「パンデミック!」などという言葉も社内で飛び交っていましたが、この冬は今のところ発症者はいないようで、まずはひと安心です。

しかし、年末年始、特に年明けの書店回りでは、書店の方でインフルエンザで休んでいるという方が何名かいらっしゃいました。書店という不特定多数の人と顔を合わせざるを得ない職場だと、どこで感染するかわかりませんね。そして知らないうちに自分が他人にうつしてしまっているかも知れないわけですから厄介です。

そんなインフルエンザですが、文庫クセジュに『インフルエンザとは何か』という一冊があります。この機会にインフルエンザに関するフェアなどを考えている書店がありましたら、一冊いかがでしょうか?

スペイン風邪やAホンコン型といった呼び名で世界的に蔓延してきた病、インフルエンザ(流行性感冒)。本書は、インフルエンザ研究の成果のもと、歴史を検証しつつ、その傾向と対策をわかりやすく解説。インフルエンザウイルスのすべてを明かし、さらなる大流行を予測もする、現代人の必読書。

内容紹介は上掲のとおりです。

いいのでしょうか?

乃木坂46の至宝、生田絵梨花の写真集『インターミッション』、落手しました。

刊行前に予約殺到で重版が決まり、22万部からのスタートとは、出版大手・講談社でもなかったことだとか。

そして紀伊國屋書店やジュンク堂書店をはじめとしたリアル書店では昨日の発売初日から売れまくっているそうです。都市部の大型書店では信じられないような冊数が入荷しているので、すぐに品切れということはないでしょうが、地方の中規模以下の書店では既に品薄、品切れになっているとか、いないとか。とにかく、スゴい人気です。

通常と言いますか昨今は、この手の写真集を発売する時に「楽天ブックス限定カバー」「セブンネット限定カバー」などを用意して、ファンにはカバー違いで何冊も買わせようという商法が見られるものです。

しかし、今回の生ちゃんの写真集にはそういうものはなく、カバーは上掲の写真のものだけです。それなのに、こんなに売れるとは!

なお、何種類かランダムに同梱される、おまけのポストカード、あたしは右のような絵柄でした。料理をする生ちゃん、前髪を上げているからでしょうか、ちょっと生ちゃんには見えないです。でもとてもよい表情です。水着や下着の絵柄よりもこちらの方が何倍もあたしの好みです。

そして、ポストカードの表面というのか裏面というのか、とにかく裏返しますと左の写真のようなメッセージが書いてありました。もちろん印刷ですが、生ちゃんの手書きではないですかね。

で、肝心の中味なんですが、天真爛漫といった生ちゃんの魅力あふれる写真が満載なのですが、既に公式Twitterで紹介されているオフショットから予想された下着姿、ランジェリー姿と言うのでしょうか、そんな写真もありました。そして、水着も。

いかにもお嬢様、天真爛漫を絵に描いたような生ちゃんには、きちんとお洋服を着ていて欲しいのですが、世のファンはこういうのを求めている人が多いのでしょうか。うーん、わかりません。

百歩譲って、水着や下着はよいとして、入浴シーンもありますし、たぶん下着もなにも付けていないのではないかと思われる写真も数枚ありました。

生ちゃん、なんでそんな格好になっちゃったの。事務所的にも、乃木坂的にも、あんな姿をさらしてしまって、果たしていいのでしょうか?

秘すれば花、って言うじゃないですか!

新宿で#MeTooフェアをやっていました

紀伊國屋書店新宿本店、3階でこんなフェアをやっていました。

《私たちの#MeToo》フェアです。

河出書房新社のフェアのようで、テーマ関連書籍が並べられています。#MeTooというハッシュタグ、ハリウッドあたりから広がった動きでしたよね。いわゆるフェミニズムの文脈で捉えてよいのでしょうか? あたしのような旧世代の人間には少しわかりにくいところがあるのも事実で、だからこそ、こういうフェアが参考になるわけです。

フェアでは右のような冊子(パンフレット?)も置いてありました。選書リストになっています。

新宿紀伊國屋の3階ですから、このフェアは人文書コーナーの企画になります。人文の棚であればこそのフェアであり、選書だと思いますが、このところ小説の世界でも、韓国のフェミニズム小説がホットです。

代表格は筑摩書房の『82年生まれ、キム・ジヨン』で、いまや大ベストセラーになっています。目を転じてみると、このところの韓国小説はフェミニズムが一つのトレンドなのか、というくらい翻訳が続いていますが、日本の小説や欧米の小説でもフェミニズム、性暴力、女性差別を扱った作品はたくさんあります。

文芸書コーナーでも《#MeToo》フェアはできるでしょうし、既にそういうフェアをやっている、やったという書店も多いようです。気になるのは、どれだけ男性のお客さんがそのフェアに関心を持ち、本を手に取り、購入したかですけど……

ジュピター?

昨日、満月をご紹介しました。今朝も、昨日よりはちょっと雲が多かったですが、十六夜の月がきれいでした。

そんなお月様は西の空に輝いていたのですが、振り返って南東の空には、キラキラ輝く星が上下に二つ見えていたのです。今朝も見えていました。それが右の写真です。

月に比べると小さいので見にくくてスミマセン。

たぶん、上に輝く、ちょっと大きい方が金星で、下の方、少し小さめなのが木星だと思うのですが、天文に詳しくないので自信はありません(汗)。詳しい方、教えてください。

ちなみに、写真ではこんな風に写っているのですが、昨日の朝は木星(だとしたら……)がもっと赤く見えていました。

で、朝の金星のことを明けの明星と呼ぶのですよね? そして木星はジュピターでしたっけ?

またまた平凡社と仲良く!

先日新装版を刊行した『マヤ文字を書いてみよう 読んでみよう』と『ヒエログリフを書いてみよう 読んでみよう』がお陰様で好評です。

 

少し前に刊行した『楔形文字を書いてみよう 読んでみよう』と三部作で展開していただけると嬉しいです。

 

が、こんな本が出ているのを見つけてしまいました。平凡社の『古代エジプト語基本単語集』です。ヒエログリフを単語集という視点で編集してしまうなんて、さすがです。

そして平凡社と言えば『黄泥街』と『チェコSF短編小説集』でコラボしたばかりですが、こんどはヒエログリフでコラボができそうです。

スーパーブラッドウルフムーン

煌々と輝く月です。

満月です。

ニュースで言っていましたが、スーパー ブラッド、ウルフ ムーンなんだそうです。

月までの距離が近いので大きく見えるスーパームーンは知っていましたが、月食だったか日食だったの影響で赤く見えるブラッドムーンでもあり、1月最初の満月をウルフムーンと呼ぶのだとか。

それが三つ重なるのは次は十数年後だそうです。

しかし、満月を見ると吠えたくなりますよね?

実際の評価はどうなのか?

朝日新聞の夕刊に載っている舞台評。

今回は、乃木坂46の生田絵梨花出演の舞台が取り上げられていました。

生ちゃんについては、最後の方にさらりと触れられているだけですが、悪くは書かれていません。むしろ褒めてくれています。

ネットでは、ミュージカル女優としての生田絵梨花について賛否両論ありまして、ネットという匿名性を生かして、さも自分は詳しいかのように語っている人が多いですが、こういったきちんとしたメディアで評価されているということは、それなりのものなのではないかと思います。

そもそも、いきなり圧倒的な素質を見せつける人というのもいらっしゃるのでしょうが、多くの場合、たくさんの舞台経験を積んで巧くなっていくものです。この数年舞台に出るようになった俳優の演技をあれこれあげつらうのもどうなのかと思います。もっと長い目で見るべきではないでしょうか? と、あたしなどは思うのですが。