大根と白菜は違います!

このところテレビで時々流れる、味の素Cook Do「豚バラ大根」のコマーシャル。

確かに美味しそうだなあ、お手軽に作れそうだなあ、ということで、母が「こんど、うちでも作ってみよう」と言って近所のスーパーへ買い物へ出かけました。

 

買い物から帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫などにしまっている刹那、「ああ、間違えた」という母の声。

なんと、「豚バラ大根」ではなく「豚バラ白菜」の方が買ってきてしまったのです。

まあ、この手の商品はスーパーの棚にひとかたまりで並んでいますから、確かにカゴに入れたはずが、つかんでいたのは隣の商品だったなんてことよくあります。

あたしとしては、大根でも白菜でもどちらでも構いませんが、どちらかと言えば、大根はみそ汁が好きなので、豚バラとあえるなら白菜の方がよいかなと思います。

古典をBLで解釈しなくても

朝日新聞読書欄です。

あたしはBLは全く読みませんが、そういう方面が好きな方が、こういうところから古典に興味を持ってくれるなら嬉しいことだと思います。

しかし「古典文学をBLで」と言う前に、そもそも古典の世界はBLの宝庫ではないでしょうか? いや、古典の世界ではなく、古典の時代と言った方がよいでしょうか?

あたしの恩師の一人である小松茂美先生が、平安時代の貴族の日記にそういう記述がたくさん出てくる、ということを機会あるごとに話してくれました。BLではなく男色です。何ら珍しいことではなく、日本史においてはごくごく普通の現象だったようでもあります。

《BL古典セレクション》というシリーズが始まるそうですが、それよりもはるか以前、あたしが学生の頃、既に私説三国志 天の華・地の風』という小説がありました。

全10巻で、かの有名な三国志の諸葛孔明を主人公とした物語です。

当時もそれなりに三国志は人気でしたから、この作品は中国古典を専攻していたあたしにはとても衝撃でした。第一巻しか読んでいないですが、復刊されて現在も手に入るみたいですね。

といった、古典世界のBLはおくとして、話を小松先生に戻しますと、実際に平安貴族や寺院における男色はお盛んだったようです。「男色」を書名に使っている本は何冊も出ていますけど、もっと簡便にまとめた、紹介したものが新書の形態であれば、是非買って読んでみたいと思います。

小松先生が存命なら……