真実(現実)は小説より奇なり?

早朝の情報番組で三島にオープンした絵本の専門店をリポートしていました。

えほんやさん」というお店だそうです。絵本作家のえがしらみちこさんが店主だそうで、東京から三島に引っ越して、周囲に知り会いもなく、子育ての相談の出来るような人も場所もなかったというご自身の思いから、そんな場所を提供したいという気持ちで立ち上げだと紹介されていました。

で、思い出したのが碧野圭さんの『書店ガール』です。

この小説には何人もの書店員が登場しますが、その中の一人が東京の大手書店チェーンを辞め、地元の沼津に戻って、おばさんが長年経営していた小さな町の本屋を引き継ぐことになります。

ただ単に引き継ぐだけではなく、ちょっと変わったパンを作る職人と意気投合し、本屋&喫茶という業態のお店にリニューアルします。そのままではジリ貧なのは目に見ているので、なんとか工夫を凝らし。お客さんが集まってくれるようなお店にしようという意欲が垣間見られます。

そんな小説を読んだ後だったので、この絵本専門店がなんとなくダブって見えました。もしかすると、碧野さんがとっくに取材していて、こんな実際の取り組みを巧く小説に取り込んだのかも知れませんね。

という勝手な想像です。

プラハにご注目!

今朝の朝日新聞に載っていました。

オセロの世界大会があって、日本人の小学生がチャンピオンになったそうですね。スゴいことです。

で、その世界大会が行なわれたのがチェコのプラハだそうです。たぶん毎回世界の各都市を回り持ちなのかも知れませんが、今回はプラハだったわけですね。

そんなグッドニュースがプラハから飛び込んできたからなのでしょうか? あたしの勤務先の『プラハ、二〇世紀の首都 あるシュルレアリスム的な歴史』が売れ行き好調なのです。

この本、9月末の刊行なので、まだ出たばかりです。

さらには、本体価格が13500円という高額本です。

それなのに、売れているのです。主要店からは追加注文が来ています。

まずは人文の歴史のコーナーに置かれていると思いますが、文芸評論や芸術のコーナーでも十分に読者の関心を引きそうな内容です。大型店では数か所に分けて置いてあるようです。

いま注目すべきはプラハなのでしょうか?