一日目の蝉

寝苦しい夜が終わって朝が来て、朝刊を取りに外へ出ると玄関先の縁石にこんなものが……

朝の5時半のことです。

薄羽ってこういうのを言うのでしょうか? きれいなのか、気持ち悪いのか、人によって感じ方はさまざまでしょう。あたしはここまで柔らかそうな蝉を見たことがなかったので、あたしは非常に美しく感じました。

あたしは昆虫にはそれほど詳しくはないのですが、この段階でどれくらいの時間が経っているのでしょう? 羽化って言うのでしたっけ? この感じだと、始まって1時間くらいってところでしょうか?

ただ、一生懸命さなぎから出てくる段階はもう終わっていて、あとは羽が乾いてくるのを待っているようですね。カメラを向けても微動だにしませんでした。

そして約1時間半後、7時過ぎの状態がこの写真です。

どうでしょう。かなり色がついてきましたね。羽も乾いてきた感じが見て取れます。それでもまだ生乾き感は残っています。飛び立つにはもうちょっとというところでしょうか。

で、小一時間後にはさなぎだけ残してもういませんでした、蝉はどこかへ飛び立っていきました。

と報告できればよかったのですが、あにはからんや、うちの母親が捕まえて腕に乗せて家の中へ連れてきました。

そんなことしてどうするの? 部屋の中飛び回るし、鳴き始めたらうるさくて仕方ないよ、と説得し、庭に干してあったタオルに止まらせました。

鳴きはしませんでしたが、しばらくすると旅立っていきました、今ごろは近所の木で鳴いているのでしょうか? とはいっても蝉の命は一週間、来週の日曜日には、彼(彼女?)はもうこの世にいないのですよね。

 

今回のタイトルは角田光代さんの『八日目の蝉』をもじったのですが、そもそも蝉ってこの日から数え始めるので正しかったのでしょうか? 土の中にいるときだって蝉は蝉ですよね? それとも別の名前ってありましたっけ?

ところで、この蝉の種類は何?

好きか嫌いかではなく、実際に読んでいるかが問題であって、もっと言えば、借りて読んでいるのか買って読んでいるのかってこと!

今朝の朝日新聞です、確か、別刷beだったと思います。

「本を読むのが好きですか?」と問われたら、それこそ渋谷のセンター街で遊んでいるガキどもだって「好き」って答える割合が一定数はいるでしょう。ましてや、朝日新聞のウェブサイトで尋ねたら、もともと本に親しんでいる層が大半でしょうから、この結果は当然だと思います。

それにしても、好きではない人の理由が切実ですね。視力や体力などの肉体的な問題は如何ともしがたいですが、少なくとも文字が小さいというのであれば電子書籍の拡大機能は一助になるかと思います。

本の価格が高いと感じるか否かは人によると思いますし、本の内容によるとも思います。この値段でどれだけ心が豊かになり、楽しい時間を過ごせるかと考えると、世間一般にある娯楽に比べ本は決して高いとは思いません。映画が約2時間として、その入場料と同じ金額の本を買ったとしたら、本にもよりますが、恐らくは2時間以上は楽しめるはずです。

でも、いまの若い人を中心に本に親しんでいない人は、そうは考えないのでしょうね。読み終わるのに時間がかかる、と否定的に考えてしまうのだと思います。「この一冊で3日は楽しめる」と考えるか、「3日もかかるなんて」と考えるか。たぶん後者は実際には3日以上かかるでしょうし、2日目で放り出してしまうかも知れません。

本を読むというのは、それなりに体力が必要なんだと言えます。肉体的にもそうですが、気持ちの問題というのもあると思います。時間に関して言えば、忙しい時の方が集中して読めるので読書がはかどります。忙しくて読めないというのは、一面で正しく、一面では正しくはありません。あたしはそう思います。

ご先祖様、いらっしゃい!

昨日はお盆の入り、いわゆる迎え火です。わが家は昔から新暦でやるので昨日でした。

あたしは仕事で遅くなったので、母が一人でご先祖様を迎えてくれましたが、普段の仏壇は扉を閉じ、左の写真のようなお盆用の祭壇(?)が登場しております。これでご先祖様が喜んでくれているのか、それはよくわかりませんが……

ただ、狭いわが家なので、こういったものを出してくると、ますます部屋が狭くなってしまうと言うのが玉に瑕です。

卓の上に二つ、卓の左に一つ、灯りがありますが、もちろん蝋燭を灯すのが本来の姿なのでしょうが、現代の商品でそんな危ない真似はできません。どちらも電気で灯りをつけるタイプです。つけた状態が下の写真です。

もう少し周囲が暗いと雰囲気が出るのでしょうが、如何でしょう? 灯りは一日中つけっぱなし、というわけではありません。朝晩に線香をつける時だけ点灯させています。

ブームはまだまだ続く予感?

今朝の朝日新聞です。

  

アイヌへの関心がかつてないほど高まっているようです。

あたしの勤務先の『ニューエクスプレス アイヌ語』もお陰様で好調な売れ行きです。『カムイユカラを聞いてアイヌ語を学ぶ』ともども、是非、付属のCDでアイヌ語の音に触れてみてください。

テレビアニメ版「ゴールデンカムイ」も10月からセカンド・シーズンが始まるようですね。

三姉妹と呼んでもよいかしら?

間もなく『極める!スペイン語の基本文法ドリル』が刊行になります。

ご覧の「極める!スペイン語」シリーズは、既刊の『極める!スペイン語の接続法ドリル』『極める!スペイン語の動詞ドリル』が大ヒットした(している)商品で、今回の「基本文法」も大いに期待が持てます。

  

この機会に、三冊揃えての展開を是非ともお願いいたします。

新作が……

昨日の朝日新聞夕刊です。

 

藤田貴大さんの記事が載っていました。藤田さんは第56回の岸田賞を受賞されていますね。

朝日新聞を見ていますと、しばしば岸田賞を受賞された劇作家の方が、その後、多方面で活躍されている記事を見かけます。なにやら自分のことのように嬉しく感じてしまうのはあたしだけでしょうか?

半分の記憶

このところ、気がつくと、けやき坂46のアルバム収録曲「半分の記憶」が頭の中に流れています。けやき坂46の二期生曲なんですけど、メロディーラインがとても格好いいのです。

この曲は、フロントに小坂菜緒、渡邉美穂、河田陽菜の三人が並んだフォーメーションですが、二期生ではこの三人が中心メンバーということでしばらくは回していくのでしょう。

ちなみに一期生は、このところ中心にいることが増えた佐々木美玲と齊藤京子、加藤史帆の三人が何かと取り上げられることが多く、現在のスリートップという感じです。雑誌グラビアなどの表紙でもこのメンバーが出ることが増えていますが、あえて言えば、河田陽菜を除いた5名で出ているのを数回見かけていますので、二期生三人の中では小坂、渡邉が河田よりもちょっと抜け出ているのかも知れませんね。

それはともかく、先日、このけやき坂46がアルバムを発売したわけです。もともとは欅坂46のアンダーのような扱いで募集され、結成されたけやき坂46ですが、欅坂のシングルに参加することはなく、カップリング曲を歌う程度という扱いでした。欅坂の選抜は固定のままとなると、けやき坂は今後どうなっていくのか、という危惧もありました。

が、アルバム発売を機に、徐々にけやき坂と欅坂は別のグループとして活動していくような流れです。現在開催中の合同オーディションも、乃木坂、欅坂と並んでけやき坂と表記されていますので、これを見る限りは3グループが完全に並列の扱いです。ファンが期待するのは、単独シングルの発売なのでしょう。

ところで、日本だと、アイドルだけなのかも知れませんが、シングルを何枚か出して、それに曲をプラスしてアルバムを発売、というのが一般的だと思いますが、海外ではアルバムを出し、そこからシングルカットというのがよくあります。ですから、けやき坂もアルバムからのシングルカットというかたちでシングルを出してみたらどうだろう、と思っています。

とはいえ、次の欅坂のシングルでも、相変わらず、けやき坂がカップリング曲を歌っているようですが……