成人向けコミックと言っても決してエッチなものではありません

数日前の日経夕刊に「欧米漫画、親しみやすく」という記事が載っていました。

確かに、このところ岩波書店の『MARCH』を書店でよく見かけていましたので、欧米の漫画がようやく日本でもメジャーになってきたかなという印象は持っていました。

  

しかしこういう記事が出て改めて書店の店頭を眺めてみますと、『バンド・デシネ 異邦人』なども目につきます。

この手の漫画はどう見ても子供向けとは言えません。いや、子供でも読めないことはないでしょうが、絵のタッチやストーリーなど、普段読んでいるような日本の漫画、コミックとはまるで異なります。やはり大人向け、普通に本を読んでいる人をターゲットにしている漫画ではないかと思います。

「子供と言うよりは大人向けだよね」という感じのコミックは確かにこの数年、いやここ十数年、日本の作品でも増えてきましたが、欧米のものとなると、見かけるようになったのはまだこの数年かそこらだと思います。もう少し遡ってみますと、あたしが覚えているのでは『ペルセポリスⅠ イランの少女マルジ』『ペルセポリスⅡ マルジ、故郷に帰る』が早い事例ではなかったかと思います。

 

しかし、このところは刊行がずいぶんと増えているような気がします。そしてコミック売り場ではなく、多くが海外文学の棚に置かれています。コミックだろうと本だろうと、こういうところから海外の作品に興味を持ち、さらに進んで海外の文学作品やノンフィクションなどに手を伸ばしてくれる読者が増えることを期待しているのですが……

眠いのです

昨晩は、勤務先の飲み会。

今月で定年退職される同僚の送別会でした。

それ自体は、とても愉しいひとときでしたし、お料理もお酒も美味しくいただいたのですが、とにかく眠いです。

送別会は仕事が終わった午後6時スタート。終わったのが8時半過ぎ、もうじき9時になろうという時間でしたから、それほど遅くまで、というわけではありません。

しかし、あたしのように普段から8時すぎには床に入り、本を読んでいても8時半くらいには寝入ってしまう人間には、9時近くまで外にいる、帰宅していないというのは、かなりの苦痛です。送別会の後半は、もうとにかく睡魔との戦いでした。

そして今朝もいつもどおり3時すぎには目が覚めてしまいます。さすがに床を出るのは3時半を回ってからにしていますが、でも4時まで寝ているなんて平日ではまずありえません。

そんなわけで、いま、とにかくあたしは眠いのです。