残念だと思っていても……

今朝の朝日新聞「折々のことば」は『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』から。

もちろん同書は読みました。閉店の日は出張だったので伺うことはできませんでしたが、最後まであたしの勤務先の本も大事に並べてくれていました。みすず書房や岩波書店などもお客様が付いているのでしょうね、しっかり並んでいる本屋さんでした。

まだまだ余力を残しての閉店というのが残念でもあり、清々しくもあり。同書の末尾には、自宅のある池袋でブックカフェ的な店をオープンするということが書かれていましたので、それを楽しみに待ちたいと思います。

外国語をもっと楽しみませんか?

昨日の朝日新聞夕刊です。黒田龍之助さんが写真入りで登場しています。

記事にもありますように、黒田さんは外国語を学ぶことの楽しさを、さまざまな機会を通して伝え続けている方で、その一つとして多くの著作をものされています。あたしの勤務先からも、専門のロシア語の参考書以外に『もっとにぎやかな外国語の世界』『寄り道ふらふら外国語』『寝るまえ5分の外国語 語学書書評集』『ことばはフラフラ変わる』などが出ています。

   

別に大上段に構えた比較言語学などをやろうというのではありません。もっと気軽に、しなやかに、外国語に触れてみませんか、というのがあたしが理解する黒田さんのスタンスだと思います。

他社からは文庫や新書も出ていますので、この機会にいかがでしょうか?

ジャズって知っていますか?

今週末配本予定の『ジャズのことばかり考えてきた』はこんな本ですが、ジャズと言えばほとんどの人は音楽のジャンルとしてのジャズを思い出されるのでしょうか?

と言うよりも、「そもそも音楽のジャズ以外に他に何かある?」というのが大方の意見ではないでしょうか?

ですが、あたしの場合、もちろん真っ先に思い出すのは音楽ジャンルのジャズですが、それと同じくらいの比率で思い出してしまうのが、データ保存メディアとしてのジャズなんです。

えっ、それなに?

という方がばかりでしょうね。でも、例えばウィキペディアなどで「ジャズ」を検索しますとリムーバブルディスクとしてのジャズも出てくるんですよ。ちなみに綴りは「jaz」です。「z」が一つなのがミソです。

ウィキペディアのジャズの項目を見ていただければ写真も載っていますから、「ああ、これね、覚えているよ」という方もいらっしゃるでしょうが、あたしもそんな一人です。

フロッピーでは容量が足りなくなってきた時代、MOやzipなどいくつか規格やメディアが乱立していた時期がありまして、そんなメディアの一つがjazでした。あたしは使っていませんでしたが、ヨドバシカメラなどの店頭でディスクや、それを読み書きするハードを見た記憶があります。

MOもそうなんですが、zipやjazに残してあるデータって、今の時代、どうやって読み出したらよいのでしょうね?