既刊も是非ご一緒に!

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

紹介されるようです

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

今日が六・四だから?

午後から外回りです。

湿度が低めなのでからっとした暑さです、と朝の天気予報で言って通り、確かにダラダラとした汗はかきませんでしたね。嬉しいです。

ところで、今日の外祖回り、なんか知りませんが、中国関係の書籍がやたらと目に飛び込んできました。

まずは『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』、平凡社新書です。「ビジネスに活かす孫子」的な本なのでしょうか? それとも中国史好きが読んで面白い内容なのでしょうか? 目次をパラパラ眺めた限りでは、ちょっとつかめませんでした。

 

続きましては『辺境の思想 日本と香港から考える』で、隣に『辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く』が並んでいたりしてました(汗)。確かに「辺境」という言葉は共通していますが、目次を見る限り、全く異なる本ですね。しかし、どちらも中国を見つめる視点は面白いかも知れません。

そして『新訳 金瓶梅』の上巻。全3巻になるようですね。

そして最後はやはり『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』が目に飛び込んできます。副題に「「天安門事件」は再び起きるか」とありますが、ほとんどこの事件を知らない若者が立ち上がるとしたら何がきっかけになるのでしょう? 非常に興味があります。

2018年6月4日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

中東情勢を理解するのは難しいけれど、少しでも知識を得たいと思って……

サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』の続編とでも言うべき『シーア派とスンニ派』が発売されました。

前著は発売後すぐに購入して読みましたが、今回のもこれから読みます。楽しみです。

  

それにしても刊行までちょっとインターバルが空きすぎてしまいましたね。

中東情勢って刻々と変わるので早く出さないとならない反面、どんなに急いでも、それを超えるスピードで現実が進んで行くので、どの程度の内容でまとめ、どのタイミングで刊行するかが非常に難しそうです。

で、この間に続編の刊行を待ちきれなかったというわけではありませんが、『オリエント世界はなぜ崩壊したか』も読んでみました。こちらも非常に面白い一冊でした。併読をお薦めします。

明日は六・四、こう書くとこのページは中国大陸から見られなくなるのでしょうか?

朝日新聞にこんな記事が載っていました。

亡くなった人権活動家・劉暁波氏の奥さん、相変わらず軟禁状態のようです。この表明もかなり皮肉に満ちていますね。果たして共産党に通じるのかどうか、それはわかりませんが……

 

朝日新聞にこういう記事が載るのも、明日が六・四天安門事件の日だからでしょうね。共産党も相当ピリピリしているはずです。中国の若者は経済的繁栄を謳歌するだけで、この事件のことを知らないまま育ってきているものがほとんどだとか。徹底的な情報統制を布いているわけですから知らなくても仕方ないでしょうね。

だからこそ、『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』なんて、出来るなら読んでもらいたいところです。たぶん中国語訳が出ることはないでしょうけど、密かに漢訳されて地下で出回るかも知れません。

中国では出版されないと言えば、『不屈 盲目の人権活動家 陳光誠の闘い』も同様ではないでしょうか? こういう活動家のこと、13億の中国人、どれくらいの人が知っているのでしょう。

多少の影響は本当にあるのでしょうか?

今月には最新刊が刊行になるコミック『ゴールデンカムイ』の影響で『ニューエクスプレス アイヌ語』が売れるのは、まあ理解できます。

  

何て言っても、アイヌ語を聴いてみたいという人にとって、CD付きの教材はうってつけですから。

しかし、つい最近出たばかりの『古典ギリシア語入門』が絶好調で売り上げを伸ばしているのですが、その理由が『ギリシャ語の時間』の影響ではないか、というのはどうなのでしょう?

 
確かに『ギリシャ語の時間』の主人公の一方は古典ギリシャ語の教師であり、もう一方はその教室へ通う生徒です。古典ギリシャ語のフレーズもところどころに印象的に使われていますし、読んだ読者が古典ギリシャ語に興味を持つのも理解できなくはありません。

と言うよりも、そもそも日本人の中に古典ギリシア語に対する興味、関心が潜在的に高かったということなのでしょうか?

PCは切り捨てられる運命?

けやき坂46のファーストアルバムがもうすぐ発売になるのに合わせ、メンバーの動画が特設サイトで公開になっています。下の画像はそのトップバッター、みーぱんの動画のキャプチャーです。

 

けやき坂46では、みーぱんはあたしの推しメンです。今回のアルバムのリード曲「期待していない自分」でも、公開されたMVを見ると彼女がセンターで歌っています。その前の曲でもセンターでセンターでしたから運営側からも期待されているのだと思います。

それはそうと、上に書いた動画なんですが、特設サイトは「スマートフォン専用」と書いてあります。一応、PCのブラウザでもページは開きますが、動画は見られません。下の画像は左がタブレットで見たもの、右はパソコンで見たものです。

 

画面上部にメンバーの顔写真が映っていますが、これが上に書いた動画へのリンクになっていますが、右側のパソコンではその部分が表示されていません。つまりパソコンで開いたら、そんな動画があることにすら気づけないのです。

さらによく見ると、左側のスマホ・タブレットでは画面に刷毛で描いたような青、赤、黄色の模様が表示されていますが、右側のパソコンの画面ではそんな絵柄(?)は映っていません。下へスクロールしていくと他にもいくつか異なるところがあります。

さて、けやき坂のファンはほとんどが若者でしょう。そうなるとこういうサイトを見るのもほとんどがスマホなんだと思います。アクセス解析をすれば、どんな機器からアクセスされているかがわかります。あたしの予想では7割近くがスマホなんだと思います。あるいは、もっと多いのでしょうか?

若者のPC離れはよく言われますので、主なターゲットであるこういうサイトはPCではなくスマホを中心に設計されるのも無理はありません。こうなると、ますます若者はPCから離れて行ってしまいそうですね。

しかし、就職したらPCを使えないと、と言われます。ワードやエクセルの簡単な操作は出来て当たり前、というのが社会人の常識だと、あたしなんかは思います。しかし、このあたりもどんどんスマホで代わりがきくようになっています。スマホやタブレットで十分にエクセルやワードは使えます。使いにくいと感じるのはパソコンに慣れた世代であって、若者は最初からスマホのワード、スマホのエクセルを使っているのだとしたら、あまり使いにくいとも感じないのでしょうね。

あと10年もしたら、企業のサイトもまずはスマホで閲覧されることが標準になってしまうのでしょうか? でも、アイドルなんかのかわいい画像はスマホの小さい画面ではなく、パソコンの大きい画面で見たいと思いませんか? いや、現在はスマホからテレビの大画面に映すことも出来るわけですから、これも言っても意味のないことですね(汗)。

いつかは現地で食べるかも?

朝日新聞の夕刊です。

名古屋の喫茶店のモーニングに関する記事です。

名古屋流のモーニングについてはいろいろ聞くことはありますが、実際に食べたことはありません。なかなか名古屋に泊まる機会がないので、名古屋でモーニングを食べる機会もありません。

いろいろ、こちらが欲しくないものまで付いてくる、というイメージです。この記事にもあるように、コーヒーを頼むとこれだけのものが付いてくるのですね。

ただ、あたしはコーヒーが飲めないので、さあ、どうしましょう?

かなり短絡的に歴史を鑑としてみる

中公新書『ヴィルヘルム2世』の中にこんな部分がありました。

ドイツの経済的躍進は、ドイツの側でも人びとの心性に大きな変化をもたらした。ドイツ人には元来、イギリスやフランスに対する劣等感が根強い。これら西欧諸国の文明的洗練に比して、自分たちの生活習慣や文化は粗野だという引け目である。ところが今、その自分たちは目覚ましい発展をなしとげた。諸外国からも賛嘆されるほどの成功である。だとすれば、われわれは何も他国に遠慮することなどあるまい、自信をもって、もっと堂々とふるまってもよいのではないか--そう人びとが考えるようになるのは自然の趨勢である。(P.121)

この箇所のドイツを中国に、イギリスやフランスを日本に置き換えると、改革開放以後目覚ましい経済成長を遂げた中国によく似ているなあと感じるのはあたしだけでしょうか?

さらには

つけ加えておきたいのが、先に述べた、国をあげての自信過剰という時代の雰囲気である。ビスマルク外交は一言でいえば、自制の外交であった。しかし、人びとの間に国民的自信が沸きたってくると、発想が変わっていく。国力に見合った権益を求めても当然ではないか、という考えが生じる。外相だったビューローが一八九七年に議会演説で述べたように、われわれドイツにも、他のヨーロッパ諸国と同様、世界のなかで「陽のあたる場所」を求める権利があるはずだ、と。(P.125)

とも書いてあります。これなども鄧小平時代の中国と習近平時代の中国のことを書いているのではないかと錯覚してしまうような文章です。そして、ヴィルヘルム2世は海軍の建設に邁進します。これなども国産空母を建造し、介与進出を活発化させる現在の人民解放軍と重なるところを感じます。

安倍政権以来の日本の動きを戦前に戻っている、戦争への道だと表現する人がいます。それはそれでそれなりの妥当性を感じますし、あたしなども第一次大戦後のドイツの歩み、ヒトラーやナチの台頭などはこのところの自民党政治と重なるものを感じます。

歴史を鑑とするということは大事な人類の知恵だと思いますが、こうしてみると第一次大戦前のドイツが最近の中国と重なって見えてくるのは不思議なものです。