たぶんあたしは偏見を持っている人だと思います

今朝の朝日新聞です。

水色で塗られている部分に具体例が挙がっていますが、さすがに上六つは「いまどき、そんな風に思っている人いるの?」と言えるような内容ですね。これらはすべて個人差ではないでしょうか? そういう人もいれば、そうでない人もいる、という感じだと思います。

最後の「LGBTの人はオシャレ」というのは、そういう言説があること自体知りませんでした。そうなんですか? ってうっかり信じそうになるあたしのような人間が、無意識の偏見を助長し、社会にまき散らしているのでしょう。

ちなみに、最初の項目、「女性はこまやかな心遣いができる」というのは、ズボラな女性も数え切れないくらい見ていますから(もちろん男性も)、典型的な個人差の問題だとは思います。ただ、男性が女性に対して細やかな心遣いを求める傾向にある、というのは大方の男性が頷けるのではないでしょうか?

で、男性に好かれたいと思う女性は、男性が求める女性像に近づこうとするわけで、女性はこまやかな心遣いができなければと思い込み信じ込み、それが今度は逆に男性側に「女性はこまやかな心遣いができる」と思われる原因になっているのではないかという気がします。

しかし、こまやかと言うから女性的なニュアンスを受けてしまいますが、相手のことを思いやる気遣いと言い直せば、これは男女を問わず必要なことなのではないかと思います。

そして、あたしに決定的に欠けているのもこの点です。全くもって他人を思いやろうという気持ちが欠如しています。自分中心にわがままに生きています。

だから結婚相手はおろか、恋人も親友もできないままこの歳になってしまったわけです。その自覚はありますが、自省はありません。

これで一通り電子化されました?

知人のSNSで知ったニュースです。朝日新聞の名古屋版で2月に掲載された記事のようです。なんと、愛知大学の『中日大辭典』が遂に電子化される宋です。

振り返ってみますと、あたしが学生のころ、中国語辞典と言えば光生館の『現代中国語辞典』が主流で、岩波の倉石辞典は癖があり、愛知大学の大辞典は文学作品を読む人向き、という評価でした。中国語を学ぶ学生は光生館を買うしかなかった時代です。

その後、あたしが卒業のころになって小学館から『日中辞典』が発売され、その後『中日辞典』も姉妹版として刊行され、光生館独占の中国語辞典の世界に風が吹いたのです。

その小学館の『中日辞典』『日中辞典』は既に電子化され、スマホアプリとなっています。確か最初はCD-ROM版が発売されたのだと記憶しています。辞典・事典はCD-ROMで使う、そういう時代でした。

さて、小学館の辞典が出たとは言え、英和辞典などに比べ選択肢がまだまだ貧弱な中国語辞典の世界。あたしが就職したのは伊地智辞典と呼ばれる『白水社中国語辞典』の編集をするためでしたが、同辞典も既にウェブで使えるようになっています。

それが「weblio」という辞典サイトです。いろいろな辞典が引けますし、これもスマホアプリが配布されています。

伊地智辞典が刊行されたころは、中国語辞典の発売ブームと呼んでもよいような状態で、講談社や角川書店からも本格的な中国語辞典が刊行され、少し遅れて東方書店からも中日辞典が刊行されました。これらの辞典も、スマホアプリとまでは行きませんが、何らかの電子化はされているのではないでしょうか? これだけ電子媒体で出てしまうと、紙の辞書が売れなくなるのも当たり前ですね。

さて、上述の小学館のアプリですが、Android版は同辞典の第2版が電子化されたもので、最新の第3版は電子化されていないようです。しかし、iOS版は上掲のように第3版のアプリが昨年リリースされました。Android版のリリースが待たれます。

2018年3月8日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー