また逢えるさ!

とうとう代々木上原の幸福書房が閉店してしまいました。

昨今、セレクト型書店とか提案型書店とか、そういった書店プラス何かのお店がしばしば話題になりますが、幸福書房はそんなのとは無関係、ごくごく一般的な街の書店でした。だから残念なんですよね。

あたしが営業に行くようになったのはこの一年です。それまではこの地区担当ではなく、担当になってからもまずは沿線の、もう少し大きな書店をしっかり回ることを優先していたため訪問できませんでした。

しかし、しばしば注文の電話があり、新刊案内を送るとしっかり数を入れて返送してきてくれる、これは一度訪問しなければと思って伺って以来の、本当に短いお付き合いでした。あたしなんかの訪問に関係なく、あたしの勤務先の本を大事にしてくれていた書店でした。

そして左右社から刊行された『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』読了。

何も期待しないでください。南長崎に「幸福書房」という名前が復活していたら、「あのおじさん、全然諦める気がないな」と笑ってくれたら嬉しいです。その時は見学がてら、ぜひ遊びにきてください。きっと来てください。待っています。(P.95)

同書の末の方にある上掲のメッセージ、ご主人の人柄がにじみ出ています。

京阪の書店現場から~自社的な~

YAにもあたしの勤務先は参加していますが、四六判宣言にも参加しているのです。その四六判宣言のフェアがジュンク堂書店大阪本店で開催中でした。

四六判とはいわゆる単行本のこと。「文庫や新書では読めない作品を届けたい」ということで始まったフェアです。これだけ大々的に開催中ですので、お立ち寄りの際は是非ご覧頂ければ幸いです。

そして同店の四六判宣言のすぐお隣ではユルスナールのフェアが! ユルスナールは昨年12月が没後30年でしたので、ちょっと特集展示を提案してみたところ、このようにやってくださいました。深謝。

そして最後は新刊『スペイン語文法ライブ講義!』のために、著者がみずから身を削って(?)登場しているポップです。こちらもジュンク堂書店大阪本店です。

このポップは同店以外にも、あたしたち営業マンが持ち歩いて各店に展開をお願いしていますので、今後全国各地に出没するのではないかと思います(笑)。

京阪の書店現場から~YA篇~

あたしの勤務先もちょこっと参加しているフェアから。

丸善&ジュンク堂書店梅田店のYA(=ヤングアダルト)フェアです。エスカレーターで上がってくると、この棚がドドドドーンと眼前に現われるところは壮観です。

しかしこのフェア、この棚面だけではなく裏側に回っても上の写真のようにさらに展開が続くのです。先日トークイベントも行なわれたそうですが、3月には東京の丸善丸の内本店でトークイベントが行なわれるとのこと。興味のある方は是非!

京阪の書店現場から~タイムリー篇~

続きましては、またしても丸善&ジュンク堂書店梅田店。

チョコを贈るときに本もどうぞ、というわけでバレンタインデーとホワイトデーにあやかったフェアが開催中です。

この手のフェア、毎年どこかしらの書店で開催されているとは思いますが、書店員の方の趣味や傾向によってどういう本が選ばれるのか、なかなか個性があふれて楽しいものがあります。

こちらの場合は文芸書売り場ですので、主に恋愛をテーマとした本が多いようです。

京阪の書店現場から~韓流篇~

関西ツアーで撮らしていただいた、京阪の書店の様子を少しご紹介。

 

上の写真、左は大阪の丸善&ジュンク堂書店梅田店の文芸書売り場、右は京都の丸善京都本店。どちらも韓国文学フェア開催中です。翻訳文学だけでなく、文芸という枠からこぼれるものも選書されて並んでいます。

ちょうどオリンピック開催期間中ですから、文学だけでなく一般的なグルメにエステもいいですが、言葉とか歴史とか、韓国について多角的に考えてみるチャンスだと思います。そのサポートをこういった形で店頭で行なえるのが本屋の魅力ではないでしょうか?

さらなる伸びを期待

下の写真は左が丸善京都本店、右がジュンク堂書店大阪本店です。どちらも『バー「サンボア」の百年』を面陳してくれています。

 

あたしの勤務先宣伝部謹製のミニ看板も飾ってくれています。よく見ると、京都と大阪では看板のデザインが異なります。こちらも是非ご注目ください。

さて、今回のパーティーのこと、大阪や京都のローカルニュースで取り上げられるでしょうか? ネットをググってみると、京都新聞朝日新聞の記事が見つかりました。こういう記事が思いのほか書籍の売り上げに繋がるものです。さらなる伸びに期待大です。

会場でこっちを売るべきだったかしら?

サンボアのパーティーでのいでたち。

 

左が京都会場、右が大阪会場です。基本はブラウスを変えただけです。

ネクタイは、事前にいただいていた百周年のコースターの画像を配置したオリジナルのネクタイです。1本からでも作ってくれる、こういうサービスがネットにはあるんです。

やはりノリとしては大阪の方が上なのか、はたまた会場内で販売していたからなのか、大阪では複数のお客さんからネクタイをいじられました。曰く、「本もいいけど、このネクタイ、売ってないのか?」といったもの。

もう数本増産して会場販売したら、面白グッズとして売れたのでしょうか?

The Party Is Over

サンボアの百周年記念パーティ、ひとまず京都と大阪は盛況のうちに無事終わりました。下の写真は、京都のホテルオークラの入り口です。こんな大きな看板が出ているとは!

会場フロアのエレベーターを降りたところ案内表示はこんな感じでした。

さすが堂々としたクラシックなホテルというたたずまいでした。

会場前のロビーというのでしょうか、受付があり、その向かいで上掲のような書籍販売を行ないました。隣の胡蝶蘭はこのパテーィーノために関係各方面から届いていたもので、決してあたしやあたしの勤務先が用意したものではありません(笑)。

さすが京都ですね。会場には多くの舞子さん、芸子さんがいて、花を添えていました。

上の動画は、たぶんそんな芸妓さんの余興で会場に入場していくところをちょこっとだけ撮影したものです。こういうのに疎いもので、よくわかりませんが、いわゆる都踊なのでしょうか?

以上が18日、日曜日の京都会場のパーティーです。

上の写真は、ところ変わって大阪、会場はザ・リッツ・カールトン大阪。基本的なところは京都と変わりません。

が、京都では、やや目立たなかったかな(?)という反省を踏まえ、大きめの看板を用意してイーゼルに立て、なおかつ販売ブースも会場内に設けていただきました。

さすがに大阪では舞子さんたちは来ないでしょうから、どんな余興があるのかと思っていましたら、なんとオーケストラと言いますか、バンドの生演奏が用意されていました。上の写真は開場前の準備の様子です。

そして、料理の方も急ピッチで準備が進んでいました。

京都同様、会場内には洋酒メーカーのブースもスタンバっています。大阪では会場内に出展していることもあって、ついつい飲み過ぎてしまいました(汗)。

会場を一回り見回すと、上の動画のような感じです。京都よりも少し広い気がしました。来会者も京都よりもかなり多かったとのことです。

京都の都踊(だったのかわかりませんが……汗)に対し、大阪の余興は賑やかな神輿の登場でした。いかにも大阪的というのか、東京? 江戸的な感じもしましたが、これは何の神輿だったか失念!

さて会場内の書籍販売ブース、お隣は似顔絵コーナーで、寺田みのるさんがスタンバイ。パーティーの間、長蛇の列でした。

似顔絵とあたしの書籍販売の間はシガーの販売。サンボア各店でも売られている、サンボアのリングの入ったシガーの会場販売でした。やはりサンボアに来られる方はこういう趣味もお持ちなのですね。こちらも人気でした。

というわけで、今週、最後の東京でパーティーが帝国ホテルでありますが、出張販売はひとまず終了ということで、ジャーニーの「The Party Is Over」が頭の中に流れています。