What’s your name? 你叫什麽名字?

昨晩、大ヒットした映画「君の名は。」が地上波で放送されたそうですね。まるっきり興味がなかったので、もちろん見ていませんが……

もちろん映画館に見に行ったりもしていませんが、この手の大ヒットしたものや「国民的」と呼ばれるもの、あたしって結構スルーしていることが多いです、特に映画では。

たとえば、いま上映中の「スター・ウォーズ」シリーズ。一つも見たことがありませんので、登場人物の名前もよく知りません。もちろん、ストーリーだってわかっていません。「ただの宇宙戦争でしょ」くらいの感覚です。

まあ「スター・ウォーズ」は海外のものだから仕方ないと言えるかも知れませんが、国内では、ジブリ作品をことごとく見ていません。宮崎駿は高校の先輩だというのに、世界で人気のジブリ作品、どれも見たことがありません。

シリーズもので言えば、「男はつらいよ」、いわゆる「寅さん」シリーズも全く見たことがないです。別に天の邪鬼というわけではないんですよ。たぶん、昔から映画館へ映画を見に行くという習慣が家族にもなかったので、そのために映画を見ずに生きてきてしまったのでしょう。

学生時代は、周囲に映画好きというようなクラスメートはいなかったですし、たぶんそういう趣味を持っていないと寄ってこないものなのでしょう。「映画、見に行かない?」と誘われた経験も、この歳になっても一度もありません。

なんとなく、このまま生涯を終えそうな気がします。

とはいえ、ホラー映画「13日の金曜日」は映画館ではありませんが、テレビでやったりしたのを録画して見ていまして、これはシリーズ全作品を見ています。「ソウ」も最新作以外はすべてスカパー!やWOWOWで放映されたのを見ています。最新作はまだCSで放送されていませんよね? されたらきっと見ると思います。

そうです。この数年になって、自宅でスカパー!やWOWOWを見られるようになって、かつての作品が見られるようになったのもあって、見たかった作品が放送されると録画しておいて見たりしています。ですから、映画館へ行くのが億劫なだけで、決して映画が嫌いというわけではないのです。それでも、WOWOWなどでもしばしば特集放送している「寅さん」や「スター・ウォーズ」は見ようとは思いませんね。やはり好き嫌いがあるのでしょう。

クセジュ、Uブックス在庫僅少本フェア@京都

クリスマスが終わったら、クリスマス向けのフェアを片付けて商品を入れ替え、そのまま年末年始のお休みに入るので、年が明けたらフェア開始です。

と言われて準備をしたフェアが間もなくスタートです。銘柄は、文庫クセジュがほぼ全点、それとクセジュとUブックスの在庫僅少本です。いわゆる「新書フェア」と思っていただければよいかと……

クセジュは、残り数冊といった在庫僅少本がかなりあり、そういう商品は常備に加えることはできませんので、こういった機会に放出するしかありません。クセジュだけでもそこそこのアイテム数になりましたが、そこにUブックスも加えましたので、在庫僅少本を狙っている人には宝の山と感じていただけるのではないでしょうか?

Uブックスでは『母なる夜』『ブエノスアイレス事件』『ジョヴァンニの部屋』『ナジャ』『聖なる酔っ払いの伝説』『三つの小さな王国』『バーナム博物館』『貴婦人と一角獣』『カッコーの巣の上で』といったあたり、クセジュでは『錬金術』『更新料の世界史』『末期ローマ帝国』『ワインの文化史』『クレオール語』『ラテン語の歴史』『物語論』『中欧論』『ガストロノミ』『エトルリア人』などなど。

くどいようですが、在庫僅少本なので店頭在庫限りです。いや、正直に言えば、商品によっては倉庫を探すともう一冊くらい出てくるのもあるかもしれませんが、今回のフェアに出品している在庫僅少本はすべて各一冊ですので、既に売り切れていたらゴメンナサイ。

で、この在庫僅少本フェア、どこでやるんですか、と聞かれそうですが、京都の今出川にある同志社生協です。同志社大学内のお店ですが、学生の方以外でも、近所の方が日頃から自由に買い物に来ているようです。

ですので、ご興味のある方は是非!

抱負とか目標とか

あたしの勤務先は、今日からではなく明日から仕事始ですが、朝の情報番組は今日から通常放送のところが多いようですね。一般企業は、特に小売りのサービス業でもない限り、明日からというところ多いのではないでしょうか?

さて、その朝のテレビ番組、見ていますと司会陣が「あけましておめでとうございます」と挨拶をするのは当たり前として、出演者同士で「今年の目標」とか「新年の抱負」を語り合っているのが目に留まります。若いアナウンサーですと「きちんと原稿を読めるようになりたい」といった初々しい目標を披瀝する人もいますが、まあ、皆さん、そうやって目標を持って新年を迎えているのだなあと思います。

振り返ってあたし、新年の目標とか抱負を持たなくなってどれくらい経つでしょう。学生時代は学校の書き初めなどで書かされた記憶もありますし、「成績アップ」や「受験合格」といったわかりやすいものがあったので意識することもありませんでしたが、社会人になるとそういうものがなくなってしまい、あたしは特に抱負を持たずに生きてきました。

そもそも実現不可能な目標を持っても虚しいだけですし、そのために無理な努力をするのも性に合いません。それでも社会人になってしばらくは「今年こそ結婚するぞ」と誓いを立てていましたが、そのために何か努力をしたかと問われれば、してませんと答えるしかありません。だって、結婚するための努力って何をどうすればよいのでしょう?

結婚相手紹介所に入会すればよいのでしょうか? 先立つものがありません。パンフレットを見たことがありますが、それで成功するかわからないものに、あれだけの金額を払う気はさらさらありません。

「好きな人とかいないの?」と聞かれることもありますが、これも実際に見回してみるといないものですね。職業柄、女性と知り会う機会はたくさんあります。職場の女性を除いても、営業先の書店という場所は女性の比率の高いところですので、毎日のように女性とお話ししています。よくある「女性と知り合うきっかけがない」という環境とは真逆と言えるかもしれません。

ただ、女性と接する機会が多いことと、恋人や結婚相手が見つかることとは別ものです。いや、恋人や結婚相手を見つけたことのないあたしが言っても説得力がありませんが、日常の中でどうやってそういう対象を見つければよいのでしょう?

とはいえ、この業界、そうでない人も大勢いますが、意外と業界内で結婚している人が多いのも事実です。書店員と出版社員、書店員と取次会社員といった組み合わせはよく聞きます。こういう人たち、どうやって仲良くなって恋人や結婚という道筋に進んだのでしょう? たぶん最初に出逢って挨拶や名刺交換をするところまでは、あたしも全く同じだと思いますし、その後仕事で何度も接する機会があるというのも変わらないと思います。問題はそこからです。結婚にこぎ着けた人とあたしとでは、そこから先、何が違うのでしょうか?

いや、もしかすると、ファーストインプレッションから違っていたのかも知れません。出逢った瞬間にビビっと来ていたわけでもないでしょうが、やはり恋人になる二人というのは出逢った瞬間にお互いに何か感じるものがあるのでしょうか?

何か感じるものだったら、あたしにだってあります。ただそれはほぼ間違いなく「この人とは仲良くなれそうにないなあ」という予感ばかりですが、そういうネガティブな予感ならしょっちゅうです。

とまあ、そんな一年の目標や抱負も、いまでは考えなくなって久しいです。すべては時間が解決する、結局何をしたって、いまある自分に行き着くだけ、そんな諦観で生きているのがここしばらくのあたしです。

とりあえず、2018年に入って、2017年が完全に終わったわけですから、2017年の忘年会をやりますか?