2017年のアーカイブ
好みは人それぞれですが、それでもきっと美味しいのでしょうね
母の田舎である新潟県上越市の酒屋さんが季節ごとにパンフレットを送ってくれます。その時季に美味しい新潟の日本酒を紹介してくれるのです。こちらも好きですから、ついつい数本頼んでしまいますが、暮れに向けて先日届いたパンフレットにこんなのを見つけました。
「牧之」という酒です。立派な木の函に入っています。実はこの日本酒は飲んだことがあります。美味しくいただきました。しかし、720mlで5500円ですから、結構お高いお酒です。やはりお正月のようなときに飲む、特別なお酒という感じがしてしまいます。
で、今回は「牧之」は選ばず、他のお酒をチョイスしたのですが、パンフレットを眺めていたら、こんなのを見つけてしまいました。
「久保田」で知られる朝日酒造の「朝日山」というお酒の、更に特別なもののようです。なんと720mlで4万円! 「えっ、4000円じゃないの? ゼロが一つ多くない?」と言いたくなるような商品です。
しかし、2500本限定でシリアルナンバー入りと書いてありますので、美味いのでしょうね。さすがにこの値段では手が出ません。飲んでみたいとは思いますが、こんなの、もし東京の飲み屋で出されたら、コップ一杯でいくら取られるのでしょう?
今年の年末は少し片づけでもしようかと思いつつ、結局はダラダラと過ごしてしまう土日
スターチャンネルで映画「バスケットケース」を放映していたので録画し、寒い寒い日曜日に鑑賞しました。
ずいぶんと古い映画ですが、カルト的な人気を誇っていたそうで、その後パート2、パート3も作られたのだとか。スターチャンネルの放映もパート1からパート3まで続けざまでして、三つとも録画したのですが、とりあえずパート1を鑑賞した次第。
奇形の怪物による連続殺人ホラーと言ってしまうと確かにその通りではあるのですが、この映画は結合双生児兄弟の悲しいストーリーというのがベースにありますね。なので、単なるホラーとは呼べない作品です。
弟の脇腹に兄の上半身が結合した状態で生まれてきてしまい、出産時に母は死亡、父親も息子と認めず命を絶とうとしたわけですが、父親の姉だったか妹だったか、つまりこの兄弟にとってはおばさんにあたる人が唯一の理解者で二人を引き取って育てます。脇にくっついた兄さえ取り除けば弟の方は普通の少年として育ってきたので、父親は兄弟の分離手術をしようとします。
分離手術と言ってしまえば聞こえはよいですが、兄弟を引き離し、兄の命を絶つというのが本当のところです。確かに、常識的に考えてこのままでは弟も普通の人生は送れないでしょうし、兄はこの状態で何歳まで生きられるのでしょうか? 医学的には分離させ、一人だけでも助けられればと考えるのは致し方ないところだと思います。
が、弟は兄と一緒にいることにこだわり、手術を拒否するのですが、大人たちに強引に手術台に連れて行かれ、二人はあえなく分離。それだけならまだしも、弟がベッドの上で目を覚まし、何かに導かれるようにゴミ置き場へ行ってみると、分離された兄がポリ袋に入れられて捨てられていました。もぞもぞと動き出すポリ袋、中から兄の手が出て来ます。
死んでないのか? 上半身だけで生きていけるのか? 医学的なことはわかりませんが、あの体では兄は長くはいきられないでしょう。そもそも手術をした医者たちは兄を助けようとは思っていなかったはずですから、分離した傷口の縫合手術なども、弟には施していますが、兄にはしていないと思います。それでも生きているなんて……
兄弟の復讐によって父は殺され、その後、兄弟の理解者であるおばさんも老衰で死亡。身寄りをなくした兄弟は、自分たちの分離手術をした医者を探して復讐(=殺す)する、というのがこの映画の主たるストーリーです。
兄はバスケットに入れられて、常に弟が抱きかかえて移動しています。しかし、弟もたまには兄から離れて羽を伸ばしたいと思う葛藤もあり、ややドタバタコメディータッチのシーンも織り交ぜつつ、兄弟は3人の医者を探しだし殺します。そして最後は……
パート1だけを見ると、このラストからどうやってパート2へ結びつくのか、それは日を改めてパート2を見るまでのお楽しみとしておきましょう。
それにしても、師走だというのに、休日の過ごし方がこんなんでよいのでしょうか? 大掃除はしませんが、少し本の整理をしないといけないなあ、とは思っています。
あくまで整理です、捨てるわけではありません。捨てるつもりはありません。
整理しないと、同じ本を二冊買ってしまいそうだからです。ちゃんと整理して棚に並べ、どんな本を自分が既に持っているのかきちんと把握するためにも、この年末は本の整理をしないとならないと思っているのですが……
そんな時間があったらたまっている本を読まないと(汗)。
出版社の人間が「誤植は付きもの」なんて言ってはいけませんが……
今年も出たので買ってしまいました。
『乃木坂46×週刊プレイボーイ2017』です。ご覧のように、これで3冊目になります。
あたしも、何の自慢にもなりませんが、2015年版(写真右)、2016年版(写真左)、そして今回の2017年版(写真中)と、きちんとコンプリートしております(汗)。3冊すべての表紙に登場しているのは生田絵梨花、白石麻衣、西野七瀬の三名のみ。たぶん橋本奈々未も卒業していなければ2017年版の表紙を飾ったことでしょう。
さて、この手の雑誌は編集も突貫作業でしょうから誤植も多いと思います。メンバーの名前を間違える、漢字を間違えるなどというのはザラのようですし、パソコンならではの変換ミスも散見されたりします。別に責めてなんかいません。大変ですねえ、と思うだけです。
で、今回の2017年版、他にもあるかもしれませんが、とりあえず上のページに誤植を見つけてしまいました。桜井玲香と若月佑美の二人が、出版ラッシュとなった乃木坂46メンバーの個人写真集について論評するコーナーのページです。
ここで取り上げられているのは2期生の堀未央奈と新内眞衣の写真集です。論評部分が下の写真です。
左の写真、論評の最後に(若月)とありますが、写真は桜井玲香です。右の写真は(桜井)とありますが、写真は若月佑美です。写真を取り違えているのか、カッコ内の名前を取り違えているのか、あたしには判断できませんが、たぶん可能性としては、写真を間違えている方が高いでしょうね。
だって貴族ですから……(汗)
今朝の朝日新聞別刷りから。
紅茶かコーヒーか、というアンケート。そういえば、あたしが子供のころ「コーヒー? 紅茶? それともファミリーナにする?」というCMがありました。ファミリーナというのは、確か牛乳かお湯で溶かして飲むココアだったと記憶しています。いまも粉状のココアって売っていますよね? ああいうものの一種だったはずです。
閑話休題。
あたしは断然、紅茶党です。別にコーヒーが嫌いなわけではありません。あの香りは好きです。
じゃあ、なぜ紅茶党なのかと問われれば、「コーヒーを飲むのは庶民、貴族は紅茶を飲むものよ」と答えるようにしています。優雅という言葉にしっくりくるのは、コーヒーよりは紅茶だと思います。
だから、あたしは紅茶党なのです。
と答えると、たいてい「はい、はい」という乾いた突っ込みが入りますが、とにかくあたしはコーヒーは飲みません。
いえ、飲めないんです。
飲むと腹を下します。
だから、飲みません。それに苦いのも、ちょっと苦手。かつて、ファミレスのおかわり自由の珈琲を頼んだときには、砂糖とミルクを大量に投入し、カフェオレと言うよりはコーヒー牛乳に近い状態にして飲んでいました。それでも、飲んだ後はお腹が緩くなるので、もうここ十数年か、数十年は飲んでいません。
とはいえ、仕事柄、他社へ訪問したときに応接室なり会議室なりでコーヒーを供されることってありますよね。そういうときは一切口をつけません。レストランなどで食後にコーヒーが出されることもありますが、紅茶に換えられるのであれば換えてもらいます。ダメなときは「要りません」と伝えます。
数人で喫茶店などに入ったときに、みんながアメリカンとかブラックとか珈琲を注文しているときに、一人だけ紅茶を頼むことに抵抗はなくなりました。ただ、以下にもコーヒー専門店というお店は困ります。こういうお店で紅茶を頼んでよいものか、と逡巡してしまいます。が、本当の専門店だとそもそもコーヒー以外のメニューがなかったりするので、極力そういうお店は避けるようにしています。
世の中、ドトールとかスターバックスとか、安いコーヒーショップばかり。まあ、庶民の飲み物ですから仕方ないですよね。
今月のおすすめ本[語学書篇]
付録付き? って、「付き」なんて言わずとも「付録」は「付いているもの」のことですよね(汗)
新刊に封入されるカードです。
絵柄は二種類。どちらかが入っているのではなく、二枚とも封入されています。
そして、カードにも使われているイラストをフィーチャーした新刊がこちら。
横長の判型、絵本のような一冊です。タイトルは『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』と言います。
ページを開くと、左側にイラスト、右側にその解説というスタイルです。フランス語の勉強と堅苦しく考えず、「へえー、フランス人ってこういう発想をするんだ」と感じていただければ幸いです。
コンプリートするつもりはないんですが
実用よりも文芸で展開して欲しいと思う理由は以下の通りです
もう少しで配本になる新刊『バー「サンボア」の百年』は下の写真のような装丁です。
サンボアと聞いてピンとくる人、どれくらいいるのでしょう? 関西の方はご存じでしょうか? 山口瞳や池波正太郎が通った老舗のバーです。「百年」と書いているくらいですから老舗なんて言わなくてもわかりますよね。
ところで本書ですが、バーに関する本ですから、普通の書店ですと「趣味・実用」コーナーの「お酒」の棚に置かれるのではないかと思います。もちろん、それでもよいのですが、本書はサンボア百年の歴史を語ったエッセイであり、ノンフィクションです。できれば文芸書コーナーに並べて欲しいところです。
幸い、現在『琥珀の夢(上)』『琥珀の夢(下)』という本が文芸書コーナーで売れているようです。こちらはサントリーの創業者・鳥井信治郎の評伝なわけですが、『サンボア』本の帯に推薦文を寄せているのが、その孫に当たる鳥井信吾氏です。
文芸書の棚で、両者を一緒に並べていただけたらなあ、と夢想しています。読者層はかなり重なると思うのですが、如何でしょう?