あたしは撮り鉄ではありませんし、もちろん鉄っちゃんでもありませんが……

前のダイアリーで、浅虫温泉で早朝に散歩をしたと書きましたが、泊まっていた温泉ホテルの目の前が青い森鉄道の線路で、すぐのところに浅虫温泉駅もありました。

「電車、通るかな?」と思っていながら歩いていたところ、いきなりやって来て、慌ててデジカメのスイッチを入れたのですが、ちょっとタイミングが遅れてご覧の通り。これは向きから言って、青森から来て八戸方面へ向かう列車です。6時2分発の列車だったと思います。

で、しばらく海岸の方などをぶらぶらと散歩して再び線路のそばへ来ると、またもや列車が。浅虫温泉駅のアナウンスやベルが聞こえてきたので、こんどはデジカメの準備万端待ち構えました。

そして上の写真です。これも八戸方面へ向かう列車です。たぶん、浅虫温泉駅6時33分発のでしょう。ただ、この列車が通りすぎたのに近くの踏切は鐘が鳴り続けています。これは逆方向も来るのだなと思い、反対方向にカメラを向けたのが下の写真です。

通ったのは貨物でした。最近では見かけることが少なくなった、かなり長い貨物列車でした。これが青森方面へ、浅虫温泉駅を通過していきました。

最後は八戸駅。仙台方面へ向かう新幹線を待っていましたら、反対ホームを新幹線が通過するというアナウンス。新幹線の到着や接近というのは、かなり前の段階で流れるものですが、こちらも線路の先の方を眺めても新幹線の影すら見えません。

デジカメの電源を入れても、あまりにも待ち時間が長くなると自動で電源オフになりますので、新幹線が現われてからと思っていたところ、遠くに新幹線の雄姿が見えてきました。そこですかさずデジカメの電源をオンにしました。

が、最新のスマホなどとは異なり、撮影可能状態になるまでの数秒が新幹線はあっという間に近づいて、シャッターを押したときには先頭車両は通りすぎた後でした。

新幹線、速すぎます!

旅のスナップ

研修旅行、研修とは言ってもやはり旅行の要素もあります。いや、今回の場合、移動距離がかなり長くなったので、旅行という要素が例年になく強かったような気もします。

というわけで、旅のスナップ的な写真を少々……

まずは、JR札幌駅前の夜景です。北海道の中心だけ合って賑やかです。大通の方が寂しくなっていると言われていますが、それと反比例するように人の流れは駅周辺に集中しているようです。名古屋に似ていますね。そして、北海道が札幌一極集中なのは、日本が東京一極集中の縮図のように感じます。

北海道は既に紅葉が始まっています。街路も色づいているところがチラホラ。上の写真は北大構内です。見事に紅く染まっていました。

初日の宿泊はそっぽ路市内のシティホテル(ビジネスホテル?)でしたが、二日目は青森県の浅虫温泉ホテル秋田屋でした。青森なのに秋田屋とは、という突っ込みは置いておき、見かけは決して最新のホテルとはお世辞にも言えません。見るからに、昭和な佇まいでした。

しかし、宴会(夕食)も朝食も非常に美味しかったです。満足しました。ボリュームもかなりあり、「あ~、食べた、食べた」という感じになりました(笑)。

そして最終日の出発前。朝、少し時間があったので、ホテルの周囲を少し散策しました。少し寒かったですが、温泉で温まった体には心地よいものでした。上の写真は、ホテルのほぼ正面に見えていた、湯の島です。

陸奥湾の朝です。このあたりは海岸線はほぼ南北に走っているので、この海から昇る太陽を見ることはできませんが、日が沈むところは見えるようです。この浜にはサンセットビーチという名前がついていたくらいですから!

ホテルからほど近い、浅虫温泉駅前の足湯施設。朝早いので誰も使っていませんでしたが、しばらく浸かれば体全体が温まりそうです。こんな足湯施設、温泉街のあちこちにあるようです。

そんな温泉街のマップです。

別なところにあったマップはこんな感じでした。かなり趣が異なる二つの地図ですね。

秋田屋の並びには永井久慈良餅本店がありました。不勉強で久慈良餅という銘菓を知らなかったのですが、なんと朝の7時からやっています。ホテル内の売店や朝出発の団体旅行客が買いに来ても対応できるように、ということなのでしょうか? 母へのおみやげとして久慈良餅板かりんとうを買ってみました。

さて、最終日の八戸。八戸ブックセンターの並びに「いわとくパルコ」なるビルを発見しました。確認したわけではありませんが、吉祥寺などにあるパルコとは系列ではないですよね? 「パルコ」って商標登楼していないのでしょうか? 飲食店などが入っている雑居ビルのようですが、正体は不明のまま八戸を後にしました。

北の大地のフェアなど

昨晩、無事に研修旅行から帰京しました。往路は羽田から飛行機、復路は新幹線なので東京駅着という行程。

まずは、今回訪問した書店でやっていたフェアなどをご紹介します。

最初の写真は、MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店のフェア台では「ロシア革命100年」フェアです。いや~、これだけロシアものが並ぶと壮観です。他の地域と比べ、北海道はロシアが身近ですから、都内などとはまた違った反応があるのではないでしょうか?

そして上の写真でもおわかりのように、「ロシア革命100年」フェアでは、あたしの勤務先の刊行物がやたらと目立つような……(汗)

続きましては、三省堂書店札幌店の壁棚のフェア。北海道大学の先生に選書してもらったフェアです。こうしたフェアを定期的に行なっているそうです。「月イチ企画」と書いてありますから、毎月選書の先生が替わるのでしょうね。自分が習ったことのある先生だと興味も沸くのではないでしょうし、先生の専門とはまるで異なるジャンルの本が並んでいたりするとなんか面白いものです。

そんな三省堂書店の別の壁棚では毎月、人文会のお薦め本のフェアを継続中です。こちらもその名の通り毎月アイテムが替わるので、お客様を飽きさせないのではないでしょうか?

上の写真は、書店ではなく図書館でもなく、最近よく耳にする企画も増えたと思いますが、八戸ブックセンターの様子です。非常に興味深い施設でした。

上の写真も同じく八戸ブックセンター。カウンター前の、思いに海外文学を中心とした書籍が並んでいるコーナーですが、ここもありがたいことに、あたしの勤務先の刊行物がちょくちょく目につきます。

セレクトブックショップとしての棚の他に、著名人に依頼してお薦め本を選んでもらい、それを展示する「ひと棚」がありまして、そこに温又柔さんの「ひと棚」がありました。上の写真がそれです。

温又柔さんのプロフィールと選んだ本のリストです。こんな感じでいろいろな方の「ひと棚」があるのですが、それとは別に市民が自分のお薦めの本を選ぶ「わたしの本棚」という企画もやっています。

上の写真が「わたしの本棚」コーナの一部です。これは人気企画だそうで、かなり応募が来ているそうです。ポップを書いてもらうという企画は他でも見ますが、選書にまで参加してもらう、市民を巻き込むというのは八戸ブックセンターならではでしょう。

最後は、ジュンク堂書店仙台TR店の文芸コーナー。《エクス・リブリス》刊行50点突破記念フェアが開催中でした。

東京は寒い?

札幌、八戸、仙台と回ってきた研修旅行から無事帰京しました。

札幌、北海道は寒かったんじゃない?

と聞かれそうですが、気温としては東京都ほとんど変わらず、むしろ晴れている分、東京よりも温かく感じました。なにせ、この旅行前に東京は寒かったですから……

確かに朝晩の冷え込みは東京よりも寒かったかも知れませんが、あまり感じませんでした。

青森も晴れていて、やはり温かく感じられました。

仙台は雨が冷たかったですが、もう帰京間近だったので寒さも感じませんでした。

さて、研修旅行については、明日改めて書きますので、今日のところはこのへんで……

かつては存在しなかったはず?

札幌の朝です。

目覚めてバスルームへ入ったら、なんと大きなゴキちゃんが、テカテカと黒光りと言いますか、焦げ茶光りと言いますか、とにかくうごめいていました。

しかし、あたしは少しも慌てることなく、シャワーの温度を高めに設定し、ほぼ熱湯に近いお湯をゴキちゃんに注ぎました。これが一番効果的、即効性もあって、床とかを汚さないで済む退治の仕方です。

断末魔の声を上げたかどうか、それはわかりませんが、ゴキちゃんはじきに事切れました。朝からひと仕事でした!

 

 

 

という夢を見ました(^_^;)。

何ででしょう? 昨日ぼんやりと「北海道には昔はゴキブリっていなかったんだよねぇ」なんて思っていたからでしょうか?

さて、実はもう一つ、とある元気のよい商店街の元気娘、二十代半ばくらいでしょうか、その女の子(女性)が突然、その商店街にあるお寺の住職さんに夢中になってしまい、大騒動を巻き起こすという夢も見ました。

そのお寺にはなかなかイケメンの若い坊さんが数人もいるのに、その子が恋したのはもう初老の住職。年の差いくつどころか、ほぼ親子。もちろん住職さんは仏門の身、娘には見向きもしません。

とにかく娘の一方的な情熱が空回りして、というドタバタコメディーな夢でした。これはどういう暗示なのでしょうね?

では、研修旅行二日目です!

晴れは良きかな

数年ぶりの札幌です。

極寒は大袈裟だとしても、ある程度の寒さを覚悟していました。

が、雨降りの寒さの東京に比べ、晴れの寒さはむしろ清々しいです。凜とした空気が心地よく、太陽がまぶしかったです。

それでも日が暮れると冷えるのでしょうね?

でもやっぱり北海道は好きですね。また担当したいなあ、と思います。

並んでますよ! 「書店員おすすめのテーマ」フェア

下の写真は、ジュンク堂書店プレスセンター店、入ってすぐの棚のフェアです。

「書店員が選ぶ おすすめ10のテーマ」フェアです。どんなテーマがあるかは是非足を運んでみてください!

その一角、「動物と文学」というテーマでは『豚の死なない日』が、「台湾」というテーマでは『歩道橋の魔術師』と『蔡英文自伝』を、それぞれ選んでいただきました。

ありがとうございます。

こういう地図、今も作っているのでしょうか?

下の図版、その昔、あたしが学生時代に短期語学研修で中国へ行ったとき、西安の街中で売っていたのを見つけて買った市街図です。1988年3月のことです。

鐘楼の近くでバスを降り、引率の先生の先導で、昼食だったか夕食だったかのレストランに向かって歩いているときのことです。遅れないように歩いていたものの、この地図は買っておかなければと思い、慌てて買いました。

この十年くらいの事情は知りませんが、当時は北京でも上海でも道路脇にスタンドのような売店がたくさんあって、地方から出て来た中国人向けに交通地図、旅遊図が売られていました。地図を手に入れないと、網の目のように走るバス路線がわかりませんから、まずは地図を手に入れるのが肝心な時代でした。

ただし、この独特のバス路線図は理解するのにそれなりの習練を要するもので、あたしも最初はまるっきり理解できませんでした。が、一か月の研修の後半になると、バス路線図を駆使して、いろいろなところへ出かけたものです。

で、その西安の地図ですが、広げると下の図のようになっています。地図のタイトルどおり、鳥瞰図です。これが当時の西安です。

北京や上海では、こういった立体的な鳥瞰図はついぞ目にしたことがなかったので非常に新鮮で、また見ていてとても愉しかったので思わず買ってしまうのも理解していただけると思います。そして、裏面が、下の図のように他の都市でも見られる、一般的なバウ路線図になっています。

この西安の地図、あたしの乏しい中国体験からでは、この時の西安の地図しかお目にかかったことがないのですが、北京や上海でも探せばあったのでしょうか? あるいは西安だけがたまたま作っていたものなのでしょうか?

しかし、その後、ネットでは「E都市 三維秘図」というサイトを見つけ、なんと中国の様々な都市の鳥瞰図が見られるようになりました。その西安と比べると、当時の西安はまだ地方都市の風情が残っていますね。この地図はこの地図として味わい深いものがあります。