消えないで~!

歴史の授業で教える項目が減ってしまうのでしょうか? そんなニュースが新聞に載っていました。

世界史の項目を見ていると、『ロベスピエール』なんて名前が見えますね。

教科書から落ちると、こういう本の売れ行きも落ちてしまうのか、あるいは教科書に載っていないからこそ本を買ってもっと知りたいと思ってくれるものなのでしょうか?

ケネディ生誕100年

アメリカ大統領だったケネディが今年生誕100年なんですね。今夜。、BS-TBSで特集番組があるようです。

ケネディというと暗殺にばかり目が向きがちですが、彼の人生や政治姿勢など、もっと注目すべきところはあるはずです。

 

そんな多角的なケネディ理解の一助に『ベルリン危機1961(上)』『ベルリン危機1961(下)』はいかがでしょうか?

追悼グルニエ

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脱北と亡命は何が違う?

北朝鮮の兵士が板門店で脱北をしたというニュース。

なんか聞き覚え、見覚えがあるなあと感じていたら、『金日成と亡命パイロット』でした。

本書の梗概は

朝鮮戦争の休戦協定が締結された直後の1953年9月、朝鮮人民軍のパイロット、盧今錫(ノ・クムソク)中尉の操縦するミグ15戦闘機が軍事境界線を越え、突如、韓国の金浦空軍基地に着陸。北朝鮮軍の現役パイロットが亡命したというニュースは、瞬く間に世界中を駆け巡った。本書は、のちに渡米し、アメリカの市民権を得る盧今錫の半生と、抗日ゲリラから北朝鮮の最高指導者となり、独裁体制を確立して「偉大なる首領」と呼ばれるようになった金日成の成り上がりぶりを並行して描いたノンフィクションである。

です。今回の事件を機に読み直してみるのもよいのではないでしょうか?

テロと向き合う?

紀伊國屋書店新宿本店で始まったフェア「『日本のテロ』から読み解く現代社会」の小冊子。

テロという行為に、なぜ走ってしまったのか、その社会的な背景を探ろうというフェアのようです。

河出書房新社と紀伊國屋書店でセレクトした書目がいろいろ挙がっていますが、残念ながら文庫クセジュの『テロリズム』はありませんでした。フランスの事例はひとまず置いといて、今回のフェアでは日本社会に着目しているからでしょうか?

いや、書目を眺めると必ずしもそうではないようです。となると、やはり文庫クセジュの知名度が低すぎて、こういう本があることを知らなかった、知ってもらえなかったということなのでしょうか? 残念。

営業、販促、もっともっと頑張らないといけませんね!

ずいぶんと変わりましたよ!

ジュンク堂書店の大阪本店がリニューアルしました。先週の関西ツアーで立ち寄ってみたのですが、いやー、ガラリと印象が変わりました。

上の図がそのフロアガイドです。もともと2階と3階に分かれていたフロアはそのままで、1階にあったコミックが2階に吸収されました。2階は、これまでは入ると目の前がレジでしたが、レジの位置が変わってしまいました。

あまり棚の並びを換えずに、ジャンルの配置を換えただけですと、慣れているお客様は却って迷うのではないでしょうか。むしろこれくらい、レジの位置から変えてしまう方が、お客様も最初から棚を探しまわることになるので、戸惑わなくて済むのではないでしょうか?

そして3階です。これまでは専門書フロアでしたが、それはあまり変わりません。ただコミックが2階に上がった影響で、芸術が3階にお引っ越しとなりました。また3階は上がってすぐのレジの位置こそ変わらないものの、レジ前から真っ直ぐに伸びていた中央の通路がなくなってっしまいました。こちらもかなりのインパクトです。

あたしも慣れるのに時間がかかりそうです(汗)。

そして3階奥にあった喫茶がなくなり、またフロア奥のエスカレーターも閉鎖されました。フロアの移動は表側のエスカレーターのみとなり、これはちょっと不便ですね。奥のエスカレーター部分も、取り壊して売り場になるのか、そのまま壁で仕切られるだけで終わるのか、まだ未定のようです。

日本でも流行るでしょうか、否、既に流行っているのでしょうか?

昨日の朝日新聞の読書欄です。

ちくま新書の『素晴らしき洞窟探検の世界』が紹介されていました。日本では洞窟探検などと言われても、川口浩探検隊(古い?)を想像しがちですが、ヨーロッパなどではレジャーとして以前から人気があったそうです。

 

ですので、文庫クセジュにも『洞窟探検入門』という一冊があります。

ちなみに、レジャーとして人気だからなのでしょう。洞窟に入った男女が得体の知れない化け物に襲われ、といった洞窟を舞台にしたホラー映画も欧米では数多く作られています。日本では、そういう設定のホラーは少ないですね。

日本だと鍾乳洞になってしまうのでしょうか?

受賞記念に

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新刊も刊行されたので改めてパク・ミンギュ推し!

先週の関西ツアーの最終日のいでたちです。

ブラウスに埋もれるようなネクタイ、って感じですね。

 

晶文社からパク・ミンギュの新刊『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』が刊行されたので、パク・ミンギュを中心に韓国文学を盛り上げようと思ってのチョイスです。

えっ、パク・ミンギュといったら『カステラ』じゃないの? というのが世間一般の意見でしょうか? 確かに、日本翻訳大賞を受賞した『カステラ』はよく売れたようですし、日本でパク・ミンギュの名前が一気に知れ渡ったきっかけになった作品です。

でも『ピンポン』だってよく売れたんですよ、いや、今もまだ売れています。

というわけで、上の写真のネクタイなわけです。

ちなみに、京都の四条河原町にあるブックファースト京都店では文芸書コーナーで韓国文学フェアが開催中でした。担当者さん曰く、アジア文学フェアをやろうと思ったら韓国文学だけで本が集まりすぎたので、とりあえず韓国だけでやることにした、とのこと。この後、はじめての海外文学フェアを挟んで、台湾・中国文学のフェアもやりたいとのことでした。