11月 2017のアーカイブ
しっかり理解できているわけではないけれど
性適合手術に保険適用、というニュース。
心の性と身体の性が異なる人が、それを合わせるような手術を受けるときに保険が適用されるということで、苦しんでいる人には朗報だと思います。
この場合、あくまで医師の診断で性の不一致が認められた場合に限るのでしょうか? 世の中には、男(女)だけど女(男)になりたい、と単純に思っているだけの人もいるでしょうから、そういう人の手術まで保険適用になるのか否か……。記事を読む限り、性同一性障害と診断された人が対象のようですので、後者は対象外ですね。
さて、これでどれくらいの方が手術を受けることになるのか? 保険適用と行ってもそれなりの金額は負担することになるわけですよね? それすら払えない人も多いのでは? もちろん、手術なんか受けたくない、自分はこのままで構わない、という方もいるでしょうし。
LGBT関連の書籍を読んでいて難しいなあと感じたのは、性同一性障害と性的嗜好は別ものですが、体は男性で心は女性の人が異性装をする、となるとそれは男っぽい格好をすることを指すのか、女っぽい格好をすることを指すのか、にわかには答えられません。頭の中でいろいろ考えないと理解できません。
また、体は男性で心は女性の方が、適合手術を受けずに暮らしていれば、パッと見には男性でしょう。そしてその人が同性愛者の場合、好きになるのは女性なので、そこでカップルが誕生したとしても、外部の人から見たらごくごくありきたりな男性と女性のカップルに見えますよね?
現在、同姓婚は日本ではほぼ認められていないわけですが、こういうカップルの場合、体が男性で心が女性の方が戸籍上の性別を変えたり、適合手術を受けたりしていなければ、何の問題もなく女性と結婚できるんですよね?
となると、あえて心の性に合わせるような手続きや手術を受けない方が、現在の日本ではアドバンテージがあると判断するのも合理的だと思います。
こんな風に、LGBT関連の書籍を読んでいたときは、頭がこんがらがりそうでした。それでもこうして文字にしていくと、なんとなくわかってきますし、おぼろげながらも理解が進んでいるような気がします。たぶん、バカな発言をした自民党の政治家などは文字化して理解を深めようと考えもしないし、そもそも理解しようという気がないのでしょうね。
今年のナン・カレは特典(?)付き
本日、無事にナンシー・カレンダーの発送を終えました。郵便なので、都内近郊なら明日届くのではないでしょうか? 地方だと明後日以降になるでしょうか?
さて、上の写真、よく見知っている人ならわかるのと思いますが、乃木坂46のシングルです。上の方にキラキラと写っているのが握手券になります。
これ一枚で10秒でしたっけ? だから長い時間握手して話をするために、何十枚とCDを買う強者もいるのだとか。あるいは、何人ものメンバーと握手するために、CDをたくさん買う人もいるみたいです。
あたしは握手会には行かないので、毎回CDは全タイプを一枚ずつ買うだけで、握手券も宝の持ち腐れです。握手の代わりにプレゼントの応募もできるようですが、当たりっこないので出した(応募した)こともほとんどありません。まあ、出さないから当たらないのでしょうけど(汗)。
閑話休題。
今年は、ナンシー・カレンダーに握手券を封入しました。
上の写真、「恭賀新禧」と書いてある小さなカードがそれです。あたしの場合は大盤振る舞い、これ一枚で、2018年中ならば何度でも、どこででも握手いたします。もちろん10秒なんて時間制限もありません(笑)。ご希望の方にはハグもいたします。
って、誰も要らないか?
NHK出版とコラボ?
NHK出版の刊行物と親和性が高いなあと感じてしまったのですが……
特にNHK出版新書なんです。まずは『はじめてのサイエンス』ですが、これはクセジュの『科学の本質と多様性』と並べたらよさそうだと思いませんか? 同じ新書サイズですし、科学入門として。たぶん新書コーナーに置いておくのはもったいなくて、理工の棚に置いたらよいのかも知れません。
続いては『冷戦とクラシック』ですが、これは『ホワイトハウスのピアニスト』と並べたらよさそうではないですか?
そして、もう一つは『外国人労働者をどう受け入れるか』で、これは『不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか』と併売するのがお薦めです。
なお、もう少しお待ちいただければ『移民の政治経済学』という新刊も出しますので、こちらも是非併売をお願いします。
サキの思い出?
やはり、カント?
性懲りもなく、今年も
数年も経てば変わっているのでしょうか?
自民党議員が、宮中晩餐会に同性愛者が参加するのは反対だ、的な発言をしたそうです。個人の好みの問題はおくとして、いずれそういう指導者が現われ(いや、現にあたしが知らないだけで世界にはいるのでしょう)、国賓として日本を訪問し天皇主催の晩餐会に二人で出席する、というのは十二分にありえることでしょう。
ただ、この議員が言ったように、実際にそういう事態が起きた場合、一般の日本人はどう受け止めるのだろうか、とも思います。確かに同性愛者の権利を認めるというのは世界の流れでしょうが、それと個人の嗜好の問題は別です。頭では理解していても、心でも納得できているかと問われると、あたしだって自信がありません。
例えば、天皇とその大統領(一応、男性と仮定)がグラスを傾け、その傍らでは皇后とその大統領のパートナー(こちらも男性)がにこやかに話をしている図、というのは違和感を感じさせるものなのでしょうか?
そんなことを考えながら電車に乗っていたら、この時季だからでしょう、クリスマスイルミネーションの広告が目に留まりました。若い男女が寄り添って微笑んでいる写真が大きく載っていました。こういう写真って必ず男女ですよね?
試みに、「デート カップル」で画像検索してみた結果が上の画像です。ほぼずべて男女の構図です、それも若い世代の。
例えば、ディズニーランドなどの施設だと、家族でも楽しめるので家族の写真を使うこともありますし、「友達と行こう」というキャンペーンであれば、女子高生やOL数名のグループの写真が使われることもありますが、流行りのスポットの写真というと、ほとんどが上のような男女のカップルの写真になっている気がします。
これって、カップルは男性と女性とで成り立つものだ、という考えを知らぬ間に人々の頭にすり込んでいると見做すこともできるのではないでしょうか? 例えば、こういうレジャースポットの広告で男同士、女同士を使うって、近い将来にはありえるのでしょうか?
まあ、女同士だと、京都などでは女性の二人連れも多く見かけますが、世間一般は友達同士としてしか見ていないでしょう。「あの二人は同性愛者だ」という目で見ることはほぼないと思います。なので、この手のポスターや広告で女性同士はありでしょうし、これまでもあったと記憶しています。ただし、その場合、二人連れではなく(下のCMのように)三人連れが多いような気もします。
で、こういうポスターやCMに男性二人組って、今後はありえるのでしょうか?
上の動画は、よく知られた(?)JRのCMです。これ、彼氏を待っている彼女の図ですね。これが男同士だったら、CMとして成立するのでしょうか? というよりも、数年もすれば、そういうCMが作られてテレビでも流れ、それを見ても何の違和感も持たないような社会になっているのでしょうか?