かつては存在しなかったはず?

札幌の朝です。

目覚めてバスルームへ入ったら、なんと大きなゴキちゃんが、テカテカと黒光りと言いますか、焦げ茶光りと言いますか、とにかくうごめいていました。

しかし、あたしは少しも慌てることなく、シャワーの温度を高めに設定し、ほぼ熱湯に近いお湯をゴキちゃんに注ぎました。これが一番効果的、即効性もあって、床とかを汚さないで済む退治の仕方です。

断末魔の声を上げたかどうか、それはわかりませんが、ゴキちゃんはじきに事切れました。朝からひと仕事でした!

 

 

 

という夢を見ました(^_^;)。

何ででしょう? 昨日ぼんやりと「北海道には昔はゴキブリっていなかったんだよねぇ」なんて思っていたからでしょうか?

さて、実はもう一つ、とある元気のよい商店街の元気娘、二十代半ばくらいでしょうか、その女の子(女性)が突然、その商店街にあるお寺の住職さんに夢中になってしまい、大騒動を巻き起こすという夢も見ました。

そのお寺にはなかなかイケメンの若い坊さんが数人もいるのに、その子が恋したのはもう初老の住職。年の差いくつどころか、ほぼ親子。もちろん住職さんは仏門の身、娘には見向きもしません。

とにかく娘の一方的な情熱が空回りして、というドタバタコメディーな夢でした。これはどういう暗示なのでしょうね?

では、研修旅行二日目です!

晴れは良きかな

数年ぶりの札幌です。

極寒は大袈裟だとしても、ある程度の寒さを覚悟していました。

が、雨降りの寒さの東京に比べ、晴れの寒さはむしろ清々しいです。凜とした空気が心地よく、太陽がまぶしかったです。

それでも日が暮れると冷えるのでしょうね?

でもやっぱり北海道は好きですね。また担当したいなあ、と思います。

並んでますよ! 「書店員おすすめのテーマ」フェア

下の写真は、ジュンク堂書店プレスセンター店、入ってすぐの棚のフェアです。

「書店員が選ぶ おすすめ10のテーマ」フェアです。どんなテーマがあるかは是非足を運んでみてください!

その一角、「動物と文学」というテーマでは『豚の死なない日』が、「台湾」というテーマでは『歩道橋の魔術師』と『蔡英文自伝』を、それぞれ選んでいただきました。

ありがとうございます。

こういう地図、今も作っているのでしょうか?

下の図版、その昔、あたしが学生時代に短期語学研修で中国へ行ったとき、西安の街中で売っていたのを見つけて買った市街図です。1988年3月のことです。

鐘楼の近くでバスを降り、引率の先生の先導で、昼食だったか夕食だったかのレストランに向かって歩いているときのことです。遅れないように歩いていたものの、この地図は買っておかなければと思い、慌てて買いました。

この十年くらいの事情は知りませんが、当時は北京でも上海でも道路脇にスタンドのような売店がたくさんあって、地方から出て来た中国人向けに交通地図、旅遊図が売られていました。地図を手に入れないと、網の目のように走るバス路線がわかりませんから、まずは地図を手に入れるのが肝心な時代でした。

ただし、この独特のバス路線図は理解するのにそれなりの習練を要するもので、あたしも最初はまるっきり理解できませんでした。が、一か月の研修の後半になると、バス路線図を駆使して、いろいろなところへ出かけたものです。

で、その西安の地図ですが、広げると下の図のようになっています。地図のタイトルどおり、鳥瞰図です。これが当時の西安です。

北京や上海では、こういった立体的な鳥瞰図はついぞ目にしたことがなかったので非常に新鮮で、また見ていてとても愉しかったので思わず買ってしまうのも理解していただけると思います。そして、裏面が、下の図のように他の都市でも見られる、一般的なバウ路線図になっています。

この西安の地図、あたしの乏しい中国体験からでは、この時の西安の地図しかお目にかかったことがないのですが、北京や上海でも探せばあったのでしょうか? あるいは西安だけがたまたま作っていたものなのでしょうか?

しかし、その後、ネットでは「E都市 三維秘図」というサイトを見つけ、なんと中国の様々な都市の鳥瞰図が見られるようになりました。その西安と比べると、当時の西安はまだ地方都市の風情が残っていますね。この地図はこの地図として味わい深いものがあります。

晶文社とふたたび、みたび?

晶文社の新刊『ギリシャ語の時間』、ほぼほぼ読み終わるところです。

タイトルだけですと、「語学エッセイ?」という感じの本ですがガイブンです、韓国文学です。晶文社がこのほどスタートさせた韓国文学のシリーズ《韓国文学のオクリモノ》の記念すべき第一冊目です。

主人公は、あることがきっかけで言葉を話せなくなった女性と、彼女が通う古典ギリシア語スクールの男性教師です。この教師は視力が徐々に失われていく病気を抱えていて、それがかなり進行していて失明寸前の状況です。

そんな二人の、これは大人のプラトニックラブなのでしょうか? あとちょっとで読み終わりますが、結末が楽しみです。

そんな本書には、ところどころギリシア語が引用されています。ギリシア語が読めなくてもストーリーに何ら問題はありませんが、読めた方がより味わえるのも確かです。そんな、本書をきっかけに古典ギリシア語に興味を持たれた方には『古典ギリシア語のしくみ』がお薦めです。

スラスラ読める、新書のような語学入門書《言葉のしくみ》シリーズの一冊です。本格的に古典ギリシア語を学ぼうというほどではないけれど、ちょっとはかじってみたいという方に、このシリーズは非常にピッタリです。

一見すると海外文芸らしくない文芸書と、語学書らしくない語学書の組み合わせ、なんかちょうどお似合いな気がします。

なお、『ギリシャ語の時間』には、主人公の女性と一緒に古典ギリシア語の授業を受けている生徒が何人か出て来ます。その中の一人、大学院生はギリシア語をマスターし、ギリシアへ留学して古代医学を勉強するのだそうです。

そのシーン(P.100-P.101)にガレノスの名が出てきます。ちょうど今月下旬に『ガレノス』という本が、あたしの勤務先から刊行されるところです。なにやら、妙なシンクロが晶文社と続いていますが、興味のある方はこちらも是非どうぞ!

からあげは、好きですけど、とても苦手です

昔から居酒屋でもお弁当のおかずでも人気のからあげ。ここ数年は特に人気が上がっているようで、都内でも専門店が続々とオープンし、『からあげWalker』なんて本も出てしまうくらいです。

 

さらには第二弾として『からあげウォーカー 2017』が出ているくらいですから、まだまだからあげ人気は衰えていないのでしょう。

かくいう、あたしもからあげは大好きです。別にこのブームに乗っかっていっているのではなく、昔から好きです。基本的に鳥肉が好き、というのがあって、からあげ以外にも、ケンタッキーのフライドチキン、チキン南蛮、そして焼き鳥、と肉の中では一番好きかも知れません。

歳をとると、こういう揚げ物は苦手になると言われますが、今のところあたしはそんなこともなく、とんかつだって大好きです。ただ、時に、スーパーの惣菜などでは揚げた油が悪かったのか、食べた後に胃もたれと言いますか、なんか胃の不快感を起こすこともありますが、それでもやはりやめようとは思いません。

なので、飲み会などで居酒屋へ行くと、誰ともなく、からあげは注文されるものですが、からあげがテーブルに並ぶと嬉しくなります。本も出るくらい流行っているのであれば、からあげ専門店へ食べに、買いに行きたいと思うものの、実は箸を伸ばすのが苦手な料理でもあるのです。

好きなのに苦手ってどういうことなのか?

実はあたし、生姜が苦手なんです。中華料理とか、いろいろなものに生姜は使われていますが、本当に気づかない程度に隠し味で使われているぶんには、気づかないわけですから大丈夫なのですが、あえて「生姜を利かせている」料理はダメです。口に入れた瞬間吐き出したくなります。

中華料理に限らず、肉料理ではしばしばかなり生姜を効かせた料理があります。生姜が好きな人は「生姜の味が利いていて美味しい」などと言うのでしょうが、あたしはもうそれだけで食べる気をなくします。生姜焼き、スタミナ定食なんて、もってのほかです。スタミナがつくどころか、もう切なくなってしまいます。

そうです。あたし、生姜の効いた料理を口に入れてしまうと、吐き出したくなるのと同時に切ない気分になってしまうのです。ですから、テーブルに並んだからあげ、とりあえず一つ皿に取って食べてみて、生姜が利いているかいないか確認してからでないと美味しくいただけないのです。

一番安心なのは自宅で、鳥肉を買ってきて自分で味付けをして揚げる空揚げです。「自分で」と書きましたが調理するのは母親ですから、母親に生姜を入れないように頼むだけのことです。市販のからあげ粉で作るからあげも比較的美味しくて好きなのですが、からあげ粉によっては生姜を利かせたタイプもあるので、買うときには注意が必要です。

とまあ、別にグルメでもなければ食通でもないくせに味にうるさい、それもこういうところにうるさいって、面倒なタイプではありますが、そうなんだから仕方ありません。

からあげブームが始まったころ、家のやや近所にからあげ専門の弁当屋ができたので買ってみました。自宅で食べるのでからあげのみ単品でしたが、やはり生姜が利いていて、一つ食べただけでもう要らない、という味付けでした。もちろんそのお店は二度と使っていません。どこかに、美味しいからあげ屋さん、ないでしょうか?

諦めて、ケンタッキーのフライドチキンを食べますかね? 個人的に最近のお気に入りはセブンイレブンの揚げ鶏です。

意外とイケるね!

寒くなってくると温かい物が食べたくなります。

シチューにでもしようかという母の意見に乗りつつ、最近CMなどでよく見る「シチューオンライス」にしてもらいました。

 

サイトを確認しますと、「チキンフリカッセ風」と「ビーフストロガノフ風」の二種類があるのですね。知りませんでした。しかし、「フリカッセ」って何でしょう? よく知りませんが、今宵いただいたのは、そのチキンフリカッセ風の方です。

感想は、つまりは鳥肉で作るクリームシチューですね。特にご飯に合うのかどうか、今回はCMどおりご飯にかけて食べてしまったので、これを別々に食べたらどうなのか、あるいはご飯ではなくパンで食べたらどうなのか、そのあたりはわかりませんが、まあ美味しかったです。

あえて言うならば、ご飯と食べるのであれば、もう少し味にパンチが欲しいかな、という気もしましたが、あまり味付けの濃いものばかり食べているのは健康によくないですね。なので、だったら、ご飯をただのご飯ではなく、ターメリックライスとか、バターライスとか、そんな風にしたらもうちょっとコクが出てのではないか、そう思いました。

いずれにせよ、また食べたいなあとは思います。