そういう時代の作品か

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悪魔に勝てなければ、悪魔と組め

本日、見本出しをした新刊『ローズヴェルトとスターリン』は上下本の巨冊です。いや、この程度なら、あたしの勤務先的には巨冊とは呼ばないかも知れません、ありふれていますので(汗)。

装丁も、これまでにもよくあった、「並べると一枚になる」画像です。今回はタイトルそのままに、有名な写真を使っています。この二人を扱った書籍はこれまでにもいくつか(他社から)出版されていたと思いますが、本書は新史料などを駆使して描いた決定版です。

で、書店店頭で平積みしていただけると上掲のように両巨頭が顔を合わせた格好になりますが、棚に収まってしまうと……

ご覧のように、お互いそっぽを向く構図になります。

オビの惹句は「悪魔に勝てなければ、悪魔と組め」(上巻)、「われわれが恐れなければならないのは恐怖そのものである」(下巻)です。

「悪魔」って誰でしょう?

今日のネクタイ~犬猿の仲~

こん**は、染井吉野ナンシーです。

暑さ寒さも彼岸まで、と昔の人はうまいことを言ったものです。一日や二日の例外はあるものの、どんな猛暑、極寒でもやはり春と秋のお彼岸になると「あっ、季節が変わったな」と感じられるようになるものです。

という前置きは、本日のブラウスとは何の関係もなく、いでたちはこちらです。

もうおわかりですね。犬猿の仲のコーディネートです(笑)。

このお猿さんのネクタイは既に二年ほど前に登場しているものですが、日光東照宮の修復で有名な「三猿」の顔が変になってしまったというニュースをたまたま最近見たものですから、思い立って締めてみました。

ネクタイですが、なぜ三猿でなくて四猿なのかは二年前に書いてありますので、そちらも是非ご覧くださいませ。

そんなところには出没しません!

週刊朝日の広告です。

なんと、今号はな-ちゃん(乃木坂46の西野七瀬)が表紙なんですね。確か少し前には、真夏さんとずーが表紙を飾っていたような記憶もありますが、こういった一般誌の表紙にまで乃木坂が出てくるのは、ファンとしては嬉しいことです。

しかし、今回気になったのは「プロが明かす婚活の裏技」という記事です。「いいオトコは……で探せ」とありまして、その探す場所というのが

午後4時の高級ホテル
早朝の皇居周辺
教会の日曜礼拝
9月のプール

となっています。いや、言いたくないですが、こんなところ、行きませんよ! もちろん、あたしは「いいオトコ」ではないので、そんな場所に出没していなくて当然なのですが……(汗)

遂に完結、そしてイベント!

《ボラーニョ・コレクション》、遂に完結です。

本日見本出しの『チリ夜想曲』をもって全巻完結なのです。

それを記念して、訳者の野谷さん、解説者の小野さんのトークイベントを25日に新宿の紀伊國屋書店で行ないます。毎日新聞には上掲のような記事を載せていただきました。

で、その25日が同書の配本日です。

配本日というのは出来上がった本を取次(問屋)へ納品する日のことで、取次から全国の書店へ配送されますので、書店に並ぶのは26日や27日以降になるでしょう。

となりますが、イベントをやる紀伊國屋書店ではもちろん『チリ夜想曲』が並びます。いち早く手に入れたい方、紀伊國屋へどうぞお越しください。

紀伊國屋書店で本を買うこと

じんぶん大賞などの授賞式だからというのもありますが、作家の方の講演などでは、学生時代から新宿の紀伊國屋書店に本を買いに来ていたという話を聞くことがよくあります。このような学生時代の本屋体験を東京(関東?)で話題にすると必ず上がるのが、新宿の紀伊國屋と池袋のリブロではないでしょうか? 特に一定世代以上にとってはもう間違いないと言ってよいくらいの体験率です。

かくいうあたしはと言いますと、これがまるっきり接点がありませんでした。

いえ、別に本屋に行かない子供だったわけではありません。なかなか自分の小遣いでは買うことができませんでしたが、高校の頃から神保町の古本屋街には行っていました。なんと現在の三省堂書店神保町本店の新装オープンした当日にも三省堂へ行ったくらいですから、本屋にはよく行く子供でした。

しかし、新宿の紀伊國屋も池袋のリブロも社会人になって仕事上行くようになるまでは、ほぼ行ったことがない学生でした。自分なりに理由はわかっています。はっきり言って、行くのが面倒だったからです。

神保町の古本屋街に行っていた人間がリブロや紀伊國屋に行くのが面倒というのもおかしな話ですが、気持ちとしては間違いなくその通りです。

学生時代、あたしが住んでいたのは井の頭線の高井戸でした。ですから明大前で京王線に乗り換えれば新宿など30分もかからずに行ける街でした。だったら紀伊國屋なんて行くのは訳ないと思うところですが、新宿のような大きな駅になりますと、京王線など主に西口を利用している人はよほどのことがない限り、紀伊國屋がある東口には行きません。これは京王線だけでなく小田急線を使っている人にも共感してもらえる感覚だと思います。ですから、新宿に行っても、本屋でよく行っていたのは小田急百貨店の上にあった三省堂書店でした。

大学時代は、東洋大学ですが、当時は一年生、二年生は朝霞校舎です。通学経路は上述のように新宿へ出て、山手線か埼京線で池袋へ出て東上線というルートでした。ドアトゥドアで片道一時間半くらいでした。となると、帰心矢の如し、途中で紀伊國屋に寄ろうなどという気はまず起きません。

ちなみに、今から考えますと、あたしが朝霞に通っていたころって、池袋のリブロが一世を風靡していた時代に重なります。ただ、当時のあたしは、まずは上述の紀伊国屋と同じで、池袋あたりで寄り道をしているなどという発想はなかったです。そして、特に現代思想に強い興味を持っていたわけではないので、リブロが話題になっていることすら知りませんでした。

大学時代、あたしの専攻は思想は思想でも中国思想でしたので、クラスメートからもリブロの人文書コーナーの話題が出ることはありませんでした。毎日のように池袋を通っていたのに、その当時のリブロにたぶん一回も立ち寄ることなく時が流れていったのです。三年生、四年生になると白山校舎ですから、京王線直通の都営新宿線で神保町へ、そこで三田線に乗り換えて白山へ、という通学ルートです。池袋は通りませんし、新宿も通りすぎるだけ、下車することはほとんどなく過ごしました。

その代わりと言ってはなんですが、乗換駅である神保町はしょっちゅう歩いていました。神保町には東方書店や内山書店といった中国専門書店が数件あり、週に一度はそれらを見えて回るのが日課ならぬ週課でした。そして、そのついでに三省堂書店、東京堂書店、書泉グランデなどの新刊書店に立ち寄っていました。これらの新刊書店に寄っていれば、リブロや紀伊國屋にわざわざ行く必要性は感じなかったというのが現実です。

ちなみに社会人になって以後も、渋谷のブックファースト(東急本店の前にあった店舗)は数えるほどしか行ったことありません。渋谷が営業担当ではなかったから、というのがそのはっきりとした理由です。片手で数えるほどの回数しか行かないうちにブックファーストは閉店になりましたし、リブロも数年前になくなりました。池袋のリブロ、渋谷のブックファーストは新宿の紀伊國屋と並んで東京を代表する書店だったと思いますが、そのうち3分の2が既にないとは……

で、上に書いたような書店体験って、この業界にいたとしてもそれほど珍しいことではないようです。やはり営業などで意識的に回らない限り、たいていの人は通勤経路以外の町へ行くことは稀です。大阪でも梅田界隈の書店の方と話していると、「まだあべのハルカスへ行ったことがない」という人がそれなりにいましたし、逆に難波や天王寺地区の書店ですと「グランフロントに行ったことがない」という人がいます。「梅田の伊勢丹、行かないうちに潰れてしまった」というのも冗談ではなくフツーにある話です。

ちなみに、大きな書店に関してはそんな感じですが、日常的な本屋体験で言いますと、上述のように高井戸在住でしたから、ふだん使うのは駅にあった書原(広和書店を名乗っています)でした。小さいころから書原を利用していたということの方がよほど特殊だったかも知れませんが、あとは家族での買い物は吉祥寺が多かったので東急百貨店にあった紀伊國屋もよく利用していました。家族での買い物でしたからパルコに行くことはほとんどなかったです。

多くの人が、こんな感じではないでしょうか?

名前はまだない

上野の子パンダの話題が連日報じられていますが、パンダといったら和歌山ではないか、あたしはそう思います。確かに、日本に初めてやってきたパンダは上野動物園だったし、パンダと上野の結びつきは日本人に強くインプットされているのはわかります。でも、現実に飼育されている頭数や繁殖実績など、すべてに置いて和歌山の方が上ではないかと思うのです。こういう話題でも東京一極集中なんだなあ、とちょっと嫌悪感を覚える自分がいます。

閑話休題。

それでもテレビに映る愛らしいパンダはカワイイです。で、見ていて思い出したのはわが家のパンダ。

ちょうど同じくらいの大きさだと思います。

このパンダ、もちろん見てのとおりぬいぐるみですが、中国で買ったものです。初めて行ったときだったか、社会人になってから一人で行ったときだったか、いつの訪中で買ったものかは忘れましたが、北京で買いました。記憶が正しければ王府井です。新東安市場の中にあったおもちゃ屋だったかしら? だとすると、買ったのは社会人になってからの訪中ですね。だって、初めて行った北京には、まだ新東安市場はなくて、闇市のような東風市場がありましたから!

中国で買ったぬいぐるみ、品質はどうなの? と聞かれそうですが、これが実に肌触りが心地よいぬいぐるみです。実際のパンダを触ったことはありませんが、このぬいぐるみは触っていてとても気持ちよいです。もちろん縫い目のおかしなところとか、不良品っぽいところもなく、既に購入から20年近くになろうとしていますが、壊れもせず、白いところが少し汚れてきましたが、いまだこのように愛くるしさを保っています。

中国製といえば粗悪品というイメージがかつてはありましたが、この頃からTシャツなども非常にしっかりしたものが売られるようになってきた、という印象もありますね。

無事に買えたのですよね?

既に二回ほど報告している、乃木坂46のWEBショップの件。

サイトはようやく復活したようですが、販売再開は未定のようです。

が、昨晩メールチェックをしてみたら、昨日の昼過ぎに決済完了のメールが届いていました。うーん、本当に買えているのか、イマイチ不安です。改めてサイトを見ますと

いつも乃木坂46 OFFICIAL WEB SHOPをご利用いただき、誠にありがとうございます。

「真夏の全国ツアー2017FINAL 東京ドームグッズ」に関しまして、
現在、販売を一時的に中止させていただいております。

販売開始の日時につきましては、あらためてご案内をさせていただきます。
(既に決済が完了しているご注文に関しましては問題なく商品をお届けいたします)

お客様に大変ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんが、
販売再開までしばらくお待ちいただきますよう、何卒お願い申し上げます。

と書いています。この中で「既に決済が完了しているご注文に関しましては問題なく商品をお届けいたします」という部分があたしの場合に相当するわけです。念のため、サイトの「購入履歴」を確認してみると、確かに、昨日の日付で履歴が載っています。

ということは、無事に買えたということでよいのですよね?

ワンクリックに数分かかり、カートに入れた商品も30分するとクリアされるという状況下、三つ四つの商品を買っていたら、あっという間に30分以上の時間が経ってしまいます。また一からやり直しても同じこと。という感じだったので、サイトが復活したら改めてトライしようと思っていただけに、不思議な気分です。

いつの間に決済されたのでしょう? という怖さもあります。