これが原点?

本日見本出しの新刊です。

ベルリン陥落1945(新装版)』です。「新装版」とあるように、以前出したものの再登場です。

この数年来のあたしの勤務先は、近現代史の書籍が増えていて、それもかなり分厚い本が多くなっています。そんな一連の歴史ものの嚆矢が『ベルリン陥落1945』なのです。「こんな厚い本、売れるの?」という、ややおっかなびっくりな気持ちで出したのですが、これが実によく売れて、「このジャンルって売れるんだ」ということに気づかせてもらった一冊です。

しかし、この数年、本書は品切れになっていて、タイミングを見て重版なり、新装版なりで復活させたいという声は内外から届いていたのですが、ようやくそれが実現しました。再びの登場、よろしくお願いします。

最後に揃えたかった、温泉トリオ!

公式には明日発売の乃木坂46のニューシングル「逃げ水」、ゲットしました。

 

 

今回は「TYPE-A」「TYPE-B」「TYPE-C」「TYPE-D」に加えて「通常盤」も購入しました。

「Type-A」から「Type-D」までには生写真が入っていまして、それが以下の4枚でした。

万理華、さゆ、あやてぃ、若様というなかなかの顔ぶれ。若様の髪がずいぶん赤いなあと思うものの、あたしの推しメンなので、とりあえず入っていただけでもラッキーと思わなければ。

あえて言うならば、まりっかとさゆが揃ったわけですから、卒業・引退を発表したひめたんがあれば「温泉トリオ」が揃ったのに、と思います。非常に残念です。

イベントには間に合いませんが新刊が出ます

紀伊國屋書店新宿本店に貼ってありました。

あたしの勤務先でもお世話になっているお二人、中野剛志さんと柴山桂太さんのトークイベントがあるようです。

このイベントはお二人の著書のイベントなので、あたしの勤務先はあずかり知らないわけですが、来月にはお二人が訳者として参加されている『[新版]〈起業〉という幻想 アメリカン・ドリームの現実』が刊行になります。

本書は、時々言及されることのある書籍なのですが、ここしばらくは品切れとなっていました。今回新版として再びのお目見えです。

大熊猫だよ

朝、テレビを見ていたら関西地方の特急の話題が報じられていました。

JR西「パンダ特急」出発進行…冒険の旅へ

JR西日本がパンダをモチーフにした特急を走らせているそうです。東京の人間はパンダといえば上野だと思い込んでいるでしょうけど、日本におけるパンダのメッカは和歌山(アドベンチャーワールド)だと、あたしは思います。

確かに初来日など上野のパンダが何かとニュースにはなりますが、和歌山の方がはるかにたくさんのパンダを飼育しているわけで、そのことを東京の人間は意外と知らないようです。

閑話休題。パンダ特急です。見た目は上の写真のような感じです。子供に人気が出そうです。耳の上の水色が邪魔な気もしますが、なかなかよいのではないでしょうか?

外観だけではなく、いろいろなところにパンダがあふれている特急のようです。

そんなニュースを朝から見たからではありませんが、今日はこんないでたちです。あたし的にはシノワズリのつもりなのですが……

きっと何か企んでいるはず!

他の本と併読しているので、まだ半ばを過ぎたくらいなのですが、『異形の愛』が面白いです。

出版元である河出書房新社は、最近では『サピエンス全史(上)』『サピエンス全史(下)』のヒットがよく知られていますが、海外文学でも注目作品が目白押しです。

 

この『異形の愛』と、実は密かに相通じるものを感じているのが、『愉楽』と『こびとが打ち上げた小さなボール』という、河出書房新社の海外文学作品です。

 

三作とも、障害者など差別された存在、虐げられた存在にスポットをあてた作品で、このような作品を続けざまに刊行するとは、きっと同社の編集部は何かを狙っているのだと、あたしは密かに疑っているのです。

そんな河出書房新社ですが、文芸部門だけでなく、人文部門でも『えた非人』という本を刊行していて、あたしの疑いはますます強まっていました。

 

そして、最近も『賤民にされた人びと』『被差別の民俗学』を刊行しているわけですから、もうビンゴですね。これは人文・文芸両方の編集部が足並みを揃えて刊行しているとしか思えません。

もともと民俗学的な書籍の刊行は盛んな版元だと思っていましたが、どちらかというと風俗的なものがメインだと思い込んでいました。これはきっと何かある、そんな気がしているのあたしだけでしょうか?

それとも目敏い方からは「今ごろ気づいたの?」と言われてしまうような案件だったのでしょうか?

猫と日本酒

昨晩は、「乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE 2016.8.28-30 JINGU STADIUM」を鑑賞しながらの晩酌。

台風で中止になるかと思われた昨年8月の神宮三日間。既に初日、二日目と鑑賞し、今宵は三日目、最終日の模様を堪能しながら一献。

いただいたお酒は「サビ猫ロック」、初めていただくお酒です。もちろん母の故郷、新潟は上越のお隣、糸魚川のお酒です。黒と赤があるようですが、とりあえずいただいたのは黒、なかなかパンチの効いた味わいでした。

サビ猫というくらいですから、ラベルもご覧のように猫。ネコ好きで酒好きにはたまらないのではないでしょうか?

ちなみに、販売先のサイトには

猪又酒造の蔵人が丹精込めて栽培した「五百万石」と「たかね錦」を使用した新酒が、黒サビ・赤サビです。 日本酒造りと同じくらい大好きな猫と音楽をモチーフにした商品が「サビ猫ロック」です。手間のかかる熱処理方法の1つである瓶火入れを、通常よりも温度を低めにした53度に抑えることで、 生酒のフレッシュな風味と、熱処理されたお酒特有の引き締まった爽快感を楽しめるお酒になりました。6月には第2弾、9月には第3段の発売が予定され、それぞれ新酒から熟成される奥深さと様々な味わいを、 ライブに見立て登場予定です。

という紹介文があります。これからも新発売されるみたいですね。いまひとつ、どうモチーフにしているのかがわかりませんが、とにかく猫と音楽が好きな方が造っている日本酒のようです。あたしがいただいたのはStage2でした。

あたしは、基本的に猫よりは犬派なので、特に食指を動かされたこのお酒を買ってみたわけではなく、これまで飲んだことのないお酒を飲んでみようという単なる好奇心からのチョイスです。パンチの効き具合は、もしかすると好き嫌いが分かれるかも知れませんね。

図書館の民営化?

今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

公立図書館の二割が民営化されているということらしいです。記事では民営化がよいのか否か断定はしていませんし、直営だからこそのよさも指摘されています。記事中にもありますが、古本屋から書籍を購入することが悪いとは思いません。新刊本で手に入るのに古書業者から購入するのは問題だと思いますが、既に版元品切れで、古書でしか手に入らない書籍というのもあります。図書館として揃えるべき書籍は必ずしも新刊とは限りませんから、やむを得ないだろうと考えています。

喫茶コーナーを併設というのも、本に親しんでもらうという点ではありだと思いますが、儲けようという狙いが透けて見えてしまうとイヤですね。やはり本に対する愛情というか、そういったものがベースにあって欲しいです。

読者対象が違うのだろうけど、こういうのが買いやすくて、売れるのでしょうね

こんな本を見かけました。

PARCO出版の『偉大なる残念な人たち』です。この手の、歴史に名を残した人の影に隠れて惜しくもメジャーになれなかった人たちのエピソードを集めた本というのは時折見かけるものです。本書の場合はそれとはちょっと違うようで、取り上げられている人物は有名人ばかり、十二分に名を残している人たちです。そんな人たちにこんな一面があったんだ、というコミックです。本体価格1200円と、とてもお求めになりやすく、歴史は苦手という人でもこれなら手に取ってくれるだろうという一冊です。

しかし、歴史の裏話好きな人にはこういう本をお薦めしたいものです。

バンヴァードの阿房宮』です。なにせ副題は「世界を変えなかった十三人」です。それでも当時は一世を風靡し、世の中を、社会を、歴史を変えてしまうのではないかと評判になった連中の伝記集です。これが抜群に面白い読み物です。

ただ、400頁超で、本体価格3600円。よほどの歴史好き、本を読み慣れている人でないと手が出ないのも事実です。この本ももう少し分量を少なくて、せめて2000円台前半なら気軽に読んでもらえたのでしょうか? しかし、そうなると一人一人のエピソードが薄っぺらくなってしまうきらいがあります。だったら、取り上げる人物を数名減らせばよかったのでしょうか? 翻訳書の場合、一切削ってはいけないという場合もあるので、この本でそれが可能だったのか……

サービス向上になるのでしょうか?

小田急線の車内にもポスターが貼ってありましたが、来春の複々線工事終了に伴い、朝のラッシュに特急を増発するそうです。「モーニングウェイ号」と命名されたようですが、朝夕のラッシュ時にゆったり座れる特急の運行は小田急に限らず、他の鉄道でもやっています。ただ、これって本当にサービス向上になっているのか疑問です。

確かに体の不自由な方、お年寄りなどラッシュ時の満員電車はツラい、と感じる人は多いでしょう。いや、若者だってツラいことに変わりはないと思います。それでも、こういった有料の特急を走らせたからと行って、どれだけの人がそれを利用するのでしょう?

まだ夕方、一日の仕事を終え、疲れた体を横たえてゆったりと家路につく、というのは想像できます。しかし、あれだけダイヤが過密な朝のラッシュ時に、さらに特急(モーニングライナー?)を走らせることにどれだけの意味があるのか疑問です。そのために当然通常の電車どこかの駅で通過待ちをせざるを得なくなります。ひとたび遅れが生じたら、ダイヤを正常に戻すのもひと苦労です。

あくまで素人の意見ですが、朝のラッシュ時は、できるだけ種別を少なくした方が結果的に混雑緩和やダイヤが乱れたときの立て直しにも有効なのではないか、と思います。

次は文学?

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