きっと何か企んでいるはず!

他の本と併読しているので、まだ半ばを過ぎたくらいなのですが、『異形の愛』が面白いです。

出版元である河出書房新社は、最近では『サピエンス全史(上)』『サピエンス全史(下)』のヒットがよく知られていますが、海外文学でも注目作品が目白押しです。

 

この『異形の愛』と、実は密かに相通じるものを感じているのが、『愉楽』と『こびとが打ち上げた小さなボール』という、河出書房新社の海外文学作品です。

 

三作とも、障害者など差別された存在、虐げられた存在にスポットをあてた作品で、このような作品を続けざまに刊行するとは、きっと同社の編集部は何かを狙っているのだと、あたしは密かに疑っているのです。

そんな河出書房新社ですが、文芸部門だけでなく、人文部門でも『えた非人』という本を刊行していて、あたしの疑いはますます強まっていました。

 

そして、最近も『賤民にされた人びと』『被差別の民俗学』を刊行しているわけですから、もうビンゴですね。これは人文・文芸両方の編集部が足並みを揃えて刊行しているとしか思えません。

もともと民俗学的な書籍の刊行は盛んな版元だと思っていましたが、どちらかというと風俗的なものがメインだと思い込んでいました。これはきっと何かある、そんな気がしているのあたしだけでしょうか?

それとも目敏い方からは「今ごろ気づいたの?」と言われてしまうような案件だったのでしょうか?

猫と日本酒

昨晩は、「乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE 2016.8.28-30 JINGU STADIUM」を鑑賞しながらの晩酌。

台風で中止になるかと思われた昨年8月の神宮三日間。既に初日、二日目と鑑賞し、今宵は三日目、最終日の模様を堪能しながら一献。

いただいたお酒は「サビ猫ロック」、初めていただくお酒です。もちろん母の故郷、新潟は上越のお隣、糸魚川のお酒です。黒と赤があるようですが、とりあえずいただいたのは黒、なかなかパンチの効いた味わいでした。

サビ猫というくらいですから、ラベルもご覧のように猫。ネコ好きで酒好きにはたまらないのではないでしょうか?

ちなみに、販売先のサイトには

猪又酒造の蔵人が丹精込めて栽培した「五百万石」と「たかね錦」を使用した新酒が、黒サビ・赤サビです。 日本酒造りと同じくらい大好きな猫と音楽をモチーフにした商品が「サビ猫ロック」です。手間のかかる熱処理方法の1つである瓶火入れを、通常よりも温度を低めにした53度に抑えることで、 生酒のフレッシュな風味と、熱処理されたお酒特有の引き締まった爽快感を楽しめるお酒になりました。6月には第2弾、9月には第3段の発売が予定され、それぞれ新酒から熟成される奥深さと様々な味わいを、 ライブに見立て登場予定です。

という紹介文があります。これからも新発売されるみたいですね。いまひとつ、どうモチーフにしているのかがわかりませんが、とにかく猫と音楽が好きな方が造っている日本酒のようです。あたしがいただいたのはStage2でした。

あたしは、基本的に猫よりは犬派なので、特に食指を動かされたこのお酒を買ってみたわけではなく、これまで飲んだことのないお酒を飲んでみようという単なる好奇心からのチョイスです。パンチの効き具合は、もしかすると好き嫌いが分かれるかも知れませんね。