二者二様なんて表現はないか?

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2017年6月11日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

今日のネクタイ~壹佰叄拾肆本目~実は今まで持っていなかった?

こん**は、染井吉野ナンシーです。

こんないでたちです。ブラウスは既に登場の鳥たちが乱舞する、おフランス製。そしてネクタイは、あまりあたしがチョイスしない色ではないでしょうか? 昔、あまり顔色がよい方ではなかったので、青などの寒色系は余計に顔色が悪く見えると考え、それ以来、黄色とか、ピンクとか、オレンジとか、赤とか、そういう明るい、暖色系のものを身につけるように心がけています。

で、ネクタイなんですが、もう少しアップで撮ればよかったでしょうか? これ、ミッキーマウスってわかりますか? この連載で初のミッキーだと思います。プーさんは登場したことがありますけど、ミッキーは初ですね、たぶん。だって、あたしはキティラーですから、あまりミッキーのこと好きなわけではないので。

でもまあ、どういう風の吹き回し、と聞かれても困りますが、たまにはいいかと思って締めてみました。残念ながら誰かからのプレゼント、ではありません。

夏の定番はこれ!

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障害とか、差別とか

もう一つ、紀伊國屋書店のフェア。

『こびとが打ち上げた小さなボール』は名作です。ただ、文芸作品なので、3階の人文書フロアでフェアをやると聞いたときは「韓国の歴史や民俗」にスポットをあてるのかなと思ったのですが、こういう切り口できたのですね。

で、同書の訳者・斎藤真理子さんのトークイベントが明日、八重洲ブックセンター本店で行なわれます。

岩波文庫創刊90年だから……

紀伊國屋書店新宿本店で「前川國男とモダニズム建築」というフェアをやっていまして、同じ90周年つながりなのでしょう、岩波文庫の創刊90年を記念してだと思いますが、在庫僅少本フェアをやっています。文庫・新書を中心に単行本も若干並んでいました。いや、12日までの会期なので、あらかた売れてしまったのでしょうか?

岩波文庫が創刊90年というのは、岩波書店の『図書』の臨時増刊号を見て知っていましたが、全部で何点くらい刊行し、現在の稼働点数はどれくらいなのでしょう? というわけで、同店の在庫僅少本フェアも興味津々で覗いてみたわけです。

遅ればせながら駆けつけたあたしが買ったのは以下の文庫と新書が一点。その他にも買いたかったのですが、自宅に持っていそうな気がして、とりあえずメモだけして帰宅しました。

その結果、上の三冊は未購入でしたが、新書はわが家の書架に並んでいました(爆)。メモは文庫と新書合わせて12点ほどでしたが、自宅の書架を確認すると5点は購入済みのものでした。慌てて買わなくてよかったです。

ちなみに、自宅の書架のほんの一部。写っているのはすべて岩波新書ですが、恐らくすべて現在は品切れなのではないでしょうか?

続いては岩波文庫。こちらも品切れのものばかりでしょうか? 右側の焦げ茶色で書名が判読しづらいのは『近思録』と『伝習録』、左の方、『史記列伝』の右側は『抱朴子』です。

さて、会期終了前に未架蔵のものを買いに行きますかね(笑)。

淫行疑惑

俳優の小出恵介の淫行による無期限活動停止の問題。

17歳の高校生と酒を飲み、そのままホテルへ行って……云々。

その日初めて飲み屋で会った相手のようですので、小出恵介側に釈明の余地はありませんが、夜、そういう飲み屋(バー?)にやってくる女子高生というのも多少の問題はありなのでしょうか?

それはともかく、未成年者を保護するために、都道府県によって違いはあるものの淫行条例が制定されています。でも、大人が未成年とみだらな行為をしたらすべて条例に引っかかるのでしょうか?

今回のケースは言語道断ですが、例えば、小出恵介がこの17歳の女子高生と真剣に付き合っていて、女子高生の両親も二人の交際を認めていたとしたら、それでも条例違反になるのでしょうか? それこそ、女子高生の両親が出てきて、「娘の高校卒業を待って二人は結婚する予定です」なんて言ったら、そういう付き合いも条例違反になるのでしょうか?

もちろん飲酒は法律違反ですし、高校生を妊娠させたら、法律違反ではなくとも、いろいろ面倒なことにはなると思いますが……

でも、高校生がセックスしたら「みだらな行為」にあたるのか? 避妊をしていればよいのか? いろいろ考えてしまいました。もちろんこれ、男女が逆でも同じ問題になるんですよね?

もし実現していたら果たして議論はかみ合ったのか?

少し前からネットでも話題になっていた、一橋大学の百田尚樹講演会中止の件。あたしも、そんな講演会があるって話を聞いたときから、「いったい誰が読んだのだろう、一橋大学ってバカなんじゃない」と心の中では思っていました。

が、その後、反対の声が続々と上がり、結局講演会は中止になったようで、一橋大学も捨てたものじゃない、と何様のつもりだと言われそうですが、そんな風に思いました。

上の画像は、そんな経緯を伝える今朝の朝日新聞です。

記事にあるように、確かに百田尚樹の言論の自由という問題はあるのかもしれませんが、あの人は作家であり、テレビにもよく出ていて、一橋大学の講演会でなくとも、いくらだって発言の場はあるわけで、果たして「発言の場を奪う」と言えるのかな、という気もしました。

でも、彼のこれまでの差別的な発言って、そもそも発言の場とか言論の自由という問題以前のことだとも思います。

最後の方にある、「講演を聴いておかしいと思えば議論するのが高等教育の場にふさわしい姿」という意見は正論で、深く頷くものがありますが、ただ問題は、百田尚樹が学生との議論に誠実に真摯に向き合う人であるかどうか、という点です。これまでのマスコミ報道を見る限り、一方的に決めつけた物言いをするのではないかと危惧します。

あたしなど百田尚樹には会ったこともないですし、著作を読んだこともなければ講演会やトークイベントを聞きにいったこともないので、テレビや新聞の報道だけで人を決めつけることこそ問題だと逆に言われそうですが、確かにそのあたりについて百田尚樹が言いたいことがあると考えるのも無理からぬと思います。

それにしても、そもそも誰が百田尚樹を呼ぼうと思いついたのでしょうね? そういえば石原慎太郎も一橋大学でしたから、一橋大学にはそういった伝統もあるのかもしれないですね。

明記されていませんが

下の写真は今朝の朝日新聞、毎月一回でしたっけ、瀬戸内寂聴さんがエッセイを連載されています。

この記事の中に

私の伝記を書いてくれた齋藤愼爾さん

という箇所がございます。ここには何の書名も、もちろん出版社名も書かれていませんが、これはあたしの勤務先の刊行物です。

 

2008年刊行の『寂聴伝 良夜玲瓏』と、その後を綴った最新刊『続・寂聴伝 拈華微笑』の二冊になります。

波瀾万丈な寂聴さんの生涯、ぜひ一読ください。