可能性は都市部でカフェ?

今日の朝日新聞の読書欄。

本屋に関する本2冊が取り上げられていました。『ローカルブックストアである』と『本屋、はじめました』です。

 

どちらも業界では話題の本屋であり、店主さん。前者については少し前に神保町でトークイベントがあったので行って来ました。

さて、本屋や出版会についてはこの数年、いや、十数年、暗い話題しか出て来ないような状況ですが、そんな中、小さい書店だって小さい書店なりに頑張っているんだ、やりようによっては活路はある、ということを示した事例だと思います。あるいは書籍という形では出ていませんが、「文庫X」なども街の書店の工夫のたまものだと思います。

こういった動き、活動をとやかく言うつもりはありませんし、そんな資格、あたしにはありません。

ただ、これらを見ていて共通するのは、やはりそこそこの人口を擁する都市でないと難しいのかなということです。キューブリックは福岡、タイトルは東京の荻窪、さわや書店は盛岡です。まるっきりの田舎でも可能性はあるのだろうか、と考えてしまいます。

また、もう一つ、最近のこの手の本屋の共通項としてはカフェ併設があります。これも本屋だけではやっていけないということの裏返しなのでしょうか? もちろん、そんな風に否定的に捉えるのではなく、本はいろいろなものとコラボできる極めて優秀なコンテンツだと積極的に評価して、その本の可能性を広げる手段としてのカフェだとは思うのですが……

そういえば、一か月くらい前だったと思うのですが、田舎で本屋を開いた人の記事が載っていました。ただ、あれは商売というよりも趣味の延長のような感じに書かれていたと記憶しているのですけど。

そろそろ桜も散り始め……

桜は散り際が美しいと思います。

とりあえず、あいにくの空模様の東京ですが、上の写真はわが家の近所、玉川上水の桜です。

あたしの住んでいる小平市、本日、市長選挙と市議会議員の補欠選挙が行なわれていまして、朝一番で投票に行ったついでに桜の写真を撮ってきました。

で、小平の玉川上水というと「ラバーズレーン」というのがかつては有名だった(?)らしいのですが、現在は一橋大学もなくなってしまい、ラバーズレーンも単なる市民の散歩道になってしまっているのではないでしょうか? ちなみに、上の写真を撮ったわが家の近所は津田塾大学からも一橋大学からもやや離れているので、今も昔もラバーズレーンではありません(笑)。まあ、あたしには縁のない世界ですが……

上の写真は玉川上水沿いではありません。桜のトンネルになっているところで、先週、ここで毎年恒例の桜祭りが行なわれていたはずです。トンネルの入り口、左側一番手前の木だけ花が咲いていないのにお気づきでしょうか? この木も桜なんですが、八重桜のようで、後景の、今が満開と咲き誇るソメイヨシノが終わったころ、ソメイヨシノよりも濃いピンク色で咲き始めます。