愚の骨頂?

明日の卒業コンサートで乃木坂46を卒業するななみんの写真集が届きました。

  

えっ、三冊も発売されたの? と言われそうな写真ですが、そうではありません。左から「通常版」「楽天限定表紙版」「セブンネット限定表紙版」というように、表紙(カバー)だけが異なるのです。ちなみに裏表紙は同じデザイン・図柄ですから、違うのは本当に表紙のみです。中味はまるっきり一緒なのに三冊も買わせるとは、出版社の思惑にまんまと載せられてしまいました(汗)。

こういうファンは多いでしょうし、熱狂的なファンは保存用と観賞用と二冊ずつ買うでしょう。となると、売り上げランキングってこれらの累積になりますよね。なんか、CDもType-AからType-Dと通常盤など複数発売されますが、それと同じ構図を感じます。ただ、CDの場合は収録曲がタイプによって異なっていたりするので、全タイプを購入する意味もありますが、この写真集の場合はどうなのでしょう?

とはいえ、あたしみたいな愚か者がたくさんいることでしょう。

ちなみに付録として写真が4種類、そのうちの一種類がランダムで封入されているのですが、見てください、三冊とも全部同じ写真が入っていました。これもこれでものすごくレアな確率だと思うのですが(汗)。

写真集を三冊買っちゃうし、ランダムのはずの写真は全部同じだし、あたしって、こういうところに運の悪さ、ツキのなさを感じます。

地味に二つほど……

今朝の朝日新聞の読書欄。あたしの勤務先の本が二点ほど紹介されていました。

 

まずは文庫クセジュの『レジリエンス』です。恥ずかしながら、本書を刊行するまで「レジリエンス」という言葉、知りませんでした。もともとは物理など科学用語だったようですね。それが心理学などに使われるようになったようです。

「折れない心」とか、そういう意味のようです。まあ、あたしには関係ない言葉ですね(笑)。それにしても、科学用語としてはわかりませんが、自己啓発とか心理学などのコーナーへ行くと、この「レジリエンス」を冠した本がずいぶんとたくさん出ているのに驚きます。いま流行りの言葉なのでしょう。

 

続きましては『アブサンの文化史』です。決して水島新司のコミックの関連書ではありません。飲み物としてのアブサンの本です。名前は聞くけどどんなものかよく知らない、という人は多いと思います。そして実はアブサンに関する本って日本ではほぼ皆無な状態。本書は図版も豊富ですので、そんなアブサンに興味をお持ちの方にピッタリですし、西洋文化史に関心をお持ちの方にもお薦めです。

 

最後に、同じ紙面で、これは他社のものですが、『洞窟ばか』という本が紹介されていました。洞窟探検って欧米ではケービングとしてかなりメジャーなスポーツのようです(スポーツと呼んでよいのかわかりませんが)。欧米の映画などでは、仲間どうして洞窟探検に出かけ、そこで閉じ込められて恐怖の体験をするとか、決死の脱出劇を試みるとか、そういった設定のものがしばしば見られますが、それはケービングが一般的であるという背景があるからのようです。

そんな洞窟探検、文庫クセジュに『洞窟探検入門』という一冊がありますので、是非ご一緒に! ちなみに「洞窟探検」は「探険」がよいのか、「探検」の方がよいのか……