2月 2017のアーカイブ
今日の配本(17/02/27)
夏までにガイブン12冊読破?
春のフェア企画として、このところ「《エクス・リブリス》で挑戦! 海外短篇小説フェア」をご案内しております。
「海外文学は苦手」という人は多く、「日本人作家のなら読むんだけど…」という声をよく聞きます。そんな読まず嫌いの人に少しでもガイブンを手に取ってもらいたい、そういう思いで企画したフェアです。
ガイブンの苦手ポイントとしては、「情景がイメージできない」「登場人物の名前が覚えられない」「とにかく長い」というのがあります。それは確かにその通りですが、読んでいるうちに、だんだんとガイブン読みのコツというものが養われてくるのも事実です。人名で言えば、男か女かわからないときもあります。特に欧米の作品ですと、バイセクシャルな登場人物もいますし、同性愛もしばしば登場するので、こっちが男だからあっちは女という風にはいかないこともよくあります。でも、そんなのがガイブンを読む楽しさでもあります。
さて、最後の「長い」については如何ともしがたいです。だって原作がそうなのですから、翻訳で勝手に端折ることはできません。ただ、これも読み慣れてくると、日本の短めの作品、特に文字も大きく改行の多い作品が物足りなく感じるようになったりしますから、やはり慣れというのは恐ろしいものです。
という、ガイブンに立ちはだかる壁を少しでも緩和したい、なので、比較的手に取りやすい短篇集のフェアなら、短篇なのでそもそも長くないし、長くないから込み入った人間関係の話も少ない、比較的すんなり読み通せるのでは、と思った次第です。それに長篇に比べて安いというのもポイントです。
で、《エクス・リブリス》から選んだのが以下の12点です。
これらの短篇集、全部で137篇の短篇が収録されています。一日一編を読むとして、一か月を30日で計算すると4ヶ月半になります。3月からスタートしたら6月の半ば、4月からなら7月の半ばで読了します。ちょっとそんなチャレンジもよいのではないでしょうか?
緑の妖精とはよく言ったものです
マルクス主義の宿痾なのか?
その男、謀殺されるためだけに生きたのか?
お陰様で『張作霖』が好調です。このペースであれば重版も見えてくるのではないか、そんな感じです。
まだ主要紙での書評や紹介記事はありませんが(あるかどうかもわかりませんが……汗)、週刊新潮の最新号でひとつ紹介が載りました。
いやー、中国史を特に専門としてない方の、張作霖イメージというのはこんなところでしょうね。そんな人がこうまでハマってしまうとは!
なお、同著者の前著『覇王と革命 中国軍閥史一九一五-二八』も併読していただけると、この時代が更に立体的に理解できると思います。
こんど広告出します!
ちょこっと参加させてもらっています!
今日の配本(17/02/24)
電波時計問題、再び
少し前に、あたしん家の電波時計について書きましたが、最近ちょっと面白い現象を発見したのでご報告。
下の写真は、わが家のリビングに置いてある時計です。
取り立てて特別なものではありません。セイコーの製品、壁掛けではなく置き時計、テーブルの上に置いています。液晶がグラデーションでいろいろな色に変わるところが売りのようですが、あたし的には夜、部屋の電気が消えているときでも液晶が明るく光っているので時刻がわかるところがポイントでした。
これがどうした? と言われそうですが、以前のダイアリーでは電子レンジの近くの時計は電波を受信できないと書きました。この時計も電子レンジ台で電子レンジのすぐ上に置いておくと電波を受信できません。
しかし、いま置いてある場所はやはり電子レンジの近く。ただしレンジの上ではなく、少し下の方、テーブルの上です。ここだと電波を受信できています。電子レンジの磁力がどちらの方向に、どのくらいの強さで出ているのか知りませんが、とにかく距離的にはほとんど変わらないのに、ここだと電波が受信できているのです。
が、ご覧ください。よく見てください。最近の電波時計の受信マークの部分ですが、この表示が正しいのであれば、この時計は東日本ではなく、西日本の電波を拾っていることになります。
電波時計の電波は東日本と西日本とそれぞれの送信所から発せられているということは知っていましたが、その送信所、わが家の場合、どう考えても東日本の方が至近です。はるかかなたの西日本の電波をどうして受信しているのか? 確かに東京にも西日本の電波は届いているようではありますが。
ちなみに、わが家の他の電波時計で、東か西かわかる機能が付いているもので確認すると、この時計以外はすべて東日本の電波を拾っています。この時計の個性なのか、この場所の問題なのか。悩みは尽きません(笑)。