これとあれを一緒に!

こんな本が並んでいるのを見かけました。

横尾忠則さんの『死なないつもり』です。ポプラ新書ですから書店では文庫・新書コーナーに置かれていることでしょう。内容的にも、横尾忠則だからと言って美術コーナーという感じでもなさそうですし……

で、横尾忠則さんで読み物なら、あたしの勤務先にもこんな本があります。

四人四色』です。横尾忠則さんのみならず、斯界の大御所、横尾忠則・宇野亜喜良・和田誠・灘本唯人共著の一冊です。ちなみにウェブサイトに載っている横尾さんによる内容紹介は以下のとおり。

60年代から70年代にかけて、同じ時代の空気を吸い、時代をリードした四人。現在も第一線で活躍するそれぞれの創作の原点を浮き彫りにし、イラストレーションへの思いを語る一冊。 神戸時代の先輩灘本唯人さん、田中一光さんの家で紹介された同年の和田誠君、職場の同僚の先輩宇野亜喜良さん。ぼくを含むこの四人はグラフィックデザイナーであると同時にイラストレーターでもあり、しかも四人とも銀座界隈に職場がありました。

どうぞ併売、よろしくお願いします。

いみじくも自社フェアのような……@青山ブックセンター本店

以下の写真はすべて青山ブックセンター本店、入り口入ってすぐ右手のフェアコーナーのものです。いくつかフェアをやっているのですが、そこに見覚えのある書籍が何冊も……

まずは「坂口恭平棚」。

 

空襲と文学』と『ジョゼフ・コーネル』が選ばれています。

続いては松田青子さんの『ワイルドフラワーの見えない一年』観光に伴うフェア。

 

 

こちらでは『僕はマゼランと旅した』『ぼくは覚えている』『ほとんど記憶のない女』『魔法の夜』と、なんと4点も!

松田さんのコメントが、ポップに仕立てて飾られていたのでちょっとアップで撮ってみました。

最後は星野智幸さん。

 

台湾生まれ 日本語育ち』と『ムシェ 小さな英雄の物語』の2冊がチョイスされていました。

とまあ、こんな感じでちょっと見るとあたしの勤務先のフェアっぽい感じも出てます(笑)。

坂道な夜?

昨夕は、国立新美術館でやっているダリ展を鑑賞。

と、それについてはおいといて……

鑑賞後、雨とは言え、たぶんハロウィン(最近はハロウィーンという表記の方が主流ですか?)でごった返しているだろう六本木交差点の方に向かう勇気はなく乃木坂駅方面へ。

が、あのあたりへ行ったことある人ならわかると思いますが、新美術館から歩いてきてミッドタウンの角から、六本木方面はお店がたくさんありますが、反対側、乃木坂方面は飲食店が極端に少なくなります。氷雨の降る寒い晩だから温かいものが食べたいという状況ではさらに選択肢が絞られます。

と、その出てきた交差点すぐのところにあるではないですか、乃木坂ヲタの聖地の一つ、まる彦ラーメンが! リンクを貼ったTwitterを見ていただければわかるように、乃木ヲタがやってきては「みさ先輩セット」を食べて帰るのが、もはや定番の店。でもあたしが食べたのは「北海道味噌ネギらーめん」、それのギョーザセット。美味しかったです。味噌が濃厚で、ザ・味噌ラーメンという感じ。ネギがやや辛い味付けなので、辛いのが苦手な人は避けた方がよいかもしれませんが、辛い中にも美味しさが溢れています。麺が太めなのもGoodでした。

で、時間的に狭間だったからなのか、お店は比較的空いていました。もう少し早い時間だと夕食(食べてからハロウィンへ?)、遅い時間だとハロウィンで楽しんだ後の食事となって混雑したのではないでしょうか。事実、Twitterではあたしが行った時間の後、多くのヲタが写真をアップしていますから。

食後はソニービルの前を通って聖地・乃木坂駅から千代田線。お隣が赤坂駅ですが、車内で欅坂46のパンフレットのようなものを持っている青年を目睹。はい、昨夕、赤坂で欅坂46のおもてなし会が行なわれていましたね。たぶん、その帰りでしょう。一人で参加した方でしょうか。なんか、おもてなし会の余韻に浸っている感じの表情でした。既にネットでは、このおもてなし会に参加してきたヲタの報告が多数アップされていますね。なかなか愉しげな一夜になったようです。

さて、あたくしですが、千代田線に乗ってしまったので、代々木上原乗り換え小田急線で下北沢へ。さらに井の頭線で吉祥寺へ出て中央線、という帰路。その小田急線も井の頭線も中央線も3分から5分程度送れているというおまけ付き(爆)。その代々木上原駅、千代田線から下りて小田急線に乗り換えるホーム上、全く同じロング・カーディガンを来ている女性を目睹。もちろん友達同士というのではなく、赤の他人のようでしたが、そんな二人がニアミス。お互いに気づいたでしょうか? 二人ともスマホの画面に夢中で気づいていなかったかもしれませんね。白と黒のやや太めのボーダーで、フードがついていました。今年の流行りでしょうか?

と、そんな昨夜でした。

ヒトラーと……

よくも悪くもヒトラーは日本で人気です。

ここで言う「人気」とは、関連書籍がそれなりに売れるという意味であり、日本でヒトラー支持者が広がっているとか、大衆的な支持を得ているという意味ではありません。もっとも、昨今安倍政権への支持率の高さを見ていると、意外と日本でもヒトラー支持者が増えているのかもしれません。ヒトラーが登場したワイマール末期のドイツ人の熱狂や高支持率と、民主党政権がすっ転んだ後の安倍政権の登場が二重写しに見えるのは、あたしだけではないと思うのですが……

閑話休題。

こんな本が書評で取り上げられていましたね。

 

ヒトラーと物理学者たち』です。大戦中にアメリカへ逃れたユダヤ人科学者、特にアインシュタインなどが真っ先に思い出されますが、他にもナチを逃れた人、逆にナチに協力した人、ユダヤ人に限らず、いろいろ存在したのでしょう。

となると、あたしの勤務先から出ている『ヒトラーと哲学者』などを一緒に並べてみては如何でしょう。理系と文系揃い踏みです。

もちろん、店頭でフェアをやるならヒトラー自身の伝記なども並べた方がよいでしょうが、それこそヒトラー関連書籍は掃いて捨てるほどあるので、とても絞りきれないかとは思います。それでも、どれか一つというのであれば、手前味噌ですが、カーショーの大著にして、ヒトラー評伝の決定版『ヒトラー(上)』『ヒトラー(下)』をお薦めします。

かなり高額ですが、きちんと売れるはずです。無理強いはしませんので、せめて『物理学者たち』の隣に『哲学者』だけは、よろしくお願いします。

今日の配本(16/10/28)

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

親子ほど歳の差があるのに!

24歳の女性が不明となり、元交際相手の男性が死体遺棄の容疑で逮捕されたという事件。痛ましい事件ですね。少なくとも一刻も早く遺体が見つかるとよいのですが……

それにしても、この事件であたしがついつい気になってしまったのは、二人の年齢。殺害された女性は24歳、逮捕された元交際相手の男性が50歳です。

なんとまあ、親子ほども歳が離れています。いえ別に、それが悪いと言いたいわけではありません。愛があれば歳の差なんて、とは昔から言い古されたセリフですが、二人がよければそれでよいではない、というのが個人的な感想です。

あたしとしては、むしろ正直なところ、羨ましいなあと思うのです。この手の事件、時々あります。逮捕されたときというのは意気消沈しているか、不貞不貞しい態度を取っているかのどちらかなので、そういう状態が映ったテレビ映像で判断してはよくないかもしれませんが、はっきり言って「どうしてこんな冴えない男を好きになったんだろうか?」という疑問が湧いてきます。

そして、「こんな男でも、こんな若い彼女ができたのに、あたしって……」と自己嫌悪に陥るのが常です。たとえ事件前にケンカ別れしていたとしても、ある期間は交際していた、恋人同士であったという事実があるわけですよね? あたしのように、人生にそういう期間が一切存在しない身からすると、羨ましいと言うほかありません。そんな時期がちょっとでもあれば、あとはその余韻で活きていけると思うのは未経験者だからでしょうか?

もしかして、この手の事件の犯人って、ずーっとモテない人生を送ってきて、たまたま若い恋人が出来てしまったがために、それに対する執着が激しすぎて、いざ別れることになったら、気持ちの整理がつかず凶行に及んでしまった、というのが事件の顛末なのでしょうか? だとすると、あたしもその予備軍になる資格、十二分にありますね(汗)。

さて、もう一つ、この事件であたしが反応してしまったのは、殺害された女性の姓です。

乃木坂46ファンなら、ひめたんを思い出してしまったのではないでしょうか? もちろん、ひめたんとは何の関係もないのでしょうけど。

中国人は千差万別

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

2016年10月26日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

台湾から来ようとも大陸から来ようとも

中島恵『中国人エリートは日本をめざす』を読んでいて、温又柔『来福の家』を思い出しました。

 

両書の内容はまったく異なるものです。一方はノンフィクション、一方は小説です。でも次のようなところを読んだときに非常に近しいものを感じました。

友だちは全員日本人で、自分も何も変わらないと思ってきました。私が日本人じゃないことは友だちも知っているんですけど、差別はなかった。でも、母親と一緒に外を歩いているとき、母が大きな声で私に中国語で話しかけるのがすごく嫌で……。できるだけ一緒に外出しないようにしていました。(P.213)

これは小学校に入るときに日本に住む両親の元へやってきて日本の小中高と通ってきた女性の言葉です。さらにこの女性は「両親は日本語の会話に不自由はなかったが、中国人特有の強いアクセントが残っており、それを他人に聞かれるのが恥ずかしかった」ようです。この部分、そしてここから始まる部分は、『来福の家』の主人公、幼いころに台湾から両親ともども来日し、ほとんど日本人として育った主人公が、日本語がうまくない両親に対して持つ感情と一緒です。

こんな感情は一緒なんだな、台湾も大陸も関係ないのかな、そんな気がしました。『中国人エリートは日本をめざす』はほぼ中国大陸から来ている人を取り上げていますし、著者の中島さんの主たる関心もそちらにあります。温又柔さんは日本育ちの台湾の方ですから、小説の主人公も台湾から来た家庭の女の子。そんな二人が出会ったらどんなエピソードが生まれるのか……。もちろん、小説の中で、の話ですけど。

ここに台湾と大陸の近さと遠さがさらに加わるのでしょうか? 楽しみです。

2016年10月26日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

買っちゃったのよね

坂道派ではありますが、48グループも決して嫌いなわけではありません。熱量こそかなり落ちますが、それなりに好きであることに変わりはないのですが、なにかグッズを買おうという意欲は坂道の方がはるかに多いのも事実です。

で、こんなものが発売されたので買ってしまいました。

渡辺麻友写真集 知らないうちに』です。まゆゆは好きです。彼女も乃木坂や欅坂が大好きみたいですし、内心では「乃木坂に入りたかった」と思っているのではないかと推察しています。

久々の写真集となった本作ですが、あたしの感想から言えば、水着とランジェリー姿が多すぎる、ということに尽きます。清純派の乃木坂に対し水着グラビアがメイン、それもかなりきわどいアングルも厭わない48グループのメンバーですから、こういうのも仕方ないのでしょうが、あたしとしてはカワイイ衣裳を着たまゆゆがもっと見たいです。

でも、こういう路線にしたのはスタッフ側の思惑でしょうね。たぶん本人が望んでいたとは思えません。でもファンの多くがこういう写真を望んでいたのでしょうか? そのあたりはわかりませんが、少なくともあたしは望んでいませんでした。

それとも年齢的にそろそろ水着はツライと考えた、まゆゆ自身の判断なのでしょうか?

さてもう一つ。こんどは写真集ではなく、CDです。NMB48のキャプテン、山本彩のソロアルバム「Rainbow」です。

先日も、さや姉の出ないNMB48のコンサートでチケットが売れ残ったという報道があったばかり。完全にさや姉におんぶに抱っこのNMB48ですが、こんなソロプロジェクトが始動すると(ソロコンサートも控えているという話)、NMBの空中分解も現実味を帯びてしまいますね。

とはいえ、もともとソロ志向の強かったさや姉ですから、これはこれで嬉しいことでしょう。卒業生は女優としてなんとかやっている人はいますが、歌手として生き残っているメンバーがいませんので、とりあえず在籍中にソロをスタートさせるというのはリスク回避だと思います。

あとは、これがどれくらい売れるのか、でしょう。