12月 2016のアーカイブ
老いも若きも時代は和紙?
ロシア革命100年
来年はロシア革命100年です。
「だからフェアなんて如何ですか?」と書店で話をすると、「じゃあ、ナンシー、選書してよ」と言われてしまったので、選書してみました。
革命だけだと味気ないので「ロマノフ王朝」「ロシア革命」「ソビエト連邦」の三つくらいに分けてみました。もちろんすべてに跨がる本もありますが……
まずは「ロマノフ王朝」です。
出版社 | ISBN | 書名 | 著者 | 本体価格 | 出版年 |
講談社 | 9784062923866 | ロシア・ロマノフ王朝の大地 | 土肥恒之 | 1,230 | 2016 |
新人物往来社 | 9784404040718 | ロマノフ王朝 | 新人物往来社 | 1,800 | 2011 |
創元社 | 9784422215167 | ロシア皇帝歴代誌 | D・ウォーンズ | 3,600 | 2001 |
筑摩書房 | 9784480057679 | 最後のロシア皇帝 | 植田樹 | 660 | 1998 |
白水社 | 9784560083772 | エカチェリーナ大帝(上) | ロバート・K・マッシー | 3,200 | 2014 |
白水社 | 9784560083789 | エカチェリーナ大帝(下) | ロバート・K・マッシー | 3,300 | 2014 |
白水社 | 9784560084205 | クリミア戦争(上) | オーランドー・ファイジズ | 3,600 | 2015 |
白水社 | 9784560084212 | クリミア戦争(下) | オーランドー・ファイジズ | 3,600 | 2015 |
白水社 | 9784560095041 | クレムリン 赤い城塞の歴史(上) | キャサリン・メリデール | 2,900 | 2016 |
白水社 | 9784560095058 | クレムリン 赤い城塞の歴史(下) | キャサリン・メリデール | 2,900 | 2016 |
山川出版社 | 9784634460607 | ロシア史 1 | 田中陽兒、清水睦夫、鳥山成人、栗生沢猛夫、中村喜和 | 5,343 | 1995 |
山川出版社 | 9784634460706 | ロシア史 2 | 和田春樹、佐々木照央、倉持俊一、土肥恒之、鈴木健夫、高田和夫 | 5,343 | 1994 |
山川出版社 | 9784634632110 | 世界歴史の旅 ロシア | 中村喜和、和田春樹 | 2,800 | 2013 |
山川出版社 | 9784634646407 | ロシア | 和田春樹 | 1,800 | 2001 |
草思社 | 9784794209696 | 実録ラスプーチン(上) | ブライアン・モイナハン | 2,300 | 2000 |
草思社 | 9784794209702 | 実録ラスプーチン(下) | ブライアン・モイナハン | 2,300 | 2000 |
藤原書店 | 9784894346116 | 未完のロシア | エレーヌ・カレール=ダンコース | 3,200 | 2008 |
続いては「ロシア革命」です。
出版社 | ISBN | 書名 | 著者 | 本体価格 | 出版年 |
岩波書店 | 9784000256582 | 令嬢たちのロシア革命 | 斎藤治子 | 3,800 | 2011 |
青木書店 | 9784250990007 | 自由・平等と社会主義 | 藤田勇 | 8,500 | 1999 |
大月書店 | 9784272430871 | レーニンの再検証 | 聽濤弘 | 2,200 | 2010 |
筑摩書房 | 9784480097231 | 共産主義黒書 ソ連篇 | ステファヌ・クルトワ、ニコラ・ヴェルト | 1,700 | 2016 |
白水社 | 9784560082393 | 情報戦のロシア革命 | ロバート・サーヴィス | 4,400 | 2012 |
白水社 | 9784560082720 | トロツキー(上) | ロバート・サーヴィス | 4,000 | 2013 |
白水社 | 9784560082737 | トロツキー(下) | ロバート・サーヴィス | 4,000 | 2013 |
白水社 | 9784560084458 | マルクス(上) | ジョナサン・スパーバー | 2,800 | 2015 |
白水社 | 9784560084465 | マルクス(下) | ジョナサン・スパーバー | 2,800 | 2015 |
原書房 | 9784562052561 | レーニン対イギリス秘密情報部 | ジャイルズ・ミルトン | 3,500 | 2016 |
みすず書房 | 9784622083580 | ロシア革命の考察 | E・H・カー | 3,400 | 2013 |
未來社 | 9784624111175 | 10月革命 | ロイ・メドヴェージェフ | 3,800 | 1989 |
藤原書店 | 9784894345195 | レーニンとは何だったか | エレーヌ・カレール=ダンコース | 5,700 | 2006 |
最後に「ソビエト連邦」です。
出版社 | ISBN | 書名 | 著者 | 本体価格 | 出版年 |
岩波書店 | 9784000270939 | スターリニズム | グレイム・ギル | 2,300 | 2004 |
岩波書店 | 9784000291248 | スターリニズムの経験 | 松井康浩 | 1,900 | 2014 |
河出書房新社 | 9784309762241 | 図説 ロシアの歴史 (増補新装版) | 栗生沢 猛夫 | 1,850 | 2014 |
筑摩書房 | 9784480066381 | ソ連史 | 松戸清裕 | 800 | 2011 |
筑摩書房 | 9784480861290 | ブラッドランド(上) | ティモシー・スナイダー | 2,800 | 2015 |
筑摩書房 | 9784480861306 | ブラッドランド(下) | ティモシー・スナイダー | 2,800 | 2015 |
白水社 | 9784560026199 | グラーグ ソ連集中収容所の歴史 | アン・アプルボーム | 5,200 | 2006 |
白水社 | 9784560080450 | スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(上) | サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ | 4,200 | 2010 |
白水社 | 9784560080467 | スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(下) | サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ | 5,000 | 2010 |
白水社 | 9784560080528 | スターリン 青春と革命の時代 | サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ | 5,200 | 2010 |
白水社 | 9784560081273 | 囁きと密告(上) | オーランドー・ファイジズ | 4,600 | 2011 |
白水社 | 9784560081280 | 囁きと密告(下) | オーランドー・ファイジズ | 4,600 | 2011 |
白水社 | 9784560081808 | スターリンの子供たち | オーウェン・マシューズ | 2,800 | 2011 |
白水社 | 9784560083345 | スターリンの将軍 ジューコフ | ジェフリー・ロバーツ | 3,600 | 2013 |
白水社 | 9784560084229 | クルスクの戦い1943 | デニス・ショウォルター | 3,900 | 2015 |
みすず書房 | 9784622020080 | スターリン時代 | クリヴィツキー | 3,000 | 1987 |
みすず書房 | 9784622077053 | スターリンのジェノサイド | ノーマン・M・ネイマーク | 2,500 | 2012 |
山川出版社 | 9784634415201 | ロシア史 | 和田春樹 | 3,500 | 2002 |
山川出版社 | 9784634460805 | ロシア史 3 | 和田春樹、横手慎二、下斗米伸夫、塩川伸明、石井規衛 | 5,343 | 1997 |
明石書店 | 9784750334158 | ロシアの歴史(上) | リュドミラ・コスリナ、ミハイル・ブラント | 6,800 | 2011 |
明石書店 | 9784750334165 | ロシアの歴史(下) | リュドミラ・コスリナ、ミハイル・ブラント | 6,800 | 2011 |
明石書店 | 9784750344140 | ロシアの歴史を知るための50章 | 下斗米伸夫 | 2,000 | 2016 |
彩流社 | 9784779118289 | ロシア史研究案内 | ロシア史研究会 | 3,000 | 2012 |
名古屋大学出版会 | 9784815804220 | ロシア史を読む | マルク・ラエフ | 4,200 | 2001 |
作品社 | 9784861825736 | スターリン批判 | 和田春樹 | 2,900 | 2016 |
エクセルの表を貼り付けただけなので、ちょっと見た目は悪いですので、エクセルファイルをダウンロードできるようにしました。こちらからお願いします。
やはり似ている、よね?
今朝の朝日新聞に、欅坂46のナチ風衣裳の記事が載っていました。
個人的には、そこそこワイドショーなどでも取り上げられていたので、(たぶん世間的には悪い意味で)「欅坂46」というグループ名が浸透したのではないかと思います。そして、散々取り上げられていたので、いまさら朝日新聞がなんで取り上げるの(?)という素朴な疑問が……
記事中で引用されているのは『軍装・服飾史カラー図鑑』に掲載の図版のようですが、このイラスト、まんま『ヒトラーの絞首人ハイドリヒ』のカバーみたいですね。ちょっと制帽を斜めにかぶるのが規則だったのでしょうか?
欅坂46のハロウィン衣裳は、ググってみればいまだにネット上にはたくさん残っているでしょうから、この記事を読みながら見比べてみてください。
あたし自身は、やはり、彼女たちは被害者だったと思います。
ただ、まだ若いとはいえ高校生から大学生くらいの年齢、つまりそれなりに大人であり、知識を備えている年齢の子たちです。いくら遠いヨーロッパの国のこと、とっくの昔の戦争の話としても、彼女たち自身も今回の衣裳を渡されたときに、「このマーク、大丈夫だろうか?」と思う程度の歴史知識は持っているべきだったのかも知れない、とも思う今日この頃です。
いや、それを言い出したら、誰もが近現代史に関する知識は不十分なんでしょうけど……
『知らない』ことが『風化』そのもの
というコメントが胸に響きます。
ちなみに新曲はかなり爽やかです!
果たして利用されたのか?
名は体を表わす?
平匡は本当にプロの独身なのか?
ガッキー主演の「逃げ恋」にはまっています。ガッキー、何をやっててもカワイイです。いや、いまさらあたしが言うまでもないことですが……
ところで、原作は知りませんが、テレビの放送ではこのところ急展開です。新婚旅行という名の従業員慰安旅行、否、従業員慰安旅行という名の新婚旅行へ出かけた二人、よいムードになって帰路の電車内、とうとう平匡は気持ちが高ぶって、ついついみくりにキスをしてしまいました。
その後、家に帰って数日、二人仲良くソファーに座っておいしいワインを飲みながら、再び気持ちが高まって二度目のキス、そして遂に事に及ぶかというところで思い留まり……
ショックを受けたみくりは家出、というか母の骨折を口実に実家へ戻ってしまいます。が、二人の気持ちは悶々として、やはり一緒にいたいという気持ちが募るわけです。
はい、というストーリー展開なのですが、好きになってしまうのは人間だから仕方ない、ましてや相手がガッキーみたいなカワイイ子だったら十二分に理解できます。が、女性経験の全くないという設定の平匡が、ああいう状況でキスに及ぶのか、というのが最大の疑問です。
平匡などよりははるかに先輩であるプロの独身であるあたしに言わせれば、たとえ気持ちが高ぶったとしても決してキスはしない、そんなところへ踏み込むようなことはしない、それがプロというものです。
それともプロとはいえ、あの状況では仕方ないのでしょうか?
プロというのは、つまりはアマから移行したもの。最初からプロのレベルにいたわけではなかったはず。となると、アマの時代に人並みに恋をして経験を積んでいた可能性だってなくはない、となると平匡の行動も理解できるのかも知れません。
しかし、あたしのように、筋金入りの独身、プロどころか生まれながらに独身を運命づけられた存在としてのあたしとしては、理解できないのです。あそこは我慢というか、キスするなんてありえないでしょ、と思うのです。