2016年のアーカイブ
やっぱりタバコは嫌い
昨夕、食事時、見るとはなしにテレビを付けたら、マグロ漁師の番組が放送されていました。テレビ東京系なので関東ローカルかも知れませんが、「洋上の激闘!!巨大マグロ戦争2016」という番組です。
ちょうどチャンネルを合わせたときに放送していたのは、長崎の漁師。マグロを美味しい状態で市場に出すためにいろいろ気を遣って漁をしているのがわかりました。
が、この漁師、漁をしているときなどしばしばタバコを咥えて作業をしているではありませんか!
あたしはタバコが嫌いです。タバコを吸う人も基本的には嫌いです。ですから、マグロなど食料を扱う人がタバコを吸っているなんて許せません!
思い出してみますと、あたしが幼いころ、商店街の魚屋さんのおじさんって、タバコを吸いながら仕事をしていたな、と思います。おぼろげな記憶ですが、確かにタバコを吸いながら仕事をしている人、魚屋さんに限らず多かった時代です。まあ、そういう時代だったのでいまさら目くじらを立てる気はしませんが、昨夕の番組は平成のご時世です。健康などにうるさくなった現代です。それなのに、相変わらずタバコを吸いながら漁をしているなんて……
昨今のスーパーでは、野菜など生産者の顔写真と名前が入った状態で売られているものを見かけるようになりました。魚も同じように漁師の名前が載るようになったら、少なくとも昨日の長崎の漁師が釣り上げたマグロはちょっと買う気が失せます。
とはいえ、あたしが知らないだけで、タバコを吸いながらやっている人って、漁師に限らずまだまだ多いのでしょうね。それを言い出したら、何も食べられなくなってしまいますが……
人間マルクスは親しみやすい?
昨晩のことです。
妹家族が年末年始の休みでわが家に来ていることは既に書いたと思いますが、幼稚園年長さんの姪っ子があたしと一緒に寝ると言って布団に入ってきます。あたしは毎晩布団に入ってもしばらくは本を読んでいるのですが、姪っ子も真似をして本を読もうとしました。
が、わが家には子供向けの本はありません。
その姪っ子、「漢字はまだ読めないけど、平仮名は読めるもん」と言って、あたしの本棚から適当な本を持ってきました。それがなんと、岩波新書の『人間マルクス』、よりによってそんな本を……
たぶん、適当に手に取ったものでしょう。あえて考えるなら、他の本の書名が漢字ばかりなのに対し、同書には「マルクス」と、姪っ子なりに読める文字が四つも入っていたので親しみを覚えたのではないかと思います。
結局、あたしの隣でパラパラとページをめくったものの、放り投げてしまいましたが……(笑)
こんな小さいころから岩波新書に興味を持つとは末恐ろしい。
ちなみに、あたしの所持する『人間マルクス』は古書店で購入したものです。
見出しは難しい
これはInfoseekの画面です。
こういった画面は刻々と変わるので、既にこれとは異なっていることはもちろんですが、この状態もどのくらいの時間続いたのかわかりません。それはともかく、あたしが見たときにはこうなっていました。
で、気になるのは右側の上から三番目、「全焼そば店主「心の整理ついた」」という見出しです。
言うまでもなく、糸魚川の大火災の火元となったお店の方のことですよね? ですが、最初にあたしがこの見出しを見たときは「焼そば」が真っ先に目に飛び込んできて、「全やきそば」って何だろう、と思ってしまいました。
「半らーめん」のような「半やきそば」っていうのがあるのかな、でも「全やきそば」なんてわざわざ言わないよなあ、と思います。となると、これは新たな面白メニューなのかな、それが表彰されたり地元のテレビで取り上げられたり騒ぎになって、お店のご主人も大変だった、そういうニュースなのだろうかと思ってしまったのです、あたしは。
ちょっと冷静になって考えればわかることですが、この見出しを見てあたしのように読んでしまった方、多いのではないでしょうか? 少し前に、廃業した書店のニュースで、誤解を招きそうな見出しだと書いたことがありましたが、それと同様、こういった字数を制限された中で伝えるべきことを表現するのは難しいものだと改めて感じました。
じわじわと第3刷
オンリー・ワンよりナンバー・ワン、だと思う
SMAPの解散を受けて、テレビやラジオでも彼らのヒット曲「世界に一つだけの花」をよく耳にします。よい曲だと思いますし、この歌がヒットするのも宜なるかな、と思うのですが、初めてこの曲を聴いたときに、あたしはものすごい違和感を感じました。
まずタイトルです。「世界に一つだけの花」って、つまりその花が枯れてしまったら、もうこの世には存在しないわけでしょ? ほとんどの人がイメージしているのは、根っこが残っていれば来年も花が咲く多年草ではなく、花が散ったら枯れてしまってもう終わりという一年草の花だと思いますが、あたしもそうです。だから、この花が枯れたら終わりか、と思ったのです。
つまり、たった一頭だけしか生き残っていなかったゾウガメの「ロンサム・ジョージ」を思い出したのです。今となっては、スマップの解散の時に流されるのは象徴的で、逆にふさわしい感じがしますが、とにかく、あたしが最初に聴いた時に感じたのはそういう違和感です。
DNAレベルでは、確かに人だって一人一人異なるわけですが、「一人一人違う種を持」っていたら、子孫を残すことはできません。そんなことをよしとするなんて、少子高齢化に向かう現代の日本を見事に歌った歌だと言えるかもしれませんが、そんな風に捉えるあたしは、あまりにもひねくれているのでしょうか?
でも、やはり競争って大事ですよね? 民主党政権時代の蓮舫のセリフを思い出しますが、ナンバー・ワンを目指すってことは大事だと思います。ただ全員が同じことでナンバー・ワンを目指す必要はなくて、人それぞれが自分なりのナンバー・ワンを取れる分野を見つけることが大事なのではないかと思うのですけど。
逃げ恥の最終回から考えられること
大人気だったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、あたしもしっかり見ていました。年甲斐もなくキュンキュンしてましたよ(笑)。
で、その最終回。巷間、いろいろ意見が飛び交っているようですが、あたし自身は特に不満もなく愉しく視聴したのですが……
とりあえず、平匡がリストラに遭い、これまでのようにみくりを家事労働者として雇用できなくなって、正式な結婚という選択肢を考えるところ。みくりは逆に家事労働の対価という考えから拒絶反応を示すわけですが、ここまでの流れを考えれば、(お互いの恋愛感情はおくとして)みくりの考え方が自分勝手だとは思いません。むしろ当然の思考回路だと思います。
あたしがおかしい、というか、問題だと考えるのは平匡の方で、もしあたしが平匡の立場であれば、ここは潔く雇用関係を清算し、また一人暮らしの生活に戻ります。だって、お金がない以上、みくりを雇い続けることができないわけですから。なんで、あそこで結婚、つまり「主婦となれば家事をやるのは当然」的な発想の選択肢を選ぼうとしたのか、そこが理解できません。
結局、それが愛し合った二人、好きになってしまったのだからしょうがない、ということなのでしょうか? 人生において、これまで一度も恋愛をしたことがない、少なくともこういう相手に巡り会ったことがないあたしには、平匡の選択が理解できないのです、残念。
ただ、それよりももっと気になっていたのが、百合ちゃんと風見くんの関係です。
風見くんが百合ちゃんを「抱きたい」と思った点は、まあ「だって石田ゆり子だし……」と思わなくもありませんが、それはそれ、個人の好みの問題。問題はこの二人の今後です。
男女として付き合うのでしょうか? 結婚はどうするのでしょうか?
普通の恋愛をしたことがないので(もちろん、異常な恋愛もしたことはありません!)、付き合うことが即結婚となるのか否か、あたしにはわかりません。ただ、あたしだったら、結婚を考えずに恋愛をするというのはありえません。だから結婚を前提としない男女交際はできないし、必要としません。
さて、そういうフィルターをかけた上で百合ちゃんと風見くんです。
はっきり言いまして、百合ちゃんはああ見えてアラフィフという設定だったはずです。それがどうした、と言われそうですが、どうでしょう、普通に考えて結婚はともかく、子作りとなると厳しいというのが現実ではないでしょうか? となると、百合ちゃんと風見くんが結婚しても子作りはない、と考えてよいのでしょうか? 二人の問題にとやかく言うのは野暮ですが、子供を作らないという選択肢、昨今の夫婦では増えていますよね。あたしの周囲にも数多く見かけます。
それはそれでその夫婦の自由ですから構いませんし、欲しくてもできないカップルもあるのでしょうから外野が意見できることではありません。ただ、あたしの場合、あたしは結婚するなら子供が欲しいと思います。子供を作るつもりのない結婚は考えられません。となると、子供を産めるということを条件にすると、それなりの年齢(若さ)でないとダメということになります。
そういった瞬間に「おまえ、自分の歳を棚に上げて、よくもそんなことが言えるな」と怒られそうですが、そう思っているのですから、他人にとやかく言われる筋合いではないでしょう。ただ、あたしだって自分のことはわかっていますから、棚に上げるなんてつもりはありません。つまり、あたしは結婚も子作りも、もう諦めないといけない、ということです。
であるならば、恋愛も諦めるしかない、ということであり、異性とのお付き合いはこれまで一度もない、だけでなく、一生縁なく人生を終えざるを得ない、ということになります。それが結論です。
そんなことはない、チャンスはある、と励ましてくれる人がいたとしても、現実問題として、あたしと結婚してくれる若い女性がいるとはとても思えません。いや、若くなくても結婚と子作りを両立する方法として、子持ちの女性を嫁にもらうという方法もあります。この場合、自分の血を分けた子供は諦めることになりますが、あたしみたいにひねくれた人間の遺伝子なんて、この世に残さない方が世のため人のためだと思いますので、そこはこだわりません。
しかし、どちらの方法にしても、そもそも結婚の前にあたしを好きになってくれる女性が存在するというのが想像できません。だから、やはりこのままいくと、あたしの未来には孤独死が手招きして待っているということになりそうです。
ほぼベストな年末年始?
パクられたという言い方は人聞きが悪い?
店頭でこんな本を見かけました。
『そのまま使えるスペイン語フレーズブック』です。あれ、どっかで聞き覚え、見覚えのある書名ですね。
はい、あたしの勤務先から出ている『フランス語そのまま使えるフレーズブック』とよく似ているのです。
まあ、よく見ると書名は微妙に異なるし、そもそも言語が違うから、間違って買ってしまうなんてことはないでしょう……(汗)
ちなみに仏語が2016年3月、西語が2016年12月に刊行された本です。