今の時代に警鐘を鳴らす?

下の写真は今朝の朝日新聞のオピニオン欄。

あたしの勤務先でもお世話になっている石田勇治さんが、現在の日本の状況とワイマール時代のドイツの状況との似ている点、異なる点について語っています。

 

石田さんと言えば、最近では巨冊『ヒトラー(上) 1889ー1936傲慢』『ヒトラー(下) 1936ー1945天罰』ですが、紙面の略歴欄にもあるように『過去の克服』が主著と言えるのではないでしょうか。

また『20世紀ドイツ史』も挙がっていますが、これは「シリーズ・ドイツ現代史(全4巻)」の一冊で、シリーズ全体の監修が石田さんです。

 

 

その他の3冊、『ドイツを変えた68年運動』『戦後ドイツのユダヤ人』『ドイツの歴史教育』も併せてどうぞ!

テレビで紹介されました

テレビ東京系の報道番組「モーニングサテライト」って、どのくらいの方が見ているのでしょうか?

上は、同番組のTwitterです。

 

ご覧のように、『運命の選択1940-41(上)』『運命の選択1940-41(下)』を紹介いただきました。

いま岐阜が熱い……らしい

映画「君の名は。」のおかげで岐阜が賑わっているそうですね。いわゆる映画の舞台になった「聖地巡り」ってやつでしょうか、そんなことで観光客が激増しているそうです。まあ、それでなくとも白川郷といった世界遺産がある地域ですから、もともと人気があったと言えばあったわけですが、地味な印象はぬぐえませんよね。それが一気に若者にまでブレイクしているようです。少し前に朝日新聞にもそんな記事が載っていました。

ただネットを検索してみますと、ギフトアニメのつながりは数年前からのようで、一部のアニメファンには岐阜はそれなりの知名度を誇っていたようです。そして岐阜と言えばもう一つ、ノーベル賞で一躍脚光を浴びたスーパーカミオカンデ、そしてノーベル国道

スーパーカミオカンデは施設ですからわかりますが、ノーベル国道なんて、よくもまあ気づいたものですね。

そして岐阜と言えばもう一つ。

今日の朝日新聞の読書欄です。『鉱山のビッグバンド』の紹介記事が載っています。

タイトルにもある「鉱山」とは、旧神岡鉱山のこと。スーパーカミオカンデのあるところです。そして「君の名は。」の聖地の一つ、飛驒古川駅もそこからほど近い場所にあるJRの駅です。ということで、アニメだけでなく、岐阜県にはこういうのも少しプッシュしていただけると嬉しいのですが……(汗)

 

ちなみに、本日の朝日新聞の読書欄前の広告ページには上のような広告を載せています。決して『鉱山のビッグバンド』が紹介されるから、というので掲載した広告ではありません。何が載るかは直前までわかりませんので。

一緒に広告に載せた『帝都東京を中国革命で歩く』も順調です。先週重版も出来てきたところです。引き続きよろしくお願いします。

ちなみに、あたしにとって岐阜と言えば堀未央奈ですね(^_^;)。

今朝の朝日新聞読書欄から我田引水?

本日の朝日新聞読書欄には、あたしの勤務先の刊行物は載っていませんが、乗っている他者の書籍と一緒に並べてもらえないかなぁというものをいくつかご紹介させてください。

まずは『サッカーと愛国』です。

少し視点が異なりますが『サッカーと独裁者』『サッカーが勝ち取った自由』『サッカーの敵』といったところがお薦めです。

  

また応援するチームに熱くなるという点からなら『英国のダービーマッチ』『狂熱のシーズン』『フーリガン戦記』『フーリガンの社会学』などをお薦めします。

   

そしてもう一点、書評というか紹介記事で載っていたのが『魅惑のヴィクトリア朝』です。

著者の新井潤美さんと言えば、『執事とメイドの裏表』、そして『おだまり、ローズ』です。

 

こんなところが併売推奨でございます。

今日が山の日だから「鉱山」を「ヤマ」と読ませているわけではありません

次回の朝日新聞読書面に掲載予定の『三池炭鉱 宮原社宅の少年』(石風社)は、三井三池炭鉱のノンフィクションのようです。

 

同じ炭鉱つながりで、あたしの勤務先の『鉱山のビッグバンド』も売れてくれると嬉しいのですが……
(書名の「鉱山」は「ヤマ」と読みます!)

それにしても、いま炭鉱がブームなのでしょうか?

テレビドラマ「あさが来た」でも炭鉱(鉱山)は重要な舞台でしたし、「山本作兵衛の炭鉱記録画」がユネスコの世界記憶遺産になったのも記憶に新しいところですね。そういう流れなのでしょうか?

政治家は哲学者たるべし?

本日の朝日新聞読書欄に掲載されました。

セネカ 哲学する政治家』です。

 

副題がいいですね。「哲学する政治家」、まるで現在の政治家に聞かせてあげたくなるような言葉です。やはり哲人政治家ではありませんが、政治家たるもの哲学を持っていないとダメなのではないでしょうか?

しかし、やはりセネカと言えば哲学者というイメージが強く、政治家という印象はありませんね。本書はそんなセネカの政治家としての一面にスポットをあてたものですので、古代ローマ史やネロに興味のある方にも必読の一冊ではないでしょうか?

ちなみに、同じ朝日新聞に「書物復権」の記事も載っていました。あたしの勤務先ではベケットの『事の次第』が早々に重版となるくらいの人気を博しております。

記事なのか、それとも宣伝してくれたのか(?)という気がした今朝の朝日新聞

今日の朝日新聞は、なんだか、あたしの勤務先の本を宣伝してくれているように感じました。その本というのは、『中国 消し去られた記録』と『蔡英文 新時代の台湾へ』。

 

もちろん、それは我田引水と言うのか、牽強附会と呼ぶのか、あたしの勝手な思い違い、否、思い込みなのですが、まずは下の写真をご覧ください。

今朝の一面です。アメリカの人権団体が中国の人権運動を支援しているという記事。ただし、この数年中国国内の締め付けが厳しくなり、思うような支援ができなくなりつつあるということを伝えています。

そして中面で、その追加記事。そのあたりのこと、『中国 消し去られた記録』に詳しいです。この数年、本当にひどいです。暴力的なものから、やんわりとしたものまで、実に巧妙です。

さらにこんな記事も。文革に対する論評です。「人民日報」の記事ですから、中国共産党の公式なものですが、この公式見解をはみ出るようなものは一切許さない、ということであり、こうして公式見解を出したのだから、これ以上もう議論するな、という態度表明なのでしょう。文革ですらこうなのですから、六四天安門事件の再評価など夢のまた夢なのでしょう。

そして社説。20日の総統就任式を前に中国共産党がなんやかやとうるさくなってきていることへの朝日新聞なりの論評なのでしょう。とにもかくにも、まずは新総統・蔡英文の演説を聞かないと話になりませんが、『蔡英文 新時代の台湾へ』を読めば、彼女の考え方、何を目指そうとしているのかはわかるはずです。

こういうところでも紹介が!

まずは下の写真。

一般には目に触れることがあまりないと思いますが、UCカードの会員誌「てんとう虫」、その最新号の書籍紹介コーナーです。毎月、数冊の本が紹介されていまして、あたしの勤務先の書籍の登場率は比較的高いのではないか、などと勝手に思っているのですが、今号も青山南さんが『台湾生まれ 日本語育ち』を紹介してくださいました。3冊の読者プレゼントもあるようです。

  

次の写真は、本日の朝日新聞夕刊です。

注目して欲しいのは真ん中の記事。岩波書店から刊行され始めた「日中の120年 文芸・評論作品選」の記事です。既に2巻が刊行されていて、ご覧のように、あたしはちゃんと購入しております。

シリーズものが、こういうタイミングで紹介してもらえるのは、それも書評欄ではなく文化欄で紹介してもらえるのは、出版社としては非常にありがたいことだと思います。さすが、岩波書店の刊行物ですね!

新聞記事に絡めていくつか……

朝日新聞の記事から気になったものをピックアップ。

まずは地政学の記事。

参考文献には挙がっていませんが、文庫クセジュにも『100の地点でわかる地政学』という一冊があります。

世界のホットな100の場所を挙げて解説しているものです。クセジュですからフランス目線、それが日本人読者には新鮮なのではないでしょうか?

続いてはガンディーの記事。あたしが子どもの頃は「ガンジー」という表記だったはずですが……(汗)

それはともかく『アジア再興』はジャマールッディーン・アフガーニー、梁啓超、たごーるがメインのノンフィクションですが、実はガンディーも影の主役のように見え隠れしています。ガンディーが主人公ではないからこそ、ガンディーの存在が客観的に見えてくる、そんな本です。

そして最後に震災と書店の記事。

この記事の中の鹿島ブックセンターの鈴木さんには「人文会ニュース」の118号に寄稿していただいたことがあります。

この号には岩手・宮城・福島の書店員の方に震災後3年の現状を書いていただいた特集が掲載されていますので、是非ご覧ください。