本日の朝日新聞夕刊です。
いよいよ来月に迫った、松尾スズキさんの戯曲「ニンゲン御破算」の記事です。
もともとは「ニンゲン御破産」というタイトルの戯曲で、このタイトルの書籍も刊行していましたが、今回は『ニンゲン御破算』とタイトルも変わって、新たな上演となります。
書籍版も6月半ばに刊行予定です。
白水社刊行物の書評、紹介など
朝日新聞読書欄で『初代「君が代」』が紹介されました。
この最初の「君が代」YouTubeでも聴けると言われていますが、こちらでしょうか?
うーん、現在聴いているものと、歌詞は同じようですがメロディーが全く異なり、正直なところ「これが「君が代」?」という印象です。これがこのまま使われて現在に至っていたらどんな感じだったのでしょう?
さて、そんな今朝の朝日新聞読書欄には「書物復権」の記事も載っていました。
あたしの勤務先は『ヨーロッパ中世象徴史』『芸術崇拝の思想』『音楽ノート』『古典ギリシア語入門』の4点です。来週くらいから書店店頭に並び始めると思いますのでお楽しみに。
この「書物復権」のことも載っていた「情報フォルダー」欄ですが、明治書院の「新釈漢文大系」完結のことも記事になっていますね。「来年から『詩人篇』を新たに出す」って、「大系」はまだまだ続くのでしょうか?
日本経済新聞で『ポピュリズム デモクラシーの友と敵』が紹介されました。
トランプ大統領の誕生、イギリスのEU離脱、ヨーロッパ各国での極右政党の台頭などなど、こういった大きなニュースだけでなく、小さいものまで数え上げたらポピュリズムに関するニュースを聞かない日はありません。やはり現在もっともホットなテーマなのでしょう。
そんな中、ちくま新書から『欧州ポピュリズム EU分断は避けられるか』という本が出ました。巻末の参考文献には、上掲『ポピュリズム』も載っています。
新書コーナーで『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か』『ポピュリズム 世界を覆い尽くす「魔物」の正体』などと一緒に『欧州ポピュリズム』を並べるのではなく、社会の棚にこういった新書を持ってきて展開してみては如何でしょうか?
今日の朝日新聞読書欄。出口治明さんが『辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く』を紹介してくださいました。
新疆、チベット、雲南、東北の四つの辺境を巡る本書で出口さんが興味を持たれたのは雲南だったようです。「実体験でしか語り得ない迫真の物語がここにある」というように、本書は実際に著者がそこへ足を踏み入れ、さまざまな体験をしたからこその記述にあふれています。ノンフィクションライターはここまでやるのか、と思わされます。
さてもう一つは同じ日の声欄。高校生が本屋へ本を買いに行くことについて書いています。
「本屋では目的の本だけでなく、いろいろな本も見て買い込み、いそいそと家に帰ります」「本を買いに行く時は、どんな行事よりも特別で最高な、お出かけ日和です」なんで書いてくれています。
こんな嬉しいことを書いてくれる高校生がいるなんて、今日はよい日だ! まずは、買わなくてもいいから高校生の皆さん、本屋へ行って棚を10分でも15分でも眺めてみてください。
30日の東京新聞。
書評欄ではなく、特集記事的なページ。巷にあふれるパンダ本の特集です。その中で『読むパンダ』が最初に取り上げられています。書評欄、読書欄も売り上げ効果大ですが、こういう記事の中での紹介も実は効果が大きいもので、時には読書欄以上の反響を呼ぶこともあります。
お次は読書欄。毎日新聞です。
先週末に来日講演会が行なわれたフィリップ・サンズ氏の『ニュルンベルク合流』の紹介です。評者は土曜日の東京大学の対談のコーディネーターでもあった沼野充義さん。
分厚くて、読み切るのにも骨の折れそうな一冊ですが、読んだ方は口を揃えて面白い、一気に読めるとのこと。サンズ氏の話しぶりもそうですが、人を惹きつける魅力があるのでしょう。
日本経済新聞の、こんどは読書欄。津村記久子さんのコラムです。
ここに出てくる『モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない』は紀伊國屋書店の刊行物です。
紀伊國屋書店からは同著者で『モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする』という本も出ていますが、同著者であれば、あたしの勤務先の文庫クセジュにも一冊あるのです。
それも同じタイトルで『モラル・ハラスメント 職場におけるみえない暴力』と言います。
三者三様、それぞれ着目しているところが異なりますので、関心のあるところを是非どうぞ。
自宅では朝日新聞を購読しているので、そこからの記事紹介が多いですが、本日は仕事で出社しているので日本経済新聞を開いてみました。
すると、読書欄ではありませんが、こんな記事が載っていました。
行政改革の記事です。
であるならば『自民党と公務員制度改革』がお薦めです。本書の著者は、いみじくも日本経済新聞の記者の方。記事のタイトルになっている「橋本行革」も踏まえ、「戦後政治と向き合った福田康夫、麻生太郎、渡辺喜美、甘利明の「総合調整」を巡る戦いを、綿密な取材で浮かび上がらせ」た一冊です。
土曜日に移った朝日新聞の読書欄にこんな記事が載っていました。
『ケラリーノ・サンドロヴィッチ 2 百年の秘密/あれから』と著者であるケラリーノ・サンドロヴィッチさんが紹介されています。
となると、あたしの勤務先の新刊『ナイロン100℃ シリーワークス』も一緒に売れるのではないでしょうか?
と言いたいところなんですが、現在同書は品切れで重版中(涙)。月末までには出来予定なので、しばしお待ちを!
まずは雑誌の『すばる』です。下の画像はそのウェブサイトの一部です。
ざっと最新号の梗概が載っていますが、そこに見知った名前が載っているのにお気づきでしょうか? ウェブサイトをさらに下の方へスクロールしていくともっとわかりやすいと思います。
まずは『海峡を渡る幽霊 李昂短篇集』のリー・アンさんが吉本ばななさんと対談されています。さらには『ピンポン』のパク・ミンギュさんと訳者の齋藤真理子さんの対談も! これは、あたしの勤務先的には豪華なラインナップです。
そして『週刊文春』では穂村弘さんが『酸っぱいブドウ/はりねずみ』を取り上げてくださっています。
【イベント】 『酸っぱいブドウ/はりねずみ』(白水社)刊行記念対談 柳谷あゆみさん×穂村弘さん 日時:4月3日(火)19時半~ 参加費:1000円 定員:25名 ご参加ご希望はメールかお電話で! 詳しくは画像をご確認ください。 pic.twitter.com/pxUJV86gQq
— BOOKS 青いカバ (@hippopotbase) 2018年3月15日
そういえば、少し前には訳者の柳谷あゆみさんと穂村さんのトークイベントもありましたね。
土曜日に移った朝日新聞の読書欄。先週の『聖書の成り立ちを語る都市』(出口治明さん評)に続いて、今週は桜庭一樹さんが『ゴドーを待ちながら』を取り上げてくださいました。
紙面に載っている書影は先日から刊行がスタートした『新訳ベケット戯曲全集』の第一巻で、収録作品が「ゴドーを待ちながら/エンドゲーム」になります。岡室美奈子さんによる新訳です。
ただ、多くの方が『ゴドーを待ちながら』と言ったら、Uブックス版を思い浮かべるのではないでしょうか? 大丈夫です、Uブックス版も健在です。この機会に読み比べも是非どうぞ。