ブームなの?

今朝の朝日新聞で『郝景芳短篇集』が紹介されていました。

本書のタイトルを聞いて、すぐに『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』を思い出し方は、かなり中国SFに詳しい方なのでしょう。

そうです。郝景芳は『折りたたみ北京』の作者です。ただ、『折りたたみ北京』はケン・リュウが英訳したものの邦訳ですが、『郝景芳短篇集』は中国語原文からの邦訳になりますので、翻訳にも多少の違いがございます(タイトルも「北京 折りたたみの都市」です)。

それにしても、日本でこのように中国SFの翻訳出版が続くというのは確かにちょっとしたブームと呼んでよいかと思いますが、中国大陸でもSF作品の出版が目立つのでしょうか? それとも、たまたま日本で翻訳されるものにSFが多いだけなのでしょうか?

重版の重版

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新刊に関するちょっとした……

本日、見本出しをした新刊について少々補足を……

まずはこちら。昨年刊行した『スタート!ドイツ語A1』の続きにあたる『スタート!ドイツ語A2』です。「A1」「A2」は、それぞれ「えいいち」「えいに」と呼びます。

ヨーロッパで作られた言語教育の共通基準(「ヨーロッパ言語共通参照枠」と言うのだそうです)に基づいた本邦初のドイツ語教材です。

「えいいち」が、より初歩の段階になり、今回の「えいに」はその次のレベルとなります。《「えいいち」と「えいじ」の兄弟》と思って親しんでいただければ幸いです。

ただし、兄弟と考えると、「えいいち」が兄、「えいじ(えいに?)」が弟になりますが、教材のグレードとしては「えいいち」の方が下になるんですよね。ちっちゃいお兄ちゃんと大きな弟という感じでしょうか?

続きましては、フランス語。

長らく親しまれたきました『15日間フランス文法おさらい帳』が大いにグレードアップ、『15日間フランス文法おさらい帳[改訂版]』として再デビューです。

旧版に比べ、「覚えておきたい表現100問テスト」を増補しています。初級文法は確実に身につけるための一冊を是非どうぞ!

大注目の新刊です!

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もしもの話ですが……

新宿の紀伊國屋書店でこんなフェアが始まっているようです。

LGBTという言葉も、いまや完全に市民権を得たようですね。最近ではLGBTQなどとも言うようですが、言葉が広く知られるほどに、我々個人の意識が追いついているのかというと、まだまだ道半ば、あたしなども古いタイプの人間なので、頭ではわかっているつもりでも実のところ何も理解していないのではないかと思います。

ところで、そんなフェアについて考えていたときに思ったのですが、体は男性だけれど心は女性という人が乃木坂46やAKB48のような女性アイドルグループのオーディションを受けたとして、果たして受かるのでしょうか? 逆に、体は女性だけれど心は男性という人がジャニーズやEXILEなどに応募したとして受かるのでしょうか? もちろんアイドル稼業ですから見た目が肝心なのは言うまでもありません。しかし、世の中には言われなければ「どう見たってカワイイ女の子でしょ?」という男性もいますし、その逆の方もいます。水着審査がなければ、バレないで加入してしまう可能性ってあるのでしょうか。

いや、もしかしてこの手の多人数のアイドルグループの中には、公表されていないだけで既にそういうメンバーが存在しているのかもしれません。それが不思議でも何でもない社会が、どんな人でも生きやすい社会というものなのでしょうか?