東洋文庫の近くに……

こんどは朝日新聞の夕刊です。

街歩き連載のコーナーですが、そこに見覚えのある方が写真入りで載っていました。

青いカバの小国さんではないですか!

時々、あたしの勤務先にも顔を出してくれます。うちの書籍を贔屓にしてくれているようです。東洋文庫の近くにあるというのは知っているのですが、なかなか機会がなくてまだ訪問したことはないのですが、そのうち是非とも行ってみたいです。

実は東洋文庫も、学生時代から行こう、行こうと思いつつ行けていないのです。中国学をやっている以上、東洋文庫は必須の図書館ですが、なぜか行きそびれていまして……(汗)

そう言えば、あたしの勤務先から『北京のモリソン』という本を出しています。東洋文庫に興味をお持ちの方は是非!

著者登場!

今朝の朝日新聞読書欄です。

先日刊行した『こちら、苦手レスキューQQQ!』の著者、小島ケイタニーラブさんが登場しています。

なにやらローソンの店員さんのようないでたちですが、これはこの書籍の衣装です。「書籍の衣装って何?」と思われた方も多いと思いますが、本書は書籍と音楽と映像が一体となった作品なんです。

紙面にQRコードが載っていますので、そこから本書の世界にお入りくださいませ!

県を跨いだ移動

非常事態宣言が解除になったので、ちょっと揚げ足取り的なことを書いてみたいと思います。

来月半ば過ぎまでは県を跨いだ移動は控えてください、というのが解除に当たっての注意事項的に告げられました。そうなると、幸いにもあたしは大丈夫なのですが、あたしの勤務先でも出社できなくなる人がいます。埼玉県や千葉県、神奈川県在住の人がそこそこいるのです。

でもまあ、こういう出勤のための越境は認められているのですよね? そうでないと全国の県境に住んでいて隣の県にお勤めの人は動けなくなってしまいますから。東京だと、埼玉に住んでいて神奈川県内に出勤する人とか、関西なら神戸の人が京都の会社へ出社するとか、そういった事例は枚挙に暇がないはずです。しかし、会社としてそういう社員の出社を制限している場合とは別として、基本的には許容の範囲内だと見なされているようです。

しかし、それでも例の「自粛警察」が他県ナンバーの車にいたずらをしたといったニュースがありました。「営業車です」と紙に書いて貼っておかないとうっかり駐車もできません。

では、あたしの仕事である書店回りはどうなのでしょう? 都内の書店なら訪問してもよいけど、神奈川など他県へは行ってはいけないのでしょうか。あたしは神奈川県も担当エリアなので、神奈川へ行ってもよいのか否かはかなり重要なことです。ちょっとくらいならよいのでしょうか?

例えば、あたしの担当地区になりますが、小田急沿線の場合、町田までは東京都だからOKだけと相模大野は神奈川県だからダメ、ということになるのでしょうか? いや、町田まで行く手前に新百合ヶ丘があるけど、あそこは神奈川県だから途中下車して営業してはいけないのでしょうか?

もし本当に他県へ入るなということが徹底されたら、あたしは登戸から南武線に乗って帰ることもできなくなりますね、登戸駅は神奈川県ですから。いや、駅構内から出なければ、乗り換えだけなら大丈夫なのでしょうか?

「コロナ後」の書店営業とは?

5月の最終週が始まりました。そして本日のあたしは在宅ワークです。今週も出社は火曜と金曜のみの予定です。

あたしの勤務先のコロナ対策体制は、一応今月いっぱいということになっています。在宅勤務を活用すると共に、出社する場合も早めに来る人、遅めに来る人などがいて、社内で密を作らないようにやってきましたが、それも今週で終わるのでしょうか?

今のところ会社側からこの体制の延長は発表されていませんし、来襲からは通常営業という発表もありません。今日の政府発表、そして東京都の発表を受けて上層部で検討・決定されるのだと思います。

基本は通常に戻ることになるのでしょうが、感染が治まったわけでもなければ、ワクチンや治療薬が出来上がったわけでもない現状では、通常と言ってもコロナ以前と全くイコールになるとは思えません。しばらくは密を避けるとか、柔軟な対応が必要になってくるのではないかと思います。それが「新しい生活様式」ならぬ「新しい働き方」なのかも知れません。

しかし、たとえば営業部の場合、受注と出荷の業務があるので、在宅では仕事になりません。もちろん、この機会に受注と出荷を外部の業者に委託してしまうという選択肢もあるのでしょうし、既にそういう体制を取っている出版社も多いです。まあ、そこまでの変更はいきなり出来るものでもありませんから、とりあえずは考慮外となりますが……

個人的に気になるのは書店回りです。こちらが訪問するのはよいとして、書店の側がどう思うか、という問題があります。書店によっては「当面の間、来店しての営業はご遠慮ください」というところもあるでしょうし、「棚のメンテもあるので、宣言が解除されたら是非来てください」という書店もあるでしょう。

逆に出版社の側が自主的に「しばらくは書店回りは自粛する」と決めているところもあるでしょう。こういったところが、来月からと言うのは時期尚早としても、7月や8月くらいからかつての状況に戻るのかと問われると、なんとも言えません。

かといって、あたし自身にそれ以外の営業のやり方がアイデアとしてあるかと問われても、これまたこれといった方策を持ち合わせていないのが正直なところです。やはり、これまでどおり丹念に書店を回って棚を見て、お店の人と話をして、自社の本をお薦めする、そんなことしかあたしには出来そうにありません。

「アフターコロナ」の書店営業とは、どいったものになるのでしょうか?

本を売るのは大変?

一部地域で緊急事態宣言が解除されそうな様子ですね。本屋さんはどうなるのでしょう? いわゆる街の本屋さんは営業しているところもあると聞きますが、大型店はテナントビルに入っていることが多く、そのビルが休業・休館していると書店だけ営業するわけにもいかず、相変わらず多くの書店が閉まったままです。首都圏で見ますと、本屋ってルミネを始めとした駅ビルやデパートに入っているところが多いのだと改めて気づかされます。

さて、こんな状況下、既に何度かこのダイアリーでも書いていますが、直販が伸びています。書店からの問い合わせも多いです。そして注文される商品はもっぱら大学第二語学クラス向けのテキストです。本来なら大学生協や学内の書店で買うはずが、学校へは入れない、授業はオンライン、先生からはテキストを準備するように指示がある、ということで近所の書店に殺到しているようです。こういう商品の場合、ネット書店も決して早くはないですし、果たしていつ届くのか、散々待った挙げ句品切れでしたという回答が来るかも知れないという可能性もあり、却ってリアル書店が使われているようです。

大学生協によっては学生個人に発送しているところもあると聞きますが送料はどうしているのでしょう? それに万単位の学生と必要な教材の組み合わせ(授業の履修の仕方?)を考えると気が遠くなるような作業です。送料をもらっても手間暇を考えると引き合わないのではないかと思ってしまいます。

あたしの勤務先でも郵便振替で代金(と送料)を送ってもらえば発送することはしていますが、郵便局で振り替えをするという行為にいまの学生は慣れていないようです。いまやあらゆるところで電子決済ですから、本気で直販を伸ばすのであれば、このあたりの対策も考えないとなりませんね。

既に直販を大々的にやっている出版社もありますが、これまではなんとなく「本は書店で売る・買う」という前提があるので、出版社が読者に直接販売するのは遠慮がちなところがありましたが、今後は増えてくるかも知れませんね。

しかし、電子決済とかが絡むとセキュリティの問題がありますし、個人情報保護もしっかりやらないとなりません。そして、発送業務を社内でやるとなると、これは人手もそれなりに必要になりますので、人員配置にもかかわってくることでしょう。いきなり来週から始めましょう、ということにはなりませんね。

何代目でしょうか?

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