暴挙なのか、あるいは蛮勇?

朝日新聞の夕刊の一面です。

昨日から名古屋で始まった乃木坂46のコンサート、通称バスラの記事です。

いや、乃木坂ではなく、巷を賑わせている新型コロナウイルス対策に関する記事といった方がよいでしょうか?

軒並みイベントが中止や延期になっている中、数万人が集まるイベントを開催している乃木坂46。世間はこれをどう見るのでしょうか?

もちろん、これだけのお金が動くイベントをおいそれと延期などできるわけもなく、結構するか中止にするかの二択だったと思います。

今回のコンサート実施、後になって「よくやった」と言われるのか、それとも「世紀の暴挙」と呼ばれることになるのか?

スカパー!ではなくて……

いきなり二つの新番組のお知らせ。

まずは乃木坂46の四期生によるドラマが、DoCoMoのサービス、dTVで放送されるようです。そして、もう一つは日向坂46のバラエティーが、ひかりTVで放送になるようです。

「欅坂46は?」なんて意地悪な質問はしないでください。欅坂46の場合は、まずは新曲のリリースでしょ。

で、上記の二つの番組ですが、dTVとひかりTVでの放送です。

さて、これらの番組、見られる人ってどれくらいいるのでしょう? ふつうにdTVやひかりTVのけ役をしている人がどれくらいいるのか、ということですが……

スカパー!やWOWOWに加入している人は、昨今ではだいぶ増えてきたと思いますが、これらになるとどうなのでしょう? dTVの場合、DoCoMoユーザーなら比較的加入しているのでしょうか?

決して加入者が大井はいえないこれらのサービスで、あえて人気の乃木坂や日向坂を使うというのは、単純に加入者を増やしたいからなのでしょうけど、果たしてどれだけ増えるのでしょう?

昨日は何の日?

昨日、2月20日は歌舞伎の日なのだそうです。あたしも初めて知りました。

ということで、『歌舞伎オン・ステージ』の写真を載せてみます。

だったら昨日載せればよかったのに、と言われそうですが、あえて外してみた、と格好付けたいところですが、実は昨日も終わるころ、自宅に戻ってから知った情報なので、本日の掲載となってしまいました。

この『歌舞伎オン・ステージ』も品切れの感が増えていまして、現在、あたしの勤務先で歌舞伎と言えば『歌舞伎登場人物事典(普及版)』になります。

さて、そんな2月20日は元乃木坂46のメンバー、橋本奈々未と伊藤万理華の誕生日です。乃木坂46には誕生日が同じというメンバーのペアが他にもいますが、この二人もファンの間では誕生日が同じということで有名でした。

なおかつ、橋本奈々未(ななみん)の場合、この日が引退の日でもあり、三年前のこの日卒業コンサートが行なわれたのです。毎年この日が来るとネット上にはななみんを懐かしむファンの書き込みが溢れ、今年もツイッターで話題になっていたようです。

確かに、あたしも、ななみんの現役時代にはまいやんよりもななみんの方が好きでした。今ごろどうしているのかなあ、と2月20日なると考えてしまいますね。

今シーズン初!

昨日の外回りの帰路、最寄り駅の駅ビル内にある和菓子司で桜餅を買いました。

本当は、数日前に母が「きんつばが食べたい」と言っていたので探しに行ったのですが見当たらず、目に飛び込んできたのが桜餅だったので、ついつい買ってしまいました。

今シーズン初です!

お隣には草餅も並んでいましたが、あまり日持ちのしない生和菓子、たくさん買っても仕方ないので、今回は桜餅のみとしました。

とても美味しかったです!

外回りをしてもよいのか?

街を歩いていて、思いのほかマスクをしている人が少ないのは、マスクが手に入らないだけなのでしょうね。あと、マスクの有効性についても疑問が出ていますし……

ただ、マスクって、ウイルスを防ぐにはほとんど効果がないと言われていますが、自分が菌をまき散らさないというエチケットしては大事なようです。確かに、近くでゴホゴホやっている人がマスクはおろか、口元を手で押さえていなかったりするとイラッと来てしまいます。

マスク不足問題は、この時季の風物詩、花粉症の人にとっても由々しきことですよね。来月には増産体制も整うということですが、どうなることやら。

そんな感染列島ですが、あたしのような営業マン、外回りに出ていてよいのでしょうかね? 今のところ「営業回りも自粛」という通達が出た、なんていう出版社の話は聞きませんが、自宅勤務を認めたところがあるとは聞きました。

書店イベントも次々に中止や延期に追い込まれていますし、そもそも書店だけでなく、街に人が少ないと感じます、都心でも。これでは本どころか、あらゆる商品が売れなくなるわけです。だからといってネットショップが繁盛しているわけでもないようですし。

あたしの勤務先も何かしら方針を出してくれるのでしょうか?

国家の歴史と個人の歴史

ノーベル賞作家、オルガ・トカルチュクの『プラヴィエクとそのほかの時代』読了。

ポーランドにある架空の村、プラヴィエクとそこに暮らす人々の物語が短いエピソードの積み重ねによって語られます。

語られる時代は、第一次大戦のころから現代まで。ポーランドがソ連やドイツの侵略によって国土を蹂躙され、そこから共産主義国家として立ち上がる、まさに苦難の近現代史です。

しかし、物語はそんな国家の歴史、大きな歴史とは無縁の庶民の歴史です。だから、直接戦争の話が採りあげられるわけでもないですし、革命の話が前面に出てくるわけでもありません。そういった国家の歴史は後景に置かれ、著者の筆はどこまでも個人個人を追いかけます。

だからこそ、庶民にとっての歴史とは何なのかがよくわかりますし、国家の歴史とは異なるもう一つの歴史、と言うか時の流れが感じられます。個人の歴史の中に時々顔を出す国家の歴史は、あからさまに暴力を振るうわけでもなければ、何か恵みを施してくれるわけでもありません。それでも気づくと個人の歴史にもじんわりとした影響が及んでいて、嫌が応にも庶民はそこに巻き込まれ翻弄されてしまいます。

ポーランドは、国も個人も苦難の近現代史を生きてきたんだなあと、しみじみ感じられます。ちいさな断章の連続ですが、個人的には「クルトの時」の一篇を読むだけでも、本書を繙く価値があると思いました。

連載は何回続くのでしょうか?

2月8日の読売新聞朝刊です。

乃木坂46からの卒業を発表した白石麻衣のインタビュー記事が載っていました。それもカラー写真まで載っていました。

この記事のことはネットで、この週末に知ったので、週が明けたら勤務先で読もうと思っていたのですが、「もしかしたら毎週載るのかしら?」と思って15日の紙面を見たら、案の定、第2回が載っていました。

さすがに第1回目よりは小さくなっていますが、それでもカラー写真入りというのは、ファンとしては嬉しいです。

記事を見る限り、全何回とかって書いていないので、今月いっぱい全4回くらいの連載なのでしょうか? とにかく毎週楽しみが増えました。

ところで、まいやん、卒業後はどうなるのでしょうか?

とりあえず今は女優として使われていて、今週末公開の映画の宣伝でこのところテレビに出まくっています。しかし、女優としてやっていけるだけの魅力というか、スキルがあるのか、ファンながら若干の不安も覚えます。

まいやんはアイドルになる前は保母さんを目指していたというので、芸能界をすっぱり引退して、そういう道へ進むのもよいのではないかと思うのです。

出版社としては……

朝日新聞の声欄に載っていました。

児童書ですと、どの学年の児童向けなのかによって、漢字を使ったり平仮名にしたり、かなり厳密にやっているようですが、一般書籍の場合、あまり規則と言えるほどのものはないようです。せいぜいのところ、常用漢字だったらふりがなも振らず漢字のままでよいか、と言う程度でしょう。

小説だったら著者の仮名遣いが味わいですから、それに従うべきなのでしょうが、昔の本は結構漢字が使われていたと思いますし、そして漢字にはすべてふりがなが振ってあったと思います。

ちょっと意味が不確かな単語でも、仮名が振ってあれば国語辞典を簡単に引くことができますが、仮名が振られていないと読み方から調べないとなりませんので、引かずに済ませてしまうこともしばしば。それだとわからないこと、不確かなことをそのままにして先へ進んでしまうので、やはりよくないよなあ、と思います。

で、いまもできるだけ漢字を使い、漢字にはすべてふりがなを振るという方針の出版社ってあるのでしょうか?

特別展もいずれ値上がる?

今朝の朝日新聞に載っていました。

東京、京都、奈良、九州にある国立博物館の入場料が値上げになるそうです。

多くの人は特別展に行くことばかりで、通常料金で平常展を見に行く人というのは根っからの博物館好きな方ではないでしょうか? だからこそ、この値上げは痛いのではないかと思います。それに、修学旅行の学生たちも、多くは特別展ではなく平常展の見学・参観が主でしょうから、これも値上げは辛いところでしょう。

博物館というと、人気のある展覧会は入場規制になることもありますが、そんな展覧会は実は滅多になく、特別展ですら曜日や時間を選べばゆったり見学できることが多いです。しかし、国内や海外から国宝や重要文化財級の品々を集めてくるとなると、その運送費や保険代だけでも相当な金額になるのは予想がつきます。特別展は押すな押すなの大行列で入場規制になるくらいでないと元は取れないのではないでしょうか?

翻って平常展。実は国立博物館は常に国宝や重要文化財がさりげなく展示されています。あたしも特別展を見に行っても時間があれば平常展も覗くようにしています、せっかく来たのですから。

しかし、こういう時、特別展のチケットで平常展も見られるわけですが、どのくらい博物館の収入になっているのでしょう。特別展って、たいていは新聞社やテレビ局がスポンサーについているので、入場料の過半はそっちへ持って行かれてしまうのでしょうか? だとすると、やはり博物館自体は雀の涙でしょうね。

見えているものだけではなく、修理ができずに展示も行なえない国宝や重要文化財も多いのではないでしょうか? アメリカの顔色をうかがって高い戦闘機やミサイルを買っている暇があったら、もっと文化的なものに予算を回して欲しいところです。それと資産家の人の寄付ももっと募れないものでしょうか? 海外ですと寄付で運営しているところも多いと聞きますが。

中年男性の悲哀?

昨日の朝日新聞の読書欄です。

パク・ミンギュの『短篇集ダブル サイドA』『短篇集ダブル サイドB』が紹介されていました。

この二冊については、あたしも既にこのダイアリーで触れていますので贅言は慎みたいと思いますが、とにかくとても素敵な短篇集です。

SFっぽい作品と、韓国社会の影の部分を描いた作品と、かなりトーンの異なる作品が散りばめられた短篇集なのですが、あたしはやはり評者・都甲さんも取り上げている、韓国社会の中で辛酸を嘗め、悲哀という言葉では言い表わせない辛さを抱えた人々、特に男性たちの生き方を描いた作品に心を打たれました。

なお、パク・ミンギュの作品でしたら文中に挙がっている『亡き王女のためのパヴァーヌ』『ピンポン』(←あたしの勤務先の刊行物)もいいですが、『カステラ』や『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』もお薦めです。