Bluetooth

タイトルのBluetoothという言葉、聞いたことない人もいるかもしれません。スマホなどで周辺機器と無線でやりとりできる規格のことです。

これがなに? と言われそうですが、いま、Bluetooth対応のヘッドホンを買おうか、買うまいか、思案しているところです。事の発端は、iPodで使っているヘッドホンが壊れたためです。もう何個目でしょうか? 物理的には特に問題ないように見えるのですが、ケーブルの中で断線が起こっているようで、右あるいは左だけ聞こえなくなってしまうのです。確かに、カバンに仕舞うときにはiPodに巻き付けていますので、きつく折れたり、あるいはカバンの中で無理な力がかかっているのかもしれません。が、その症状はある日突然やってくるのです。

で、ケーブルが問題ならば、できるだけケーブルレスにしようということでBluetoothです。ただ、iPodはBluetooth対応ではないので(少なくともあたしの所持しているものは)、Bluetooth対応ヘッドホンはiPodでは使えません。となると、スマホで聞くことにすればよいわけですが、スマホのバッテリーはどうなのでしょう? 通勤電車の中を見回すと、スマホで音楽を聞いているとおぼしき人、増えましたね。それだけスマホのバッテリーが長持ちするようになったのでしょう。

あたしもそうしてみようかなと思案中です。ただ、そうなると、いまiPodに入っている音源をスマホに移さないとなりません。これがまた面倒です。特にネットからダウンロードした映像(MusicVideo)も結構あるので、それもうまいこと移せるのかどうか……

もうしばらく思案してみます。

こんなに? それとも、この程度?

東京国際ブックフェア、準備の日も含めると都合5日間のイベントになるわけですが、今年はうまいこと当番の割り振りができて、あたしは本日一日のブース当番で御役御免です。初日はそれなりに混む、三日目と四日目は一般公開日なので混雑するという合間の本日二日目は、毎年一番客足が少なく、売り上げも少ない一日です。つまりブース当番も楽なのではないか、という感じです。

とはいえ、それなりにお客様はいらっしゃいますし、一日たっているというのは辛いものです。年に一度の「書店員気分」、いや「気分」なんて言っては書店員さんに失礼ですね、「書店員体験」をさせてもらっていると思って、毎年取り組んでいます。

ところで、朝一番で、まだ他のブースの人たちも出てきていない頃、あたしの勤務先が参加している「書物復権10社の会」のコーナーを写真に取ってFacebookに投稿しました。それがこの写真です。

書物復権10社の会のコーナー

まだ布がかぶさっているので、全体像はわかりにくいかもしれませんが、各社が自社の本を所狭しと並べています。なかなか壮観です。買いたい本が目白押しです。2割引きだし、クレジットカードも使えるし、でついつい買いすぎてしまう方も大勢いるのでは亡いでしょうか?

さて、写真に写っている通路はずーっと続いていますが、反対側を向くと、正面に「楽天kobo」という大きな看板のある「楽天」のブースです。看板どおり、koboを展示しているのでしょう。

で、ふと思ったのです。koboでもいいし、アマゾンのキンドルでも、なんでもいいんですけど、世に発売されている電子ブックリーダーに、この「書物復権10社の会」のブースに並んでいる書籍が全部治まるのだろうか、と。

もちろん、ここに並んでいる本は現時点ではほとんどが電子化されていないものばかりですので、あくまで電子化されていたとしたらの話です。もし、そうなっていたら、電子書籍リーダーに治まるのでしょうか? 電子書籍リーダーも容量に違いがありますよね。それにどういう形式の電子書籍で収録するのかもにもよると思いますが、恐らく世間の大多数の人はそういうこともよく理解されていない程度の知識だと思います。ですから、とりあえず漠然と電子書籍と呼んでしまいますが、とにかく、ここに並んでいる本がすべて一台で収録できるのか、ということです。

カラー図版は容量を取るなあ、うちみたいに語学書は音源が付いているから、それも収録するの、といった問題が起きますが、それも全部引っくるめないと収録している意味がありませんよね。するとどうでしょう? あたしの予想では、たぶん一台では収録しきれないと思います。では、何台あれば足りるのか?

いや、電子書籍リーダーを何台も持ち歩くなんてナンセンスでしょう。そういう使い方は想定されていないはずですし……

しかし、この程度の書籍すら入りきらない電子書籍リーダーって、どうなのでしょう? いや、そんなに収録する必要はないのでしょうか? 一時に持ち歩くと考えればそんなに必要ないでしょう。でも、紙の本は読み終わっても捨てずに本棚に取っておけますよね。そして、また好きなときに思い出したら読み返せますよね。

でも、電子書籍は読んだ本をどんどんためていくといずれいっぱいになってしまいます。いや、自宅の本棚だっていっぱいなってしまいますが、床に置いたり、そこらに置いたりして置くことは可能です、紙ならば。でも電子はそうはいきません。そうすると、読書好きならば一年か二年でリーダーはいっぱいになってしまうのではないでしょうか?

そんなことを思いながら、今日のブックフェア会場におりました。

カムバック

修理に出していたタブレットが戻ってきました。いや、正確に言えば、ドコモショップへ取りに行ったので、メーカーから送られてきたわけではありません。

で、修理に出すに当たって初期化してありましたので、アプリのインストールとか環境設定など、すべてやり直しです。ああ、面倒くさい。

いま後悔しているのは、初期化する前に、画面のコピーを取っておけばよかったということです。そうすれば、どういう風にアイコンを配置していたか、どんなアプリをインストールしていたのか、よくわかります。まあ、この機会に一から環境構築するのも悪くはありませんが、一番厄介なのは、アプリのインストールではなく、インストールした後、最初の起動の時に設定するIDとパスワードです。クラウドサービスにしろ、SNSにしろ、メールなどにしろ、結構いろいろなところでIDとパスワードって設定しているのですよね。どれにどんな文字を設定していたのか、まるっきり忘れているわけではありませんが、必ずしも正確に覚えているわけでもありません。これが一番厄介な作業になりそうです。

たぶん、明日もこんな作業で一日が終わるのでしょう。

さよなら、タブレット

あたしの手元からタブレットがなくなりました。

この半年くらい、ドコモの「F-02F」を使っていました。外回り営業に出た時に、メールのチェックなど、それなりに重宝していたので、これがないと不便です。いや、無ければ無いなりに慣れてしまうのでしょうか?

別になくしたわけではありません。修理に出したのです。

では壊したのかというと、そういうわけではなく、壊れたわけでもありません。

実は、液晶の端の方が黄ばむという現象に、この数日気づきまして、よく見ると、画面の四辺のうち三辺に黄色い帯のような筋が入っているのです。もちろん画面の汚れではありません。拭いていましたが落ちません。かといって、操作や使用に支障があるのかと問われると、特にそういうこともなく、端っこの方なので気にしなければ気にならない程度のものです。

ただ、念のためネットで検索してみると、この症状、意外とヒットするんです。画面の黄ばみ以外に問題がなければ無償修理をしてくれるという情報もあり(←傷やへこみなど、いろいろチェックされ、そういうのがあると有償になる場合もあるようです)、とりあえずは、どんな対応をしてくれるか、本日午前中に近所のドコモショップへ行ってきました。

その結果、確かに黄ばみが確認され、他に傷などの問題もないので無償修理ということになり、タブレットを預けてきたという始末。ちなみに、ネットでヒットした記事の中には修理されて戻ってきても、しばらくするとまた黄ばみが出た、というものもありました。となると、何か根本的な問題、設計上の問題があるのかもしれませんね。とにかく、修理から戻ってこないと何とも言えません。

で、修理に出している間、ドコモショップでは代替機を貸してくれるということでしたが、二世代前のモデルしかないということなので断わりました。ですから修理が終わるまでタブレットなしの生活となります。それもまたスッキリしてよいかも、と思っています。

多少の不便はあるでしょうけど、タブレットのない生活自体にはあまり心配とか不安はないのですが、一番憂鬱なのは修理が終わって戻ってきた時です。タブレットは修理に出すに当たって初期化してしまいましたので、戻ってきた時には、カスタマイズした部分がすべてパーです。後から自分でインストールしたアプリもすべて無くなっているはずです。使わないアプリなら再インストールしなくても構わないですが、いったい何をインストールしてあったのか、そういう環境をバックアップしておけばよかったかな、いや、そもそもそういうバックアップの仕方ってあるのか、できるのか、そこがわかりません。

使っていた環境に戻すのに時間がかかりそうです。それに、一週間程度と言われましたが、そのくらいで戻ってくるのか……

ネットに繋がっていると怖い!

昨日、NTT DoCoMoが新製品発表会を開きました。

ご存じの方も多いと思いますが、あたしはふだん、ドコモのタブレット「Galaxy Tab 10.1」を使っています。2011年11月発売で、その頃に購入したので、ほぼ2年がたつわけです。例の「2年縛り」も晴れて終了となります。そのタイミングを計るかのような新製品発表会でした。

とはいえ、最近のトレンドは5インチクラスの画面を持った、いわゆるスマホ、タブレットは7インチタイプが主流になろうとしている昨今、10.1インチのタブレットは、ケータイ会社から出ないような雲行きでした。Wi-Fi接続のみの、携帯電話会社に依存しない、メーカー製タブレットなら東芝や富士通や台湾メーカーからも10.1インチモデルが出ていて、ドコモからはそろそろ新しいのでないのかな、という期待感はありました。

ただ、このタイミングで発表がなければ、特に現在使っているタブレットが壊れたわけでも、ヒーヒー言っているわけでもないので、あえて機種交換をする必要はないのですが、やはりスペックがよくなった新製品には魅力を感じます。で、今回の発表会です。

あたしが使っているサムスンの製品は、10.1インチ画面のタブレットでは新商品はありませんでした。と言いますか、10.1インチの商品は富士通のタブレット一つだけしか発表になりませんでした。選択肢も何もあったものではありません。これに決めるか否か、です。もちろん、発表会には間に合わなかったけど、突然新製品が発売になることはこれまでにもあったので、特に外国メーカーの場合、ギリギリまで情報を表に出さないという可能性もありますので、年末近くになっていきなり「サムスンから10.1インチタブレット発売!」というニュースがドコモ経由で入ってくるかもしれません。

ただ、あたし自身は取り立ててサムスンが好きなわけではなく、あの時点ではスペック的にも機能的にもこれしかないという状況だったに過ぎません。幸いにも、今回の富士通製タブレットはなかなかスペックなどもよさそうです。かなり食指が動きます。

と、こういうことを考えると、こんな気持ちが機会に伝わるのでしょうか、いま使っているタブレットの様子がおかしいです。使っていると、いきなり再起動がかかることがあります。どうして? と悩んでいる暇も与えてくれません。

Windowsも、新しいバージョンの発売が近くなると、現在のパソコンの調子が悪くなるということはよくあります。ネットを通じて、バグの修正とかアップデートに名を借りて、マイクロソフトが動きをおかしくするプログラムを送りつけているんだ、というまことしやかな都市伝説もあります。かつてのように、パソコンはスタンドアローンで使い、ネットに繋がっていることは稀、という時代なら生まれない話です。常にネットに繋がっていて、いつも人知れず何かしら交信(更新?)しているからこそ、そんな都市伝説が生まれるのでしょう。ただ、マイクロソフトがそういうことをしていないという確証もないので……

で、タブレットでも同じようなことが起こるのかわかりませんが、ドコモの陰謀なのでしょうか?

 

Wi2 300

あたしは毎日、最寄り駅までバスを使っています。
(って、バスを使っているのに「最寄り」という表現が正しいのか、至極悩める乙女なのですが……)

そのバスは京王バスで、東京ではそれなりの大手の会社です。京王バスのよいところは、金額式定期券があるということもありますが、個人的にはWiFiが使えるというところもポイントなんです。営業エリアでも京王バスを使うことが多いので、移動の途中、バスの中でメールのチェックなどができて便利です。

WiFiは「Wi2 300」というサービスで結構あちこちにスポットがあります。これが京王バスの車内にスポットを設けているので、車内でも快適な無線LANができるのです。月額料金も安いですし、そういうメリットがあるのであたしは会員になっています。ところが、最近、どうも京王バスの車内での電波の状況がよくありません。

別に車内が混んでいるわけではありません。それなのに、WiFiの電波をキャッチできなかったり、繋がってもすぐに切れてしまったり、と安定した通信ができません。メールチェックなどログインしないとならないものは、WiFiで繋がっているものが途中で3G回線に切り替わるとエラーを起こして繋ぎ直しをしないとならなくなり、非常に面倒です。あたしのタブレットが悪いのか、それとも京王バスの方の設定なのか、理由はわかりません。少なくともバスの運転手が何か操作をしているようには見えませんし、何人かを除くと運転手さんはそういったITには弱そうな方ばかりとお見受けしますので、彼らがスイッチを切っているといったことはないでしょう。

うーん、いったいどういうことなのでしょうか? バスの車体によっても違うのでしょうか? 確かに、古いタイプの車体ですと無線LANのアンテナなど設置されていないでしょうから、そもそも繋がるわけもありませんよね。非常によく繋がるバスもあるんですけどね。

2年縛り

ドコモでも、auでも、ソフトバンクでも多くのケータイ会社が顧客獲得のためにさまざまな割引サービスをしているのは承知のことです。いったいどれが一番安いのか、そして最終的にはお得なのか、ほとんど保険の契約コースと同じくらいややこしいことになっています。保険の場合は最近は保険の相談窓口のようなものがあって、保険会社に関係なく、自分の契約コースがお得なのか否か判断しアドバイスしてくれるところもあるようですが、ケータイの場合は聞いたことがないです。

さて、タイトルにもある2年縛りです。2年縛りは俗称でしょうが、つまりは2年間使い続けることで安くなるという風に記憶している方もいるようですが、あたしも同じです。あたしが使っているドコモのタブレット、Galaxy Tab 10.1は使い始めて1年半くらいですが、契約時に2年使い続けること念押しされた記憶があります。まずは、2年使いづけることによって割引きが受けられるわけです。本音はわかりませんが、ドコモからすれば「2年間は弊社とご契約いただけるわけですね、ありがとうございます」という感じでしょうか? 次に2年間津使い続けることによって商品の代金を2年間の月賦で支払うことができるわけです。これによって初回に大きな金額を払わなくて済みます。数万円しますが、2年間、24か月で割れば、月々の払いは少なくなりますから、なんとなく安くなったような気分だけは味わえます。実際のところ2年契約するということで割引きを受けていますから、月々の払いもそれほどの金額にはならなかったと記憶しています。

理解に誤りがあるかもしれませんが、2年縛りとは上記のようなものだと思います。この2年が長いと感じるか短いと感じるか、あたしの場合、なんだかんだともうじき2年になりますから、それほど長いと感じませんが、新製品が出るたびに物欲を刺激されるタイプの人であれば2年はあまりにも長いかもしれません。確かに日進月歩以上に進化の早いケータイの世界では、1年もたてば自分の買った最新モデルも旧式の陳腐な製品に見えてしまうこともざらです。

その一方、使いこなせていますか、手に馴染みましたか、という観点から見れば2年というのは案外ちょうどよい長さではないかという気もします。あたしの場合、タブレットでその後魅力的な新製品が出ていないこともあり、特に物欲が刺激されることはありませんでした。世は7インチのタブレットが優勢ですが、あたしはやはり現在使っている10.1インチが慣れてしまっているので、7インチに変えようという気は起こりません。10.1インチでもっと軽いものが発売されれば物欲が刺激されるかもしれませんが、今のところそういった製品がどこも意外でも見当たらないので、このままでは2年縛りを優に超えて3年、4年と使い続けることになるかもしれません。

で、あたしが問題にしたいのはこの2年縛りという制度のことではありません。いろいろ意見はあるかもしれませんが、あたしの使い方からして2年が長いとは感じないので2年も拘束されるという感覚はありません。むしろ、その間にドコモから新製品の案内が季節ごとに届くことです。ドコモにはあたしがどの機種をどの店でいつ買ったか、どんな契約コースを結んでいるのか、すべてわかっているはずです。つまり2年間はその機種を使い続けてね、という契約をこちらも結んでいます。

なのに、そんな契約を結ばせたドコモの方から、「こんどこんな新製品が出ますよ」といったアナウンスをするのはいかがなものでしょうか? たぶん、ドコモだけでなく、auもソフトバンクも同じだと思います。これでは2年縛りを破棄しろと迫っているようなものではないでしょうか? そして物欲の旺盛な人や人から勧められるとすぐになびきやすい人はまだ2年経過していないのに機種変更をしてしまうのではないでしょうか? その結果、違約金的なものを払わされるとしたら、ケータイ会社は詐欺のようなものではないかと感じるのですが……

音信不通でした

昨日までの出張、否、ツアーですが、タブレットの電源ケーブルを持っていくのを忘れ、ホテルの部屋で充電ができませんでした。持ってくるのを忘れたことに気づいたのは初日にホテルに着いて、東京から送っておいた荷物を解いた時でしたので、朝から持ち歩いていたタブレットのバッテリーは半分ほどになってしまっていました。

これではとても五日間のツアー中に持って歩くことはできない、と腹を括って、今回のツアー中、タブレットはホテルの部屋に置きっ放しにしておきました。もちろん電源を落とした状態で、です。ですので、昼間、ツアーのステージでパフォーマンスを披露している時には、その合間にメールチェックなどをすることは一切できず、毎日、夜、ホテルの部屋に戻ってから、やはり持参していたノートパソコンでメールチェックをしておりました。

ですので、メールは一応チェックしており、晩や翌朝に返信をすればよい要件についてはできる限り返信するようにしていました。ただ、会社のPCの中に資料やデータがあるような問い合わせには答えることもできず、いまツアー中なので帰京後に返事します、というとりあえずの返信だけを書いたりしていました。

問題は会社からの「至急連絡してください」「電話をしてください」といったメールです。メールチェックをした時が既に夜の7時とか8時ですから、たいていの人は会社にはいませんよね。連絡のしようがありません。昼間は公衆電話から連絡をするにしても、関西の方へ連絡するならまだしも、東京へとなるとテレホンカードが何枚あっても足りません。

うちの会社は外回り営業だからといってケータイを支給してくれるわけではありませんので、こうなっては連絡の取りようがありません。なので、今回の出張中、「電話をしてください」という会社からのメールはすべて無視いたしました。仕方ないです。

でも、連絡が付かなくても、意外となんとかなるものではないでしょうか?

ドコモでもソフトバンクでもどこでもいいのですが、出張の一週間だけケータイをレンタルするという契約というか、使い方は可能なのでしょうか? そのくらいであれば、うちの会社もお金を出してくれるのではないかと思うのですが……

このご時世、ケータイがないと不便でしょうか?

あたしは不便を感じませんが、あたしに連絡を取りたいと思っている人が不便を感じるのでしょうね。でも、そんな人がどれくらいいるのか、あたしにはわかりませんし……

 

電子辞書のこと

新年度、新学期を控えて、あたしの勤務先でもテキストの出荷が佳境を迎えています。このダイアリーでも何度か書いたかと思いますが、あたしの勤務先の柱の一つは大学の語学テキストです。中国語や韓国語を中心に、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語などを出しています。4月からの授業で使う商品ですから、今が出荷のピークとなるのです。

さて、一昔前なら、語学の授業と言えば教科書と辞書というのが定番でした。語学を勉強するのに辞書がなければ話になりません。そして、勉強が進み出すと参考書を探すという順番になると思います。

ところが、学生の気質が変わったのか、世の不景気のあおりなのか、はたまた本以外にお金の使途ができたからなのか、年々辞書や参考書の売り上げは落ちています。もちろん一般書店ではサラリーマンやOL向けに、生涯学習ブームも相俟ってそれなりに売れていますが、大学での売れ方が極端に落ちています。

原因のひとつに電子辞書があると言われますが、言われたのは、これも一昔前という気がします。確かに簡単な単語集レベルではなく本格的な辞書、それもフランス語やドイツ語、中国語の辞書が搭載された電子辞書が競うように発売された数年前(もう10年以上前?)には、紙の辞書が落ち込んで電子辞書に取って代わられると言われ、一部にはそういう現象も見られました。実際には紙の辞書の学習効果も指摘され、紙の辞書が健闘していると言えますが、紙と電子を足しても、かつてほどの売り上げにはなっていないのが現状です。

数年前まであたしは、かつて小学生か中学生の頃、学校の授業で辞書の(もちろん紙の)使い方を習ったことがあり、これからは授業で電子辞書の使い方を教えるべきではないかと思っていました。もちろん、情報教育といった科目で電子辞書に限らず、ぱ疎音の使い方、ネットとの関わり方といったものは教えられているのでしょうけど、昨今のネット犯罪の低年齢化を見るにつけ、きちんと教えられている気がしません。

でも、とりあえず電子辞書やパソコンはおいておき、これからはスマホではないかという気がします。

あたしの勤務先で出している語学の辞書、一部は電子辞書になっているものもありますが、今後も電子辞書市場って成長するのでしょうか? 単体としての電子辞書やROMカード形式の電子辞書はかなり使い勝手もよくなっていると思いますが、世の若者を見ている限り、早晩、単体としての電子辞書ではなく、スマホのアプリとしての電子辞書に取って代わられるのではないかと思います。素人考えですが、ガラケーにフランス語やドイツ語、中国語などの語学の辞書の載せるより、スマホのアプリの方が製作の敷居が低いような気がするのですが、いかがでしょう?

そして、スマホアプリとなった時、いくらくらいなら売れる(買ってもらえる)のでしょうか?

スマホは危ない!

時々ニュースでも取り上げられますが、ケータイやスマホを操作しながら街を歩く人、前方不注意でかなり危険だという指摘です。確かに、一方的にぶつかってくる人もまま見受けられますね。あるいは柱や壁に激突しそうになっている人とか(笑)。

キーボードの位置が頭に入っていればブラインドタッチ(←あれ、これって差別用語でしたっけ?)ができるケータイより、しっかり画面を見ないと操作できないスマホの方がより危険だと言われています。歩いている人の場合はまだ速度が遅いので、急ぎ足の人を除けばまだ対処のしようもありますが、車を運転しながらケータイやスマホを操作している人は本当に危険だと思いますが、見ていると結構いるものですね。そういう車を見ると、わざと前に飛び出して、ヒヤッという思いをさせてやりたくなります。

と、なぜにこんな話を書いているかと言いますと、今日の書店回りの途次、とある私鉄の駅で構内放送でスマホを操作しながら歩くのはホームから転落したり、電車と接触したりして危険ですからやめましょう、というアナウンスが流れたのです。あたし、初めて聴きました。車内でケータイやスマホでしゃべるのは遠慮してください、あるいは優先席付近では電源を切ってくださいはよく耳にしますが、ホームでの操作に注意を呼びかける放送は初めて聴きました。

確かにその通りですし、そんなことで電車が遅れたりしたらどれだけ大勢の人に迷惑が及ぶかというものです。あの放送が、たまたま駅員さんがアドリブで行なったのか、それともテープが流されたのかよくわかりませんが、これからはもう少し駅の放送に注意したいと思います。