書店営業の途次、声をかけられることがあります。
「ああ、ナンシーさん、お久しぶりです。営業回りですか?」
という具合に。
相手は他の出版社の人だったり、時には書店の方だったりしますが、申し訳ないことに、あたしの場合、10人のうち8人までは誰だかわかっていません。なんとなく雰囲気で、愛想笑いをしつつ、無難に話題を合わせてやり過ごしているだけです。
もちろん、顔はよく知っているけれど名前が出て来ない、という場合もありますが、多くの場合、顔もほぼ覚えていないことばかりです。それこそ、出版社の人なのか、書店の人なのか、はたまた取次の人だったか……
別れた後もしばらく考えますが、当然のことながら思い出せません。
やはり年齢を重ねると人を覚えるのが苦手になってくるのでしょうか?
とはいえ、乃木坂46なら、最近加入した三期生も全員覚えています。欅坂46だって、漢字もひらがなもどちらも全員わかります。もちろん、誰一人として一度も逢ったことないのに、です。AKB48のメンバーだって、姉妹グループを含め数十人は顔と名前が一致します。
となると、覚えられないというのは加齢のせいではない、という可能性が高いです。
つまりは、単純に相手に対して興味を抱いているか、いないか、ということがその差なのでしょうか?
仕事相手なんだからもう少し興味を持とうよ、と言われても、持てないものは持てないので、如何ともしがたいです(汗)。だから、あたしの場合「覚えられない」のではなく、「覚えようとしない」ということなのでしょう。
そのくせ、相手からは非常に高い確率で覚えられているので困ったものです。
せっかくなので、乃木坂と欅坂の推しメンをお伝えしますと(えっ、伝えなくてもいい?)……
では、以下自粛。