長丁場

本日は午後からYA出版会の例会。その後、6時半から場所を新宿三丁目に移して、都内近郊の書店員さんをお招きしての勉強会、懇親会でした。ようやく帰宅しましたが、もうじき日付が変わりそうです。降りしきる雨の中、わざわざいらしていただいた書店員さんにはいくら感謝しても足りないくらいです。

それにしても、YA本を店頭でどうやって売っていくか。

難しいです。

最後は現場の担当者のやる気に還元してしまうのは簡単ですが、そうではなく、もっと工夫の余地はないものか、あるいは現場の人がやりたくなるようなきっかけを作る、提案することはできないか、そんな風に感じます。

とりあえず、フェアにしろ棚にしろ、注文をもらって置いてもらうのは、実は案外簡単なのかもしれません。一回くらいなら親しい書店員さんも協力してくれる可能性はあります。でも、それでは単に置きました、並べましたというだけで、その次の、そしてもっとも肝心な売れました、というところには繋がりません。

いや、売れましたの前に、書店員さんがよし売ろうという気になってくれる「売ります」の段階が抜けているのではないかと感じます。これまで書店でいろんなフェアをやってきて、やはり結果の出るフェアというのは、話の初めから書店員さんの乗りも違いますし、たぶん荷物が入荷した時の書店員さんの昂揚感も異なるのだと思います。だからこそ、フェアが始まった頃に訪問すると、いの一番に「始めたよ」「やってるよ」「もう売れたよ」といった言葉が返ってくるのだと思います。

そんなワクワクを書店員さんに与えることができているのか、感じてもらえているのか,YA出版会が問われているのはそこのところなのではないか、という思いを抱いた勉強会でした。