早出に対する配慮は?

見本出しに行く社用車の中でJ-WAVEを聴いていました。午前中の番組の中で「インターバル規制」という耳慣れぬ言葉が飛び込んできたのですが、なかなか興味深かったです。とりあえず、番組のサイトに以下のような「まとめ」が載っていました。

「働き方改革」特集! 〜「インターバル規制」って?〜

今週のテーマは「働き方改革」特集!2日目の火曜日は『インターバル規制』をチェック!

退社してから次に出社するまで、一定の時間を空ける(=インターバルを設ける)ことで過労を防ぐという、ヨーロッパ発祥のこの制度。具体的に何時間空けたらいいのか?その具体的な中身を知ってぜひ、この番組を聞いている会社でも導入してもらいたい!そこで今日は、『インターバル規制』をはじめ、欧米の労働規制に詳しい健康社会学者の河合薫さんに、お話を伺いました。

▼インターバル規制、現状は?

今日注目した『インターバル規制』とは、EUが制度発祥で、始まりは100年以上前に遡ります。当時のブルム大統領の、とにかく休め!休んで生産性をあげよう!景気を好循環に向けて行こう!という考えの元、このような制度が取り入れられるようになりました。これは今のヨーロッパと日本の福祉、福利厚生のあり方の違いにもつながっており、ヨーロッパは国が福祉の責任を持つのに対して、日本では会社がその責任を持ちます。従って、日本の働き方制度はトップ次第!現在、日本でKDDIやJTBなどが「インターバル規制」を導入しています。

▼自分でできる対策は?

経営者が「インターバル規制」を導入してくれないと何も改善されません!それまでの間、働く人「個人」でできる対策は…とにかく6時間は寝る!ことだそうです。しっかり休むことの大切さを改めて認識できました。まだまだ長時間労働、残業の多い日本ですが、今後「しっかり休む」ことを意識できるよう、変化していくと良いですね。

MCなどの話では、「前日に遅くまで働いたら、翌日は11時から出社する」といった例が述べられていましたが、日本だとやはりそういう方向に行きますね。

何が言いたいのかと言いますと、早くから働いたら早くに上がれる、という方面への配慮がほとんど見られない、ということです。いや、もちろん「インターバル規制」は早出とか残業とか、そういうレベルの話ではないのでしょうが、日本だと「残業=遅くまで一生懸命頑張っている」、「早出=勝手に早く来ているだけ」というイメージというか先入観が強いような気がします。

小売業のようなシフト勤務だと、そういう感覚も薄いのかも知れませんが、9時~5時のサラリーマンの場合は、まだまだ早出に対する理解が足りない気がします。