本屋大賞も発表も無事終わり、と書きたいところですが、今朝の朝日新聞にも直木賞を取って十分売れている本が本屋大賞に選ばれた、ということを伝えていました。
ただ、この問題は、今年があまりにも顕著ですが、ここ数年ずーっと言われ続けてきたことです。記事中にもありましたし、あたしも知り合いの書店員さんから話を聞いたりしますけど、この点について自問自答している書店員さんは多いです。決して、「これていい」と思っているわけではなく、本屋大賞はどうあるべきか、考えている方が多いです。
朝日の記事は、それでも批判と言うよりは現状を紹介している感じなのでマシですが、ネットなどでは更に過激に本屋大賞批判をしているものもあるようです。言論の自由がありますから、批判することは構いませんが、個人的には斜陽と言われる小さな業界で、少しでもプラスになることであればそれを称えるべきであって、足を引っ張るようなことは慎むべきではないか、そう思います。
本屋大賞が、それなりの歴史を作ってきて、まるっきり問題がないとは言いませんが、それは実行委員の方々、言われなくてもわかっているはずなので、外野は温かく見守りましょうよ、と思います。