[3F人文]本日から3階人文書売場フェア棚にて、じんぶんや特別企画「19世紀フランス哲学、再発見のために ─ラヴェッソン『十九世紀フランス哲学』刊行記念』を開催します。フランス革命後、神や王といった超越的絶対者が力を失うなかで醸成された、多様な19世紀の思惟をご覧あれ。Y.O. pic.twitter.com/0iuoucI5kd
— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) 2017年3月20日
紀伊國屋書店新宿本店の3階、人文書コーナーで、19世紀フランス哲学をテーマにしたフェアが始まりました。
知泉書館の新刊『十九世紀フランス哲学』を中心としたフェアで、あたしの勤務先からも同タイトルの『十九世紀フランス哲学』が出ているのですが、案の定、仲良く並んでいます。
19世紀のフランスについては、あたしもこのダイアリーに書いたことがありますが、政治的には体制がコロコロ変わる激動の時代でしたから、それに連れて思想界だってかなり活発だったはず。「中国古代の春秋戦国時代のようだったのではないか」と言ったら、あまりにも門外漢の戯言と笑われるかも知れませんが、そんな印象を持っています。
ちなみに上掲書以外にも、あたしの勤務先の刊行物では『社会統合と宗教的なもの』『共和国か宗教か、それとも』などが並んでいました。
最初に挙げた『十九世紀フランス哲学』の訳者、杉浦直樹さんによるフェア解説小冊子もありました。今回選ばれた本に関するコメント付きです。
とにかく、19世紀フランスというと文学や芸術に綺羅星のごとき有名人が多く、思想方面は等閑視されてきたこれまでですので、こういうフェアが行なわれるのは有意義なことではないでしょうか?
[3F人文]じんぶんや特別企画「19世紀フランス哲学、再発見のために』では、今回も無料小冊子配布中。選者の杉山直樹先生による、19世紀フランス思想が展開される諸状況と、フェア書籍の解説が入ります。哲学のみならず、文学、社会学、政治学など多くの分野の方にご覧頂きたい逸品です。Y.O pic.twitter.com/bdi2Xatlpy
— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) 2017年3月20日