下の写真は、紀伊國屋書店新宿本店、人文書コーナーのエンド台。ちょうどロシア革命100周年記念フェアが始まったところです。
なんとなく、あたしの勤務先の本が多いような気がしますが、気のせいでしょう。とはいえ、意外とあたしの勤務先、ロシアものを出していたんですね(汗)。
そして上の写真は書店に置いてあったチラシです。
一番右は、同じく紀伊國屋書店新宿本店の「心理学書販売研究会フェア」のチラシです。「心理学書、この1冊」として、2016年に話題になったり、書評で取り上げられた書籍のフェアです。あたしの勤務先は関係ありませんが、心理学って、やはりちょっと気になります。
真ん中は水声社のセルバンテス全集のチラシ。なんと全7巻。昨年が没後400年だったそうですが、それにしてもこの時代、力の入った企画です。力が入ったといえば、水声社の「人類学の転回」も渋いけれど、興味深いシリーズです。
そして一番左は、KADOKAWA・講談社・新潮社・中央公論新社・文藝春秋という大手合同の「藤沢周平没後20年文庫フェア」のチラシです。広げると簡単な年譜にあさのあつこ、上橋菜穂子、中江有里による「おんなが愛する藤沢周平」という文章、それに北大路欣也のインタビューが載っています。
文庫のフェアなので言っても仕方ありませんが、個人的には『藤沢周平伝』も並べてもらいたいところです。
最後に、これはチラシも何もありませんが、講談社のメチエから『天皇と和歌』という本が出ました。
同社のサイトの内容紹介には
被災地やかつての戦地を訪れ、その思いを歌に詠む現代の天皇。和歌と天皇は、万葉の時代から、多彩かつ強固に結びついてきた。ライバルを次々と倒して即位した雄略天皇は〈愛〉の歌を詠み、二十一もの勅撰和歌集が五百年以上をかけて編まれ、歌道の秘伝「古今伝受」は、「御所伝受」として江戸時代に存続し、明治天皇は、生涯に十万首におよぶ歌を詠んだ。和歌を通して見えてくる、「日本社会にとっての天皇」とは。
とあります。ちょっと視点は異なりますが、『うたう天皇』を一緒に並べてもらえるとありがたいのですが……
なぜ和歌を詠むことが天皇の重要な仕事なのか。その目的が恋や自然賛美だけではない、平和を手中に収めるための国づくりの「日本知」であることを、万葉の碩学が鮮やかに読み解く。
同書の内容紹介は上の通りです。