鳥だけど鳥じゃない?

今朝の朝日新聞で『オはオオタカのオ』が紹介されました。

 

先週の日本経済新聞に続いての紹介となります。

 

上の画像は、左が朝日の記事で、右が先週の日経の記事。

どちらも詩人の方が評してくださっていること、その表現を褒めてくださっていることは偶然ではないと思います。お二人とも「人間ではないとはどういうことか」の部分を引用されているのも、やはり偶然ではないでしょう。

さて、このことからわかること、それは本書が書店で置かれる場所です。

たぶん、このタイトルですから、多くの書店では「鳥類」の棚に置かれているのではないでしょうか? それはそれで正解です。ただ、一般に書店の「動物」の棚は図鑑的なもの、写真集的なもの、そして飼育の仕方や生態を扱ったものが中心で、こういった読み物、特に翻訳物は置かれていないことが多く、置いてあっても少し違和感を感じるものです。

もちろん、このような読み物をしっかり揃えている本屋さんもたくさんありますが、棚の数に限りがある以上、何を棚から外すかと考えたとき、この手の書籍が真っ先に抜かれる運命にあるとも言えます。

しかし、先週と今週、二週にわたって掲載された書評を読んでいただければおわかりのように、本書は上質のノンフィクション、人の生き方を考えさせる本であります。ですから「文芸」コーナーなどに設けられている「ノンフィクション」の棚の方がしっくりくるものだとわかります。

入荷してからまったく売れていないんだよね、という書店の方、ちょっと置く場所を変えてみては如何でしょうか? ちなみに本書の原書はベストセラーだそうです。洋書を扱っている書店の方は、是非、原書と一緒に並べてみてください。装丁というか装画は同じです。

ちなみに、こんなの作ってみました!