本屋さんの明日、明日の本屋さん

昨日の朝日新聞に載って生きた記事です。

苦しいのは本屋さんだけでなく、出版社も取次も同じで、つまりは業界全体が気息奄々としている状態です。果たして明日はあるのか?

記事の中にもありますが、図書館と本屋の関係というのももっと真剣に考えないといけない問題なんだろうなあと思いますが、これについては出版社もかなり立場が異なるようなので難しいところです。

地域の実情に沿う。店主の思い入れが極めて深い。そんな個別性のある店は今後も求められるでしょう

とあります。「書棚が魅力を放っている鳥取の店」というのはわかります。きっとお客様のニーズを捉え、求められるものをしっかりと並べているのでしょう。

その一方、「農業が盛んな地域に近く、お米や野菜も売る秋田の店」と言われると、結局本は売れないんじゃないか、という気もしてしまうのは、あたしが天の邪鬼だからでしょうか?

文具とか雑貨、喫茶などを併設している本屋が増えている昨今。そういうものの隆盛を聞くと、出版社としては「本に魅力がないから、他の商品で集客を図らなければならないんだよ」と言われているようで複雑な気持ちになります。