店頭でこんな本を見つけました。本の雑誌社の『渋谷の農家』です。
脱サラして農業を始めた40代のお話。渋谷のビルの屋上に畑を作ることになったようですが、それってつまり都市で農業をやることですよね? ってことは『シティ・ファーマー』ではないでしょうか? 『シティ・ファーマー』は翻訳書であり、海外の事例は紹介されていますが、著者自身は日本については何も触れていません。ですから、この両書を併せ読むと、国内外の都市農業について多面的な知見が得られるようになるはずです。ぜひぜひ、並べて置いてもらいたいものです。
続いてはテニスの話題。
【池袋】先行発売!『ロジャー・フェデラー FEDEGRAPHICA』刊行記念フェアhttps://t.co/UZ1w1uGSeJ
ジュンク堂書店 池袋本店にて 10/21(金) ~11/20(日)
全国に先駆け完全限定50冊の先行販売。
フェデラー不在の寂しさを埋めるのに好適!— 丸善ジュンク堂書店【公式】 (@maruzeninfo) 2016年10月22日
まずはTwitterにアップされていたジュンク堂書店池袋本店の記事。『ロジャー・フェデラー』という本が近々出るそうです。そのものズバリ、テニス界のスター選手、フェデラーを多角的に捉えたものです。ただの評伝とは一味違ったものになるみたいです。
となると、あたしの勤務先からも『ラブ・ゲーム テニスの歴史』なんて本が出るのが思い出されます。こちらは《テニスの文化史》とでも呼ぶべき一書。歴代のプレーヤーも出てきますが、テニスを巡る社会にも目配りの聞いた、いわばテニスの社会史です。こちらも両書揃って並べていただけると幸甚です。
そして最後は『ラテンアメリカ文学入門』、中公新書です。
ボラーニョも取り上げられています。でも、新書ですから同じ新書仲間の『ラテンアメリカ十大小説』と併売されるのでしょうね。
でも、この両書を新書コーナーではなく、あえて海外文学のコーナーへ持ってくるというのはアリだと思いますし、読者目線に立てば、その方が気が利いていると言えるのではないでしょうか? もちろん、両書で紹介されているラテン作品を一緒に並べて、ですが。